宛先:ティ・チャラ
差出人:シュリ
兄さん
叔父上から話があったんでしょ。夕食の時、私を見る目がいつもと違ったから。教えて欲しいの。父上は恐れた?苦しんだ?
私がこういうことを始めたのは、家族の秘密から締め出されることにもう耐えられないからよ。だけど、真実に近づけば近づくほど、兄さんが遠くなっていく。
私はもう子供じゃない。父親の死の真相を伏せておかなきゃならない、小さな女の子じゃないの。兄さんは認めないかもしれないけど、今の私はワカンダでも屈指の力を持つ人間よ。どんな真実も受け止められる。
お願い、兄さん。私を闇の中に置いていかないで。
シュリ