用語/概要とあらすじ

Last-modified: 2024-02-20 (火) 01:41:55

目次

概要

  • 天使や悪魔が存在していて武器を握り、魔法を駆使して、魔物や敵対している人間と戦う王道ファンタジー。
    「神」というものが存在し、その神が世界を創り、大地を創り、生き物を創ったとされている。題名の意味は「神々が綴った詩」
  • 物語的に村でのんびり暮らしていた記憶喪失の青年の主人公ヴァリニがある事をきっかけに旅に出て世界を知り、
    どうでもよかった自分の存在に不安を抱えながら真実にたどり着く末、どう動くのか。未熟な彼が、
    彼の周りの仲間達が喜び合い、時に悲しみ合いながら成長していく物語。
  • 仲間や家族の絆、それ以上の大事な存在の絆について語ることが多い。離れてから大きな存在だと知ったり、
    仲間が時に裏切る事もあるかも知れない。しかし、敵も味方も…己の信念の為に動いているのだ。
    それに賛同するか踏みにじるかは…読んで答えを探してほしい。

あらすじ

記憶の喪失の青年ヴァリニが住んでいる村・ルヴェルトから旅に出て仲間達と共に様々な困難を乗り越えて皆と成長していく物語。

第一部・地上編・プロローグ

旅の始まり

1話~4話前半

  • 地上のフェルディア大陸にある小さな村、ルヴェルトに住んでいるヴァリニ。その家には血の繋がりはないが一緒に住む家族…
    テイト、ターナ、ラフェート、アーヴと暮らしていた。その日は勉強をターナに教えてもらう日であったが隙を見てテイトとアーヴに跨り家を出て
    そのまま狩りに出かけたラフェートを捜す為にフェリスの森へ向かう。そこで盗賊達に襲われ、テイトが攫われてしまう。
    その際に負傷したヴァリニをラフェートに見つけられ合流する。
    心配した森達がテイトの元へ案内してもらうがテイトを攫った盗賊団は全滅。別の何者かにテイトは再び攫われてしまった。
  • 家に帰りターナに相談した所、自然界の生き物である精霊と対話出来る母の友人がいるというターナの言葉を頼りにテイトを捜す旅に出る。

似て非なる者

7話終わり~8話

  • 熊型の大きな魔物を討伐して喜んでいたのも束の間、その魔物の上に見下ろす者がいた。その彼はテイトを攫った張本人で、ヴァリニに顔がそっくりだったのだ。
    ヴァリニが名前を問い、何故顔が同じなのかと尋ねると殺意な眼差して「それをオレに訊くのか?」と返される。
    ディザルと名乗った彼はヴァリニの事を知っていると言い…動揺したヴァリニの隙をついて首筋に噛み付いて血を吸われる。
    その後ディザルの言葉に従うようにヴァリニは眠ってしまった。
    その後ラフェートとシュラトとターナが何とかディザルを退けた。
    去り際に「早くしないとあの女は死ぬ」とディザルは白い翼で飛び立ち、実力の差を見せつけていった。
    それに焦りを感じたラフェートはシュラトを引き剥がし情報集めに向かわせた。

沢山の出会い

9話~12話

  • アステラスにたどり着いたヴァリニ達。ラフェートとターナは討伐した魔物の報酬をもらう為に役所へ向かい、ヴァリニとアーヴは別行動。
    市場を見ながらディザルの言葉を思い出す。自分の事を知っていそうな言葉。
    テイトを助ける事が第一だと思っていたのに迷いが生じ始めた時知り合いと間違えて声を掛けられた時詳しく話を聞きたいと問いただす。すると詳しい話をすると近くの食堂へ向かった。
    名前はディノ。知り合いではないが見た事はあるらしく、仕事序でに行方を捜してくれると連絡装置を渡してくれて約束した。
    その後夕方まで目一杯遊びつくし別れた後に市場でテイトのプレゼントに耳飾りを購入。
  • 後日森の中で普段人前に出てこない精霊と遭遇。アーヴを引っ張りある少女の場所へと案内される。名前はフェスティ。兄の薬をもらいに行く所だった。
    その彼女こそがターナの母の友人の娘だったのだ。実際精霊と対話している姿をヴァリニ達は目撃する。
    ターナとは幼馴染でずっと長い間出会っていなかったようだった。
    精霊達にテイトの居場所を知っているか聞いてもらう事には成功し、
    返事まで時間が掛かるので彼女の家であるディレストタウンまで送りに行くことになった。
    こうして右眼が金色の、精霊と話せる灰色の翼を持った不思議な少女…フェスティが一時的に仲間になった。
  • その夜、ヴァリニが寝てしまったのでその近辺で野営をしていると川から水に包まれた少女が流れてきた。
    必死に介護するも、目が覚めると手を弾かれ警戒されてしまう。
    その警戒もヴァリニが寄り添うと解かれ緊張が解けるとヴァリニの胸の中で泣きじゃくるのであった。
    こうしてオキカと名乗る少女も一緒について行くことになった。

悪魔との対峙

13話~16話前半

  • フェスティの兄の薬をもらいにヴァルテレへ辿り着く。そこには樹の大精霊イラナが自分の1根ざす拠り所として育てたと言われている大きな大樹があった。
    先生に会い薬をもらおうとするが材料であるリュナサーハラの雫が無くなってしまって作れないといわれる。
    なのでヴァリニ、アーヴ、ラフェート、オキカはその材料があるナハツの森へ行きフェスティとターナは村でお留守番していることになった。
    ナハツの森でリュナサーハラの雫を見付けるがそれを守っているかのように植物が異常発達した魔物と対峙する。苦戦しながらもオキカの魔法でとどめを刺し倒すことに成功。
    無事にリュナサーハラの雫を手にしたヴァリニ達だがターナから村へ悪魔が来たと語りが入る。急いでナハツの森を後にする。
  • ヴァリニ達が雫を手にしている時、ヴァルテレには七大悪魔の1人、憤怒のアフィランが悪魔を統率して制圧しオキカを見てないかと村人たちに質疑する。
    すると村の子供がターナ達と一緒にいたと伝えられ目を付けられる。
    急いでヴァルテレに向かっていたヴァリニ達だったが、またターナから連絡が入りオキカを連れてきてはいけないと注意を受ける。
    しかしターナ達を助けないわけにはいかないと、アーヴにオキカを託し、ヴァリニとラフェートはヴァルテレへ向かい到着するもターナが人質に取られてしまう。
    オキカの居場所を知りたければターナを解放しろとラフェートが交渉するが、先走ったヴァリニの行動でターナは首筋に傷を負う。
    その傷に悲鳴を上げ酷く苦しむターナ。それを合図に悪魔との交戦が始まった。
    何とか悪魔達を退けたものの、悪魔達が用いた火の魔法が村に燃え移り消火活動をしていたら光と共に樹の大精霊イラナが姿を現し…村を元の姿へ再生させるのであった。
  • イラナからオキカたちが危ないと教えてもらい助けに向かうとアーヴが傷だらけで倒れていた。
    こんなアーヴを小さくするのは危険だと、ヴァリニも必死に傷口を自傷するまで眠気と戦いながら耐える。
    応急処置を済ませヴァリニがアーヴを小さくした後に直ぐヴァリニは意識を失う。

咎人の力

16話~17話

  • 意識を取り戻したヴァリニ。ターナが倒れている為治療してくれたフェスティと共にラフェートからレーヴェンに関しての話を聞く。その話の途中からターナも起き、自分で倒れた理由を話す。
  • 話し終えて皆が眠りに落ちたその深夜。ラフェートが出歩き木の上へ登り分離しているシュラトに語り掛ける。ヴァリニの怪我の事等自ら治療したその傷口が治療前より酷くなっているのを見て自分の無力さを片割れにぼやいて共有をしていたのだ。
    離れていても対話が出来る『語り』。この能力がもう逸脱した能力であることは言うまでも無かった。
  • 同じ夜。オキカとアーヴには2人だけの秘密があった。
  • 再びイラナに話を聞き、テイトの居場所を知る手がかりを聞いたヴァリニ達は、風の大精霊ヴィントに会う為にヴァルテレを後にする。

当事者は…?

17話

  • 攫われたテイトは超手を拘束されて何処かで幽閉されていた。ディザルが圧を掛けながらラフェートの事等情報を聞き出そうとする。
    そして更に弱みを握る為かテイトの首飾りを奪い取る。その後ディザルの従者であるエリラに拘束されている鎖を外され、好待遇を受けるのだが流石のテイトも狼狽えるのだった。

風の申し子

19話~21話

  • ディレストタウンへ辿り着いたヴァリニ達は当初の目的であったフェスティの家族と出会う。
    ターナの母である友人でフェスティの父親であるヴェルナーからヴィントの話を訊くが詳しい場所はわからないと言われ肩を落としていると
    兄のキルエードから「ヴィントから力を与えられた人間がダバイル丘陵に住んでると風の精霊が言っている」との情報を得て、フェスティも精霊と道案内兼ねて一緒にダバイル丘陵へ着いてく事になった。
  • ダバイル丘陵登ると招かれる様に精霊達の作った道を進むとそこには緑髪の少年ジェルズがいた。
    彼に話をしたら快く協力をしてくれる事になり、頂上まで足を運ぶ。するとテイトは魔界の王都にいると情報を聞く。
    その情報で皆がどうやって行くんだと狼狽えている時…オキカが何者かによって殺され…その当事者と思われる人物がオキカとヴァリニ達を隔てる様に空から鎌を振り下ろして仲間と共に降りてきた。

オキカの正体

22話~24話

  • 鎌と共に降りてきた人物は七大悪魔の1人嫉妬のカーナ七大悪魔の1人傲慢のラーシャだった。ヴァルテレでオキカとアーヴを襲ったのはカーナだと知る。
    ラーシャがオキカと似ている事にヴァリニが疑問を覚えていると、死んだと思っていたオキカが息を吹き替えす。オキカは不死であり、ラーシャの細胞を基に作られた入れ物だと。
    そしてイノチウムである事をラフェートの口から皆が知る。悪魔は無限の命を持つイノチウムであるオキカが逃げ出したから代わりのイノチウムを探していたのだと。
    カーナ達が物の様にオキカを扱う事に腹を立てたヴァリニがそれを否定し助けに行こうとするが、ジェルズが風を渡り一足先に助け助太刀する。
    ここで戦いが始まるがその前にジェルズがフェスティとオキカを違う場所へ逃がす。
    交戦するがラフェートが水魔法を使おうと思った時、自分の魔法に飲み込まれてしまう。ラーシャがジェルズと同じ水の大精霊ヴィテルに力を与えられた人間だったからだ。
    絶体絶命の時にフェスティの案内でシュラトケインが助太刀に現れる。
    2人のお陰でカーナ達を追い払えたが、去り際にヴァリニがテイトの事を訊くが、何も知らない様子だった。
  • ジェルズの家へ戻り。ラフェートとシュラトの関係を聞く。ラフェートのレーヴェンの多重者という能力で生まれた存在で、ラフェートの裏の人格でシュラトはラフェートのマナが意思を持った存在で
    ラフェートはその入れ物の役割があると。2人を繋げるであるアクセサリーを身に着けていれば分離していても大丈夫だそうだ。
    シュラトはマナの塊なので質量範囲内なら形を別物に象れる。
  • ケインは姉を探していてその居場所をシュラトに見つけてもらうという条件で先にテイトを助ける手伝いをする為に付いてきたのだ。
  • オキカがイノチウムであると悪魔が言っていたがオキカ本人はわからなかった。するとラフェートが、イノチウムの力を解放する呪文をオキカに復唱させるとオキカの両腕が青くなった。その青い腕こそがイノチウムである何よりの証拠だった。
    どうしてラフェートが知っているのかとヴァリニが問いただすと、テイトがイノチウムである事を皆に伝える。
    その事実はオキカが逃げた事により、テイトが捕まったという間接的な事実が浮き彫りになりヴァリニも言葉を詰まらせる。

悪魔の目的

25話~30話

  • 悪魔の目的は天使と戦争をする準備の為にイノチウムを使うとのことだった。
    ジェルズは世界の均衡が保たれているか…世界の情勢を観察していたらしいが、今回の話を聞いて悪魔を止めないといけないからとヴァリニ達との旅に同行したいと提案する。が、ラフェートがジェルズに対してやや怪しんで率直に何者だと質疑する。
    それに対してジェルズは今のままではその答えは伝えられないからヴィントに会いに行きたいとレラの丘へ行く事を提案し、ヴァリニ達はそれを受け入れ仲間になる。
  • その頃、テイトはエリラと料理をしていたが、急にテイトがディザルの元へクレノットに呼び出され転移する。戻すにしてもクレノットをディザルが持っているとまた呼び物されてしまうので渋々一緒に行動することになる。
  • ジェルズとも会ってフェスティをディレストタウンへ送っていこうとするが、悪魔が行ってきた愚行を見てるだけなんて出来ないから自分も連れてい行ってほしいとヴァリニに頼み、仲間になる。
    それをヴェルナーは読んでいたのか旅をすることになったら渡してほしいとターナに手紙を預けていた。その中には片方だけの耳飾りが入っていた。

暗闇に光る金色の瞳

33話~35話

  • 沈黙の洞窟。それは生物、マナが沈黙する洞窟でそのため魔法は一切使えない。しかし魔物は現れるので応戦していた所、大きな亀型の魔物と出会い対峙する。
    元々魔物に狙われやすいフェスティが今回も魔物の標的になり大怪我を負う。それをラフェートとターナとオキカで治療を施す。
    ヴァリニ、アーヴ、ジェルズ、シュラト、ケインで亀型の魔物と戦闘する。ケインの作戦で苦戦するも無事退治に成功し退治した魔物から着地すると、瞳を金色に輝かせたケインが立っていた。
    洞窟を出ると皆にシェカールである事を話し、説明をする。ヒトの種族だが、ヌアンティに作られた種族ではないと話す。
  • フェスティの治療も済み峠を越えた。

世間のレーヴェンの扱い

36話~40話

  • ブリジット村にたどり着くや否や、村人達に盛大に持て成されるヴァリニ達。それをラフェートとシュラトは良しとしなかった。
    その夜、ターナが宿屋の主に攫われた。理由を聞くとここの領主バルディが水に重い税を課していて生活が困難だという。税の代わりにレーヴェンを連れて来れば税をチャラにしてやろうという話しだ。
    それを聞いたヴァリニは激怒するがレーヴェンの力は未知数で価値があり秘密裏に人体実験をしたり力を奪い輩が後を絶たず、世界的に需要があるとケインが教える。
    バルディに襲われそうなターナであったがそれはターナの姿を象ったシュラトであった。シュラトであれ1人は危ないと深夜に助けに向かう序でに水も何とかしようと二手に分かれ行動を起こす。
  • ヴァリニやラフェートが行動を起こしている間、この建物のきな臭い事を探るべく領主バルディから情報を聞き出す。すると、レーヴェンを虐待して名前を吐かせて無理矢理力を奪っていると言うのだ。
    己もレーヴェンであるシュラトはバルディに苛立ちを覚え刃を向けるが、そこで飼われているレーヴェンのケィニィを盾にされてしまい彼女の能力"人形使い"に右腕を侵されてしまう。
    ヴァリニ達はシュラトの元へ急ぐがまさかのテイトを始めに攫った頭のゼクターと対峙し、苦戦するもなんとかシュラトと合流を果たす。
  • その頃ラフェート達は地価の下水場に足を踏み入れると沢山の川の水が塞き止められているのを発見する。それの制御装置を解除に掛かり成功。
    それをシュラトに伝えると全力で領主の家を破壊しに掛かりヴァリニ達は脱出。シュラトはその場に残り、独断でバルディを確実に殺してレーヴェンの力の媒体をすべて回収する。
  • 川は無事戻り、ケィニィも宿屋で住み込みで働ける事になった。回収したレーヴェンの力の媒体はケインとラフェートにそれぞれ託した。

思わぬ遭遇と取り戻した力

41話~44話

  • レラの丘に辿り着いたヴァリニ達。ジェルズの案内で風の大精霊のヴィントのいる場所まで簡単に辿り着いたが、そこにはディザルとテイトがいた。
    ヴァリニが勢いでディザルと対峙するものの、ジェルズが止めに入る。ジェルズの質疑に応える事もなくディザルは驚きを隠せないまま近寄り、小声で「生きていたんだな……ジール」と
    呟き、ジェルズを突き飛ばす。引き留めようとするジェルズを見て唯一翼を持つフェスティがディザルと引き留める、が……フェスティに何かしらの術式を施しディザルは立ち去り、フェスティは気を失う。
    その場にはテイトが残っていて無事解決と思いきや…そうもいかないとテイトは口にする。
  • 一先ず、ジェルズがヴィントから力を返してもらう事に専念する。ヴィントは少し渋るが、ジェルズが説得し力を取り戻す。その拍子に倒れてしまい、レラの丘で一夜を過ごす事になる。
  • ジェルズとフェスティを見ている間にお互い情報共有をする。テイトにはこれまでの事を、テイトはなぜ解決していないのか説明を受ける。理由はディザルがテイトのクレノットを持っているからだ。数日後にはテイトはまたディザルの所へ戻ってしまう。
  • フェスティが目を覚ますと右眼の色がおかしいとシュラトが分析術でフェスティの体内の精神世界を調べるとヴィーラのルーフの欠片の機能がディザルが放った術式により停止している事に気が付く。ケインやターナが解除を試みるが弾かれてしまう。
    フェスティが言うにはディザルが守護術を使って封印したんじゃないかと話す。
  • フェスティの事がひと段落したと思ったら今度はジェルズの状態が激変。ターナとラフェート、オキカの分析術で症状を食い止めつつヴァリニ達は暴れるジェルズを押さえ付ける。ラフェートが状態を調べると急激に増えたマナの増加により体が耐え切れなさそうに苦しんでいた。
    調べを進め、ジェルズは器の再構成が行われているという話が浮上する。落ち着くまでは分析術のマナ誘導で指示を促す事となった。