宛先:ブルース
差出人:クリント
お前がインターネットで何を読んだか、誰がそれを書いたかは知らないが、お前は間違ってる。俺の経験によれば、女性がお前とデートしたいって時は、お前もそれがデートだってわかるはずだ。はっきりと。たまに銃を突き付けられることもあるが、それはまた別だ。でも違う。お前とモニカのはデートじゃない。
デートに発展する?それでもいい。でもやっぱり、わかるものなんだ。何かある時は、何かある。何も起きなきゃ、とっとと手を引け。モニカは銃を持ってる?気にするな。
もしデートに発展したとしても、失敗を恐れるな。彼女もビック・グリーンのことを知ってるし、彼女がお前を本当に好きなら、小さなことには目をつぶってくれる。
ナットが今、俺の肩越しにこれを読んでこう付け加えろと言ってる。「質問をして、彼女に興味を持ってることを示して」だと。まあ、これは話半分に聞いておけ。「あなたに銃を突き付けたことはない」とも言ってるけど、それは嘘だ。もちろん、口では言えないがな。なぜなら今、本当に銃を突き付けられてるからだ。どっちが信用できる?
覚えておけ。彼女は人間だ。実験プロジェクトじゃない。
クリント