アベンジャーズ対地下水道にいる悪のトカゲ・パート10

Last-modified: 2022-05-22 (日) 05:10:20

アベンジャーズ対地下水道にいる悪のトカゲ・パート10

音声ファイル

通りに戻るとトカゲの死骸が山積みになっていた。アイアンマンがそこに腰を下ろしている。

「どこに行ってたんだ?」アイアンマンは、手柄を見せつけるかのような物言いだ。

「スクランブルエッグにした」とハルクがうなった。

「そいつは気持ち悪いな」とアイアンマン。

「それってもしかして、自慢のつもり?」と後ろからキャプテン・マーベルの声がした。振り向くと、そこにもトカゲの山がある。アイアンマンが倒したトカゲの山より、5倍ほどの高さがあった。

「ズルしたんだろ」とアイアンマン。いかにも不満げだ。
「いいえ、 全然」 キャプテン・マーベルが返す。

数日後、アベンジャーズはタワーに戻っていた。アイアンマンがリビングルームに駆け込んで来る。

「おい、みんな――」

ブラック・ウィドウはテレビの後ろからマンホールのふたを引っ張り出した。
キャプテン・アメリカ、キャプテン・マーベル、ブルース・バナー、ソーはみんな笑った。

アイアンマンは赤面した顔をバイザーで隠し、「お前たち、最低だな」と言った。

終わり


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