宛先:モニカ・ラパチーニ 差出人:ジョージ・タールトン

Last-modified: 2022-05-20 (金) 03:31:05

宛先:モニカ・ラパチーニ
差出人:ジョージ・タールトン

ファイル
A-DAYの準備(10/10)

トニーが安全基準に違反するたび、それを記録しておいたのは素晴らしいアイデアだ。彼はいつもゴムサンダルに靴下姿でラボに遅れて現れるからな。これで何かが変わると思うほど楽観的ではないが、自分に主導権があるのだと少しだけ感じることができる。

テリジェンを成り行きのまま導くことができるほど図太くなれたら、トニーのような人間は必要ない。無責任に行使できる力を持つことは、持続不可能なシステムを意味することだ。知れば知るほど、よくも世界が滅ばずにここまでこられたものだと感心する。

トニーがアベンジャーズの一員としてしたことには怒りを感じない。だが、彼らが自分たちの存在を正当化していることには憤りを感じる。災いの元だというのに超人たちは、害にしかすぎない。私はそんなものに関わりたくない。テリジェンがいい例だ。

モニカ、話を聞いてくれて感謝している。最近は息がつまりそうだった。同じように嘆き悲しむ者がいると、少しは安心する。


コメント