アランズ
Last-modified: 2012-06-06 (水) 03:11:12
アランズ【あらんず】
- カブの灯台守アスコンの妹。
イメンマハの金持ち、ビゴリンと結婚した。
ネタバレ
- 幼少時代に海賊に襲われたが、兄アスコンが身を挺して逃がしたため彼女は事なきを得た。
その後、ビデックなる人物を通して海賊の奴隷となったアスコンと手紙のやり取りを行うようになった。しかし、アスコンからの手紙はその大半が金の無心であり、生活の改善や脱出のための費用として両親は多額の金銭をビデックに渡すこととなった。
- その後成長したアランズは観光に訪れたビゴリンに見染められ求婚される。年の差もあり渋るアランズであったが「アスコン」からの強い要望もありビゴリンと結婚した。
- 夫となったビゴリンとの夫婦仲は当初はそれほど悪くなく、娘のアレクシンを授かることとなった。
しかしやがてビゴリンはアランズの両親やビデックを酷く嫌うようになり、アランズは両親と連絡も取れないような事実上の軟禁状態を強いられるようになっていく。
- ビゴリンがアランズの両親やビデックを嫌うようになったのは、婿である彼もアスコン救出の費用を度々供出する羽目になったからと思われる(アスコンを騙るアラスドル宛の手紙にビゴリンを説得して金を出してもらいたいとの記述が確認できる)。
- しばらく経って両親も亡くなった後、ついに事の真相が明らかになった。
手紙をやりとりしていた「アスコン」は偽物で、全てはビデックの詐欺であったのだ。アランズは怒りの余りビデックを平手打ちし、そのままアレクシンを連れて出奔してしまう。
- 彼女の出奔はイメンマハの住人の間では「ベルファストから来た商人と駆け落ちしたのだ」と噂されていたことがシャイロックの日記で確認できる。
- その後の経緯は不明だが彼女はベルファスト島の墓地に眠っている。結局アスコンと再会することなく世を去った彼女の無念たるやいかほどであったろうか。
- G15では、湖のほとりに落ちていた彼女のネックレスが発端となり、今度はシャイロックの家族が悲劇に見舞われることとなる。