モルフィドリアナス

Last-modified: 2020-12-07 (月) 02:31:16

モルフィドリアナス【もるふぃどりあなす】

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ティルコネイルでのお祭りの夜に出会った見慣れない女性。
独り言をつぶやいている彼女の服を飾っていたものは
「黒き月の教団」を象徴する紋章だった。
彼女は黒き月の教団員の誰よりも真理への熱望が強い者。
その強烈な熱望のゆえ、
頭のおかしい人に間違えられることもしばしばある。

いつか必ず……ヒヒッ……クライマックスに……
しびれるほどの……ヒッ……!

モルフィドリアナス
Morfydrianas

人物

  • G23?『TEMPEST』で登場するキーパーソンの一人。黒き月の教団に属し、錬金術に長ける。
    また、「あのお方」から授かったという力をもって謎の遺物を調査している。
    マナナンが力を回収する描写があったが、その力を与えたのはまた別の人物である)
    彼女の持つ特性「裏面を見抜く目」は、敵の弱点はおろか「世界の境界線」をまたいだ「裏側」にあるものも見出すことができる。
  • 黒き月の教団の幹部で、常に副官が付き従っているレベルで地位は高いらしい。
    見るからに怪しい容姿、怪しい挙動、怪しい口調と怪しいのフルコース。
    しかしミレシアンに話しかけられては驚いてオロオロしだす、パニックになって現れた味方の正体をバラしてしまう、
    自分の興味のある話には饒舌で気持ちが大きくなるがそれ以外ではおおむね挙動不審、と「コミュ障のオタク」のテンプレートのような人物。
    マビノギの策士系キャラクターの通例どおりポンコツ。
    副官からはいつも健康の心配をされている。
  • 容姿は充分すぎるほどに整っているが、ボサボサの髪にクマのついたアブナイ目つき、アレすぎる言動で「キモい」「残念な美人」という評価を受けている。一部のファンからは「キモくてカワイイ」「可愛くてキモい」「ご褒美」と好評らしい。

物語での活躍

G23ネタバレ
  • 実は4人のウァテのひとり、モルヴィス。
    ドレンとも旧知の間柄だが、口ぶりからはかなり年齢差があった模様。
    それなりの年齢とも思われるが容姿は若々しい。これに関しては不審な点が見受けられるが、錬金術で若く保っているのかもしれない。なおエレモンが知っている情報とミレシアンが見たモルヴィスの姿、性格はかなり違うらしい。ドレンが知っている過去の姿は痩せていて背が高い。G23の兵士が今の外見を印象はタレックが背が高く、モルヴィスが背が低いと言う印象をもたれる。とタレックの外見が昔のモルヴィスなのでは?と感じられるような演出になっている。
    • 「女だからとナメられないように」と男装をすることもあったようだが、ドレンいわく「みすぼらしかった」とのこと。オシャレをするように何度か尋ねてみたがあまり興味がなかったようで、特注のコートを仕立ててプレゼントしたのだとか。このコートと同じ物をタレックが注文したらしい
      • モルフィドリアナスがいつも着ているコートはこれのことだろうか。だとするとよほどドレンを大事に思っていたかが伺える。
    • 私生活に関してはズボラ。彼女の研究室はネズミが我が物顔で闊歩しており、掃除も生活圏以外はほったらかし。整理整頓もあまりしないようだが研究資料は大事に扱っているように見受けられる。
      また、特売のチラシをボードに貼っていたりなど生活自体は一応できている模様(副官がやってくれているのかもしれないが)。
    • 好物はケーキのような甘いものらしい。飲酒の習慣もあるようなので成人している模様(あのボディで未成年とは到底思えないが)。
  • 4人のウァテとしては知名度が低く、出不精なことも相まって知っている人は少ないらしい。とはいえ錬金術に長け、とりわけ錬成術に適正があったようで、ドレンもその才能には一目置いていた。
    • 真理探求の欲求が非常に強く、ドレンは道を誤らないか不安に思っていた。ヘルベティウスの一件があってからは研究室に引きこもるようになり、連絡もほとんど取らなくなっていたようだ。
  • その彼女がエイリフ王国、ひいてはエリン全土をも脅かしかねない黒き月の教団の幹部として暗躍していることはエレモンやドレンにとって大きなショックだった。当然だが彼女は王政錬金術師達の長の一人であり、エイリフ王国で大きな発言力を持つ。それが裏切っていたとなれば組織としてはもちろん王国の権威も地に落ちる。
    • 彼女がエイリフ王国を裏切った理由やその真の目的がなにかは未だ謎である。ホムンクルスの研究事件以降は一人で研究の世界に没頭していった事や強い力をもっていたパルホロン族や神の力の原理の解明する目的にしていた事から考えると「解明」すると言う目的が王国にいる限り叶わず教団ならば叶う可能性があったからだろう。スパークにしてもパルホロンの技、能力を解明し錬金術の再現したものでアイバの存在も錬金術で神族の複製を作ったようなものであるから王国による「ホムンクルスの研究の禁止、封印」が大きな理由だと思われる
  • G23のラストでミレシアンに敗北し、助手のタレックも失った彼女は「もう知りたい事はない」と死を望む。
    最後の願いはバロールの邪眼を見て死ぬ事であったが、元々何を目的に行動していたのかは謎のまま。単純に知識欲だろうか?
    タレックとの関係や「あのお方」に支払った代償が何なのかも明言されていない。
  • G23を見る限り、本人に自覚は無かったのだろうが、組織の大きな目的の為にミレシアンを舞台で誘導していく道化のようなポジションであった。

その他

全身

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  • ストーリー中では何度か容姿に関する情報を聞くことができる。当初はローブを纏って行動していたが「ローブのうえからわかるほどふくよか」と言われたり、キャラクターイラストやモデルでも自己主張が激しい(性格の話ではない)。これで男装は無理でしょ。
  • ドレンからは身だしなみに気を使うよう進言されているが、これは「元がいいのにもったいない」なのか「あまりにも悲惨だから」なのかはっきりしない。どちらでもあるような印象もあるが……。
  • 怪しさを示すためか「ヒヒッ……」「ヒッ……」といったいわゆる気持ち悪い笑い、含み笑いがクセのようだが実はこれは日本語版だけのものらしく、英語版や他言語版にはない表現になっている。そのため一層怪しいキャラクター付けになっている……ような気がしないでもない。
  • 覚えにくそうな名前のためか、副官からは「モルフィ様」と略されている。もしかしたら「モルフィ・ド・リアナス」のような名前をひとまとめに表記されているからかもしれない(一般的なルー・ラバダの名称をマビノギではルーラバダと表記されているなど、同様のケースが散見されるため)。
    • しかし、こんにち「モルフィ」となるとジョン・ウェブスターの戯曲「モルフィ伯爵夫人」が有名だが、1600年代の作品であることや、G23のテーマはシェイクスピア*1とは関係がないので関連付けるのはやや無理筋か。
    • 英語版の表記は"Morfydrianas"となっている。
      モルフィ公爵夫人は"Molfi"の綴なのでやはり関連付けるのは難しい。
  • 人付き合いが苦手な学者らしく、何かと微笑ましかったり痛々しかったりする言動を繰り返すことから概ねG23のマスコット枠として認知されているらしい。
  • モルフィドリアナスがモデルの「落ちぶれたピエロミニチュア」という装備が存在する。
    これは人形術における最強装備の1つで、ハンディクラフトにより製作可能。人形術のクールタイム軽減、硬直抵抗、クリティカルヒットダメージアップがついており、オンリーワンの性能を持っている。
    しかし、現在の人形術の火力自体が比較弱体を受けていることと、セット装備のため単体ではなんの役にも立たないということと、制作には超絶難易度のレイド報酬の材料が大量に必要ということでミレシアン達からの制作優先度はかなり低い。もちろんセット装備の条件を満たすハンドルも同様の制作難易度(しかもハンドル側にはその他にも有用なプロパティが与えられている)。よほどのモルフィ好きでもなければ作られることはほとんどないだろう・・・。

*1 シェイクスピアは1564年~1616年、ウェブスターは1580年~1634年ごろと言われているので活動年代は一致。無関係ではないとは思われるが、G23においては関連性を見出すのは難しい。