用語/人間

Last-modified: 2023-10-08 (日) 00:06:48

目次

概要

  • ヌアンティに創られた生物の中で一番知能が高い生物。
  • ヌアンティは特徴を大まかに分けた人間に天使と悪魔とヒトの名を付け、種族毎に大地を住み分けされた。
  • 時折一定のマナに敏感で且つ、好かれる体質を持った人間が生まれてくる事がある。
    そういった人間は精霊に導かれ大精霊の元へ赴き力を与えられる事がある。
    力を与えられた人間は精霊と同じ様に大精霊の声を聞いたり、精霊、マナの声も聞き取り対話する事が出来、使役する事も出来る。
    力を与えられた人間は精霊同様与えられた属性の魔法等は通じない。

  • 人間の種族で天使、悪魔、ヴィーラが生まれながらに背負っている物でそれを用いて飛ぶ事が出来る。
  • 翼は流脈が密集していて翼有る者達の力の源である。
  • 翼は収納可能だが出さないと翼の力は反映されず、翼を出していないと能力を持たないヒトと力はほぼ同じ。

天使

  • 天界に住む人間の種族で純白の鳥類の翼を持つ。

悪魔

  • 魔界に住む人間の種族で深淵の蝙蝠の翼を持つ。
  • ヒトにとって悪魔は恐怖の対象で、殺人衝動に駆られたり平気に人を騙すと思われている。実際蔑視する傾向にある。
  • 生まれつき、八重歯が鋭い。おそらく血を飲むのに適する様に進化したのだろう。

七大悪魔

ヒト

  • 地上に住む人間の種族。
  • 翼の代わりに個性を与えられ、ヒトと言うくくりで様々な種族がいる。特殊な種族では無いヒトの寿命は平均80前後。寿命は短いが累計人間数は人間の中で一番数が多い。翼を持たない為、1人の所持マナ量は少なく傷の治りも遅い。

レーヴェン

  • ヌアンティが翼無きヒトに与えた力の一つの名称。
    証として身体の何処かに痣を持って生まれてくる。その痣の大きさによってレーヴェンの力も左右される。痣はレーヴェンの弱点で神経が集中している場所である為、
    触れられるだけで過剰反応を起こす程である。掠り傷でショック死する事例もあるほど。
  • レーヴェン同士は互いの存在を感じ取る事が出来、離れた所から語る事が可能で1人1人別の波長を持つので識別も出来る。
    しかし語れるのは相手の波長を感じ取り認識している相手のみ。
  • そのものの能力が世界的に未知数で実験対象になるほどで秘密裏に人体実験をしたり力欲しさに無理矢理レーヴェンの力を奪っていく者もいる程で需要があり、裏で売り買いされている。
  • マナにレーヴェンの因子が含まれただけで花緑青色*1になる。属性の含んだマナさえもである。マナより力が強く、驚異的な治癒能力もあるので裏では高価な物として取引されている。
  • レーヴェンは遺伝ではなく突然変異がもたらす種族故に、何の能力も無いヒトから生まれたレーヴェンは子供であろうと恐怖し、
    捨てられることが多い。それが広まり生まれてくる事が罪だと言うものも現れ、何時しかその痣は咎の証と呼ばれるようになってしまった。
  • レーヴェンには個々に能力があり、勿論痣の大きさによってその力も同様に左右される。
  • レーヴェンのフルネームを知っていれば第三者がそのレーヴェンの力を使役出来る。しかしレーヴェンの力が流れる流脈はマナのその何倍も緻密で繊細であり、何も知らない第三者がその力を正しく使える訳もなく、力を抜かれるその痛みは言葉では言い表せられない程耐え難いものだという事を、レーヴェンは遺伝子レベルで刷り込まれている。

多重者

  • 多重者と書いてデュアルソウルと読む。
  • 体内のマナが意思を持ち2つの人格を持っている。
    表面上の人格が表、マナが意思を持った人格と裏と例えて説明する。基本は表が人格の主導権を握っており器の役目で裏がその器を動かすための中身。
    裏が体外から出て離れていてもお互いを繋ぐ楔を身に着けていればその役割をきちんとこなす。楔は手放すとすぐ切れてしまうがすぐ繋ぎ直す事が出来る。
  • 瞳の色が左右で違うのは裏側も違う眼の色を通して物事を見ているからである。表と裏が器を動かしているか、意識があるかで左右の眼の色が変わる。
  • 裏はマナに意思があるので存在は精霊に近い。普段は体内の精神世界に定住している。体内にマナを取り込んだら自分に合うマナに作り変えるのは裏の役目。
  • 内側でお互い対話が出来、他人には聞こえない。表の言霊は裏にとって命令そのものであり動きを制限する。表の意思が強いほど裏は逆らえない。
  • 経験も表の器を通して体感はしているので自分で経験が無くても表が出来ることは大体こなせる。片方が傷を負えば外傷は反映しないが痛みは共有される。
  • 裏は体外から出ていれば自分の質量内のものなら別の形を象れる。それにもマナを使う。
  • 切り離す際の呪文:……我、咎人の証を持つ者。内に眠る影ならぬ精魂よ、今ここに――…具現せよ

予言者

  • 予言者と書いてフォーテルリードと読む。
  • 瞳を見た相手の過去を見て、触れた相手の未来を見る能力。
    膨大な情報量を力を用いている本人の負担が大きいのであまり長く見る事は出来ない。
  • 基本は自分が望まない限り瞳を見たりふてれても発動しないが術者自身の精神状態が不安定だと制御も不安定になると望まなくても見る事はある。

人形使い

  • 人形使いと書いてパペッターと読む。
  • 相手に触れマナを流し込む事で体内を浸食し、その器の主導権を握り操る事が出来る能力。
  • 浸食するまで時間が掛かるが、術者のマナの扱いに長けているかそうじゃないかで操れる様にまで時間の差が生まれる。

イノチウム

  • ヌアンティがヒトに与えた力の一つの名称。
  • 力を解放した状態だと両腕が自分のマナの色に染まる。この状態は自分の腕に自分のマナが集中して溜まっている状態なので、属性によって冷たかったり温かかったりする。
  • 自身のマナと生命を宛がい蘇生させる人物の生命のルーフに働きかけて蘇生させる。そのイノチウムは死んでしまう。
  • 1人を蘇生させる程の体内のマナ濃度が高く、力も大きいので生まれる際に持って生まれてくるクレノットと言う輝石を用いて普段は力を封印している。
  • その力を利用される事を恐れ隠れて暮らしていた為文献や記録に殆ど残っていない。
  • 元々は混血である人の子が翼を携えて生まれてこなかった代わり内側に膨大なマナを溜めてしまったその子供はレーヴェンだった。その子供の能力は異常なまでの治癒能力だったらしくその膨大な力は母親の死と共に進化を遂げ、生まれながらにあった痣は両腕を染め研ぎ澄まされたその力でその母親を蘇らせたと言われている。
  • 力を解放している時の波長はレーヴェンと似ているのでレーヴェンでもそのイノチウムの波長を感じ取れるし語りも出来る。
  • もう1つの能力に生との繋がりが強い種族な為、生きとし生きる生物と対話が出来る。
  • クレノットの封印術式を解放する時
    我、我、神に抗する者。今一度、その力を顕現する――

シェカール

  • 翼無きヒトが持つ力の1つの名称。
    人里離れて暮らしていた種族で歴史も浅い為、文献にも殆ど記載されていない種族。
  • 眼が力の源で増幅器の役割を果たしている。使用すれば体内のマナが活性化して力や魔力、身体能力が向上する。
    力を使う時は眼が金色に光り、多少感情が昂っている。そして視力も向上している。
  • 眼が翼とほぼ同じ役割を果たしている為、身体も普通のヒトより丈夫で200~300歳生きられるといわれている。 
  • 他のヒトの種族と違い、シェカールは神から授かった力ではないと言い伝えられていて必ずその絵本を読まれ学び、1人1つ絵本を渡される。
  • 言い伝えられている絵本の内容

『昔々のお話です。世界を旅していた2人のヒトが大きな街を訪れました。

その人達はその街がすっかり気に入ってしまい、住む事が出来ないかその町の当主に

お願いしに行きました。

「この街がとても好きになりました。私達も一緒に住ませて下さい。」

「もちろん、良いですよ。」』

当主から許可を頂いた2人はその街に住む事になり、感謝を形にしようと

色々なお手伝いをしました。

そんなある日─────

なんと街に魔物(カタラ)が襲ってきたのです。

当主も武器を持ち、魔物(カタラ)退治へ赴きました。

しかし魔物(カタラ)魔物カタラの数があまりにも多く、結果は火を見るより明らかでした。

なので当主に仕えていた大臣二人がその街の秘宝を取り出し、二人にこう言いました。

「この街はもう直ぐ滅んでしまうだろう。あなた達にこの秘宝を授けます。

だからどうか生き延びて、幸せに暮らしてください。

そしてその二人は大臣から秘宝を授かり逃げ延びました。

安全が確保された所でその秘宝が光り出したのです。

その秘宝の光は二人を包み込み……その光は瞳に集中し…吸収されていきました。

光を吸収し終えた二人の瞳は金色に光り輝いていました。

これが、シェカールの誕生なのです。

ヴィーラ

  • ヌアンティが人間に与えた力の一つの名称。
  • まだどの人間の分類化は分かっておらず、灰色の鳥類の翼を持ち右眼が金色なのが特徴
  • 精霊に好かれているのかよく近寄ってくる。精霊が用いる古代エルヴィス語*2を理解し対話が出来、魔物に目の敵にされているかの様に狙われている……?
  • 魔法とは別のヴィーラ独自の術をである守護術を用いる。詠唱も短い割に性能は高めで古代エルヴィス語を用いて発動する。
  • 精文編み出した種族。基本ヴィーラしか使えないが例外がある。

混血

  • 親同士が別の種族でその間に生まれた子供で天使、悪魔、ヒトの内2つの血の情報、又はマナ因子を持っている人間の事。混じり物。
  • 混血は生まれつき身体が弱い。その理由が2種族のマナの因子情報に身体が付いて行かない為、小さい頃に死んでしまう者も少なくはない。
    しかし死なずに生き残った混血はそのマナ因子情報に耐えた強靭な器とその2つの種族の良いマナの因子情報を一番効率良く処理する術を学んだ為、純血の人間より遥かに強い。

*1 カラーコード#00A381。青黄緑色系統の色
*2 ヴィーラと精霊達が使っている言語