アベンジャーズ対地下水道にいる悪のトカゲ・パート2
ブラック・ウィドウは、自分専用の椅子に腰をかけ、あきれたようにアイアンマンに言った。「スターク、 あなたのトイレには何もないわよ」
アイアンマンは指を1本立て、ブラック・ウィドウに向かって振りながら反論する。「おっとっと、ちゃんと調べたか?」
「そんなわけないでしょ」とブラック・ウィドウ。真面目な顔だった。
「だったら、何もないなんて言い切れない」アイアンマンが食ってかかる。
くだらない口論に我慢できなくなったソーは、王や神にふさわしい豪華な食卓の椅子から立ち上がった。 食卓に両手を叩きつけ、「この口論に決着をつけよう」と言い放った。
キャプテン・アメリカは自分とバナー博士を指して「僕たちはここで待ってるよ」と言い、バナー博士はそれに頷いた。
キャプテン・マーベルも「私はパス」と言い、バナー博士の隣に腰をおろした。
アイアンマンとブラック・ウィドウは、ソーについてアイアンマンの洗面所へと向かう。雷神の巨大な肩越しに向こう側を覗き込みながら。
扉の前に着くと、ソーはガッシリとした手でゆっくりとドアノブを回した。アイアンマンはバイザーを下ろして目を閉じた。ブラック・ウィドウは、万が一に備えて、銃のホルスターに手をかけた。