バロル【ばろる】
- ポウォールの魔王。
第一次モイトゥラ戦争における指揮官。バロールとも。
強力な邪眼を持ち、睨みまれたものは闇にとらわれて苦悶のうちに命を落とすという。
そのすさまじい強さで人間達を苦しめたが、第一次モイトゥラ戦争でルーラバダと戦い、神剣フラガラッハの一撃で致命傷を受け、倒されたという。 - ポウォールの繁栄を第一に考える後任のキホールとは対照的に、戦争を楽しむ事以外は頭にない正に魔王だったらしい。
しかし、自ら戦いの最前線に立ち続けたおかげで部下の信認は厚く、復活を望むポウォールがいまだに多く存在している。
キホールの人望の無さを考えると大変皮肉な話だ。 - 原始時代のマビノギでは翻訳の問題なのかバロル表記が多く見られたが、現在はバロールに統一されている。
ストーリー
G22メインストリーム「七つの瞼」で彼の名前が出てくる。
この際にプレイヤーに「かつての王」の名前を聞かれるのだが、既存の「バロル」では認識せず「バロール」と入力しなければならない。
これは単なる翻訳における表記ゆれなのだが、古いミレシアンは本項の「バロル」で記憶しており、キホールやヌアザなど様々な名前を入力しては首をひねることになってしまった。
(ほぼバロール表記だが2005年台に実装されたG1~3では翻訳の問題でバロルと呼ばれている)
自ら望んで魔王の地位を手に入れたわけではないと語られる。
強い者と戦うことを好んでいた彼の前には自分より強い魔族が居なくなってしまった。
時々見せた慈悲や情けによって配下の者に頼られるようになってしまったとのこと。
出典
- 元ネタはケルト神話のフォモールの邪眼の王バロール。
ちなみにバロールはルーの祖父(母方の祖父)に当たる。ダーナ神族に圧政を敷いた暴君であったとされる。 - 原作のケルト神話によると、1つ目であった、2つ目だったが隻眼だった、3つ目で額のひとつが魔眼だったとか、様々な説がある。睨んだものを破壊するとか命のあるものを息絶えさせるといった恐ろしい邪眼をもっていたが、その眼が開く瞬間にルーからの投石機*1による攻撃を受けてしまい、のけぞったはずみに邪眼がフォモール軍側を向いてしまった。不運にもフォモール軍は邪眼の力を受けてしまい壊滅したという。
- ただ目を開けるだけなのに…と思うかもしれないが、バロールの魔眼はとんでもない魔力を持っていたため、通常、自分の意志でも開くことができなかった。魔眼の力を使うときは怪力自慢の部下が4人がかりで滑車を使ってまぶたを引っ張り上げないと開かないというほど。
また、彼の前にいると「睨まれた」だけで効果が出てしまうので、常に最前線に立つ必要があった。そのため「発動まで時間がかかること」「最前線で味方から守ってもらえなかったこと」が仇となり、自身が倒された上に能力を誤って味方に食らわせてしまうというダブルパンチになってしまった。 - とはいえ「睨む」だけで相手を倒せるという凄まじい魔眼に対して「前に立つ」だけで命取りになることを考えれば、魔眼が開くドンピシャのタイミングで目を撃ち抜くというのはとてつもない胆力と技量あってのこと。「光の御子」ルーにしかできない芸当だったろう。
- ただ目を開けるだけなのに…と思うかもしれないが、バロールの魔眼はとんでもない魔力を持っていたため、通常、自分の意志でも開くことができなかった。魔眼の力を使うときは怪力自慢の部下が4人がかりで滑車を使ってまぶたを引っ張り上げないと開かないというほど。
関連:第一次モイトゥラ戦争
後任:キホール
娘:エフネ
義息子:キアン
使役:クロウクルアフ
外部リンク:WikiPedia.ja:バロール
