シェイクスピア

Last-modified: 2014-08-14 (木) 03:57:17

シェイクスピア【シェイクスピア】(NPC)

Shakespeare

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  • C4のストーリーの主軸となる吟遊詩人。フルネームはウィリアム・シェイクスピア。
  • 元ネタは言わずと知れたイングランドの詩人・戯曲家シェイクスピア(1564~1616)。
    G13G16の舞台となる「ハムレット」「ロミオとジュリエット」「ヴェニスの商人」「マクベス」のほか、「オセロー」「リア王」「真夏の夜の夢」「ヘンリー8世」などなどの多くの作品を遺したが、その生涯自体については謎に包まれている。
    • 女性だったという説、他の誰か(イギリスの哲学者ベーコン、同時代の劇作家クリストファー・マーロウなどの説が有力)のペンネームであるという説、本人は実は字が書けなかったという説まである。
G13ネタバレ
  • 予言能力を持っていたシェイクスピアは、その予言をモチーフとした詩を作ることができた。
    ある時、彼はパルホロンの災いを予言したが、人々はその予言を信じなかった。しかし程なくして本当に災いが起こったため、パルホロン族にはたくさんの孤児ができてしまった。
    彼はこの孤児たちを連れ、楽しい歌を吹きならしながら世界を回り、孤児たちのために新しい親を見つけてあげたと言われている。
    • その後、ある時を境に彼はぱったりと笛を吹くのをやめてしまったらしい。(ネイル談)
      その笛はセイレーンの手に渡っている。
    • 「子供たちを連れ出した」というくだりだけ見ればハーメルンの笛吹きのようにも見える。
    • かの有名な予言者と呼ばれるノストラダムスのように、シェイクスピアも予知能力を持ち、その内容を作品の中にアナグラムで残したという説がある。悲惨な未来を見てしまった故に、所謂「4大悲劇」を作ったとか。
      事実は定かではないが、ゲーム中の「予知能力」の元ネタはここからきているのかも知れない。
  • このために神々の怒りを買ったシェイクスピアは、神々の牢獄であるエイヴォンに幽閉された。
    その際に作品は全て神々の手によって破壊されたが、彼はそこを脱出し、また別の作品を作る。それが「ハムレット」であった。
  • 脱出した後もエイヴォンの看守であるグリムリーパーブランに追われている。
  • ミレシアンについて何か知っているような様子を見せる。
  • G13のエンディングで、エイヴォンの看守がグリムリーパーも含めて4体いることをほのめかす。
G15ネタバレ
  • 22歳の時に乗っていた船が難破し、何故かソウルストリームに紛れ込む。
    そこで女神モリアンの力により、最初のミレシアンとなった。
    • なお、史実でもシェイクスピアは22歳から29歳までの7年間、どこで何をしていたのか、その一切の記録が残っておらず、「失われた年月(The Lost Years)」と呼称されている。この事はゲーム中でも触れられているため、シェイクスピアはこの期間エリンに滞在していた……というのがマビノギにおける設定らしい。
      • この期間、G14S2の主軸となった「ゴルバンの短編集」などの未発表作品を残している。
    • エリンでの彼の目撃情報は「女性」「子供」「老人」とコロコロ変わっているが、これはミレシアンの「転生して姿が変わる」という特性のゆえだと思われる。
      実際のシェイクスピアも前述の通り女性説があったりする。
      また、”シェイクスピア”は複数人が共用したペンネームであるという説もあり、そちらに由来しているとも考えられる。
  • ミレシアンとしてエリンに来たばかりの頃は、ベラという女性に世話になっている。
    幻惑の演奏を教えてくれたのも彼女。
    しかし、彼がエリンに来て3年後にキホールとその配下に襲われ、敗れた際に最初の転生を果たす。
    それ以降、ベラにはほのかな恋心を抱きながらも、会うことはできないままでいる。
    • その際、キホールには何度も「招かれざる客」と言われている。
  • この事件以降は1人のミレシアンとしてエリンのさまざまな事件に立ち会っている。
    予知夢の能力を身に着けたのもエリンに来てからで、この能力を利用して人々に未来を教え、そして悲惨な未来を変えようとした。
    しかしそれらの行為には結果が伴わず、未来を変えることはできなかった。最終的にはモリアンの怒りに触れ、前述のようにエイヴォンに幽閉された。
  • G15の最終ダンジョンで、自身の予知が外れることに驚いている。同時にミレシアン(プレイヤー)によって未来が変えられるということを確信、再びエイヴォンに幽閉される際に、予知をした記録を残した。
    G15最終イベントネタバレ
    • マウラスと旧知の仲であり、「何かあったら家族を頼む」と託されていた。残念ながらG1でそれが果たされなかったことが明らかになっている。
    • ナオとも会っているようだ。ナオ・マリオッタ・ブラデイリと名付けたことを示唆している。ソウルストリームの来訪者としてはナオよりも年季が入っているようだ。
      • 彼が訪れたソウルストリームは、現在のように明るく光に溢れた場所ではなく、何もないがらんとした薄ら寒い空間という印象を受ける。物語中では、初めての来訪者である彼を迎えるように現れたゴースト達を追い払うが、その際に頻繁にレベルアップする。まるで薄暗いソウルストリームに光明が射すようにも見える。
    • なんとヌアザとも知り合いのようだ。人間に失望したヌアザの内面の変化を感じ取っている。
    • G15スタッフロールにて、ベラの手によってミレシアンが滅亡する予知夢を見ている。
      • 前記にあるように、彼の予知夢は「絶対」ではない。何かしらのイレギュラー(特にミレシアン)の介入で未来が変わってしまう事があると、シェイクスピアは結論付けている。なので、ミレシアンの滅亡は「一つの可能性の結末」として締めくくるのが一番の救いだろう。(プレイヤーにとっては)

G16ネタバレ
  • G15の最後でモリアンに連れ去られたはずのシェイクスピアだったが、目覚めるとそこは何故かラフ王城の地下水路。そして傍らには再会を望んで止まなかったベラがいた。
    ベラに唆されるままモリアンを城壁から突き落とすシェイクスピアだったが、それはモリアンではなくエイリフ国王エフル・マククル2世だった。
    逃走を図るシェイクスピアだが、ベラに呼び止められたところで後ろからルーラバダに刺殺されてしまう。
  • 転生し、ソウルストリームで目覚めたシェイクスピアはモリアンによって再びエイヴォンに幽閉されそうになる。
    しかし、そこにキホールが現れシェイクスピアを連れ去る。
  • キホールからベラが絶対神の造った破壊の欠片であり、彼女には精神支配能力があると聞かされたシェイクスピアは、ベラを救出するためあえてキホールの計画に乗り、キホールに命ぜられた材料を収集。
    ベラの精神支配能力に対抗出来る兜「真実の兜」を作り上げる。
    • この時、シェイクスピアRPで真実の兜の材料を集めるのだが、スキルを確認するとほとんど全種のスキル(しかもキャップ未解放のものも含めて全てランク1)を備えている。
      おまけにエルフジャイアントしか覚えられないはずのファイナルショットウィンドブレイカータウントまで所持している(弓も盾もないのでどちらにしろ使えないが)。
      一体どうやって覚えたのか、気になる。
      • 因みに習得しているスキルはあくまでC4G16までに実装されたもののみで、GENESIS以降に実装されたスキル(人形術など)は所持していない(仮に習得していても専用装備が無いため、大半は使えないが)。
  • ベラに接触するためにタラに攻め込むオーウェン提督の軍勢に潜り込もうとするシェイクスピアは、ルンダダンジョンでミレシアン(プレイヤー)に接触。
    そこでエイヴォンの看守の一人メロウの襲撃を受けるがこれを退け、プレイヤーの協力を得てオーウェン提督の軍勢と共にラフ王城へと乗り込む。
    しかし、ベラはルーによって刺殺されてしまい、シェイクスピアの望みは叶わなかった。
    • ルーラバダとは第二次モイトゥラ戦争の戦友であり知己であるはずだが、ベラしか見えていないこの時の彼には眼中にないらしく、そのベラを刺殺した張本人だというのに一切会話がない。
  • 闘いの後、神々に対する深い怒りを覚えつつ、シェイクスピアは元の世界へと帰還する。
    そして、元の世界に帰ったシェイクスピアが執筆したのが戯曲「マクベス」であった。
    • モリアンによれば「元の世界に戻るとエリンでの記憶・能力は全て消える」とのことだが、完全に消えてしまったわけではないらしく、元の世界のシェイクスピアの部屋にはベラの絵がかかっている。
  • 結局シェイクスピアの予知(ソウルストリーム封印によるミレシアンの族滅=G15のエンディング)は、ベラが自身を犠牲としてティルナノイの崩壊を止め、ソウルストリームの副作用も治めたことでモリアンがソウルストリームを封印する必要もなくなったため、実現することはなかった。

関連項目