突き穿つ死翔の槍

Last-modified: 2020-04-21 (火) 09:24:32

突き穿つ死翔の槍【つきうがつししょうのやり/ゲイ・ボルク】

2015年8月17日(水) ~ 2015年9月16日(水)に行われたFate/stay night [Unlimited Blade Works]タイアップイベント期間中に販売されたFate/stay night [UBW]ボックス、またはサーヴァントの衣装ショッピングバッグに付属するFate/stay night [UBW] 武器セットボックスから入手できる武器。ランス。エンチャント、改造、染色、細工不可。

第五次聖杯戦争に参戦したサーヴァント、ランサーの宝具。因果を逆転し、敵の心臓に命中させる魔槍。(染色不可)

とても遅いスピード2打の武器
攻撃 30~70
負傷率 0~0%
クリティカル 16%
バランス 18%
耐久力 22
ピアシングレベル1
(防御6、保護5減少)

突き穿つ死翔の槍(ゲイボルク)

  • 原作ではサーヴァント「ランサー」愛用の槍。影の世界の女王スカアハから譲り受けた槍で、投げれば30の鏃となって降り注ぎ、突けば30の棘となって内部から破裂する恐るべき武器。その真の名は魔槍ゲイボルク*1
    • 因果逆転の呪いのため、必中の特性を持つ。因果逆転とは「投げる」という原因があって「当たった」という結果が生じるという本来の道理をさかさまにする、すなわち「当たった」という結果が生じてから「投げる」という文字通りの能力を持っており、投げれば必中必殺の恐るべき武器である。
    • タイアップを行った原作Fate/stay night [UnlimitedBladeWorks]においてはサーヴァント「セイバー」はギリギリ心臓の直撃を避け命を拾った。これはスキル「直感」によるもので、通常であれば即死は免れなかった。また、「アーチャー」がこれを無理やり防いだが、因果逆転の呪いを打ち破り、しかも強力な槍を受け止めたため大ダメージを負ってしまった。
    • 作中では「必中必殺」の割に当たらなかったり必殺じゃなかったりとどうにもいいところがなかった。
  • この知名度から、この槍の真の名を知られるということは、つまるところランサーの正体を知られるということでもある。このケルト神話の英雄はマビノギには直接は登場しないが、対応する人物はちゃんと存在している。

由来

  • 東方の戦士ボルグ・マカバインという人物が旅をしていると、紅海で2匹の海獣が争っていた。激闘の末敗れて命を落とした側の海獣の頭骨を見つけ、それを加工して槍を作り上げたという。強大な力を備えた生物の身体の一部は同様に強大な力を宿すとされ、この槍は様々な人物の手から手へと引き継がれ、影の国の女王スカサハへ、そして最後の持ち主の手へと渡った。
    実はボルグ・マカバインの作った槍がこのゲイボルクであるかどうかはよくわかっていないらしい。槍はスカサハからではなく妹のアイフェから授けられたとか、オリジナルの槍に似せたものであるとか、そもそも槍ではなく投槍術であるとか所説あったりする。
    ちなみに槍というカテゴリであるが、普通の槍と違った用法であったり、刺さったら引き抜けないなどの特徴から「銛」であったという説もある。いずれにせよこの武器は伝承ではあまり使われておらず、最後の切り札としてピンポイントでだけ振るわれた。
    「クーリーの牛争い」では全身を硬化させて刃が通らなくなるという強敵と対峙した際、肛門から突き刺して倒したという逸話が残っている。確かにこれしかないのだろうがあんまりな使われ方ではある……。

マビノギの武器「突き穿つ死翔の槍」

  • Fate/stay night[UBW]のコラボ武器は「外見記憶呪文書」によって見た目だけを抽出し、同一カテゴリの武器に投影する特殊なプロパティを持っている。言い換えれば外見を抽出するだけの消耗品といって差し支えない。
    • なおランスはほぼ攻撃速度や打数が共通のものであるため、武器外見変更の際は種類を選ばず適用することが可能である。
  • 上記で述べた通りこちらの名前の場合は投擲の宝具になるのだが、残念ながら投げる事は出来ない。
  • 残念ながらこの突き穿つ死翔の槍も趣味装備以上のものではないが、それでも「攻城の」+「貫通する」エンチャントを貼った鍛冶X級の無改造ナイトランスと同等以上の性能を持っている。
    そのため新規プレイヤー、こと「Fate/stay night」のタイアップを期にマビノギを始めたというプレイヤーにとってはいきなり実戦投入できるレベルの強力な武器であることは間違いない。それが衣装ボックスセットを購入すれば100%手に入るとなれば魅力的ではあるだろう。
    • ……といっても改造、エンチャント、細工不可のため長く使えるレベルのものではないし、そもそもランス自体がとっつきにくいタイプの武器であることを考えれば、初心者には使いづらく、熟練者には力不足という悩ましい性能となっている。そこそこ強いだけに残念極まりない。
  • なお、見た目はパイク系の細身の槍であり、ごついランス(騎乗槍)とは一線を画したスリムなフォルムをしている。その見た目に即して1x4のインベントリサイズのため、いざランスが必要になった時のためにかばんに忍ばせておいても(通常のものよりは)場所を取らないというオンリーワンの特性を持っている。

サーヴァント「ランサー」

  • 本名はセタンタ。「クランの猛犬」を意味する通称を持つケルトの英雄といえば説明の必要はないだろう。
    作中では何かと損な役回りを当てられて死亡するという不運なキャラ。そういう意味では「原典」に即していると言えなくもない。スピンオフ作品ではそれすらもネタにされているという不遇ぶり。
  • マビノギとのタイアップでも、8月19日~9月2日の間で行われた「特別な調査」クエストでは登場しないという不遇ぶり。衣装ショッピングバッグではちゃんとランサーのものが用意されているにも関わらず、半裸のバーサーカーに席を奪われてしまっている*2

*1 なお本来のスペルは「Gáe Bolg」であるため、日本ではゲイ・ボルと表記する場合が多く、ゲイ・ボルとしているのはFateくらい(あるいは単なる覚え違い)だったりする。またゲイ・ボルガ(Gáe Bolga)、ゲイ・ブルグ(Gáe Bulg)、ゲイ・ブルガ(Gáe Bulga)といった表記揺れもあるが、「ク」と読める部分はないことに注目。ちなみに意味合い的には「ボルグの槍」、「稲妻の槍」(カラドボルグのボルグと同じ)などなど。
*2 一方、バーサーカーはバーサーカーで半裸のためか衣装ショッピングバッグは用意されておらず、自慢の武器も登場しない。こっちはこっちで不遇だったりする。