ビゴリン【びごりん】
イメンマハの金持ち。カブの灯台守アスコンの妹、アランズと結婚した。
紳士で通っており、周囲からは仲の良い夫婦と言われている。
- 観光で訪れたカブでアスコンの妹アランズを見染めて求婚し結婚するに至る。
当初は夫婦仲も悪くなかったようで娘のアレクシンが生まれている。- が次第にアランズの両親や彼らを支援している(とされていた)ビデックを嫌うようになり、アランズにも監視を付けたり事実上の軟禁状態に置いたりするようになったため、次第に夫婦仲は冷えて行ったようである。
最終的にビデックの詐欺行為を知ったことを契機にアランズはアレクシンを連れてビゴリンの下から出奔し、行方不明となった。
- が次第にアランズの両親や彼らを支援している(とされていた)ビデックを嫌うようになり、アランズにも監視を付けたり事実上の軟禁状態に置いたりするようになったため、次第に夫婦仲は冷えて行ったようである。
- その後、行方不明となっていたアランズの愛用していた真珠のネックレスをシャイロックの娘ジェシカが身につけているのをアントーニオから聞いたビゴリンは、ジェシカをアランズを殺害してネックレスを奪った強盗殺人犯と決めつけ訴追させる。
- 結局殺人の汚名こそ晴れたものの、窃盗犯として鞭打ちの刑に処せられたジェシカはその傷が元で死亡し、シャイロックの妻レアも後を追うように亡くなってしまった。
- 鞭打ちの刑の際には、ビゴリンが処刑人に賄賂を贈り、特に力を入れて鞭を振るうように仕向けた描写もある。
- このようにシャイロックにとっての本当の仇はアントーニオではなくビゴリンだったのだが、シャイロックが復讐を実行できる力を付けた頃には既にビゴリンは他界していたらしく、本懐を遂げることは出来なかったようだ。
※ビゴリンとビデックの同一人物説についてはビデックの項目を参照のこと。