宛先:ホープ・ピム
差出人:ハンク・ピム
ホープ。
お前をあんなふうに怒鳴りつけるなど、許されることではない。恥ずべきことをしてしまった。どうか説明させてくれ。お前はAIMに疑念を持ち、ピム・テクノロジーズの行く末を案じていると聞いた。全く同感だ。私自身、同じ懸念を抱いていた。
お前に怒っていたわけではない。ただ、怖かったのだ。長いことスタークの脇に追いやられていた。だが、ようやく世の中の役に立てると感じている。
これまで、お前に正直な気持ちを打ち明けたことはなかったな。私はもうスーツを着用できるような健康状態ではないと伝えただろう?実は事態はもっと悪いのだ。過去に行った実験で、私の神経組織は傷ついてしまった。そのダメージが蓄積している。また同じことがあれば、間違いなく私は死ぬ。いや、死ぬよりもひどいことになるかもしれない。
自分らしさを保つためのものをあきらめることがどれほど辛いか、口では言い表せない。だがこの数週間、私は再びヒーローの気分を味わった。今の自分を手放したくないのだ。
だからと言って、愚かなことをした言い訳にはならないな。すまない。愛しているよ。