アベンジャーズ対地下水道にいる悪のトカゲ・パート6
「こいつらがどこから来たのか、至急調べる必要がある」トカゲの体液で全身ベトベトになったソーは、真剣さを装って言った。
キャプテン・マーベルは笑いをこらえながらうなずき、ソーの後をついてリビングルームへ向かった。ブラック・ウィドウは、ハルクがトカゲの死骸で遊ばないよう注意をそらしてやっている。
「地下水道へ向かおう」とキャプテン・アメリカが指示した。
「お先にどうぞ」とブラック・ウィドウはウィドウズ・バイトのガントレットを充電しながら言った。
下水管や雨水管から赤い目をしたトカゲが大量に出てきて、階下と外ではニューヨーク市民が逃げ回っていた。
アイアンマンは仲間の方を向き、「マーベルと俺は地上の奴らを始末する。みんなはトカゲの出どころを探してくれ」と言った。
「いつから命令するようになったの?」とキャプテン・マーベルが毒づいた。
「自分のアーマーを汚したくないだけでしょ」とブラック・ウィドウも非難した。
「バレたか」と言ってアイアンマンはロケットブースターを起動し、上空へと飛んで街中のトカゲを撃った。
キャプテン・マーベルはあきれたように「彼を見張ってくるわ」と言った。
ブラック・ウィドウはハルクに向かって「大男さん、入り口を作ってちょうだい」と頼んだ。