宛先:ラパチーニ博士 差出人:ユリシーズ・クロウ

Last-modified: 2022-09-26 (月) 00:34:37

宛先:ラパチーニ博士
差出人:ユリシーズ・クロウ

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ラパチーニ博士

提案書を読んだ。率直に言って、失望したよ。天下のアドバンスド・アイデア・メカニクスが夜の闇に紛れてワカンダに忍び込む?そして捕まらずに逃げられれば御の字だと?そんな話のどこにドラマがある?見せつけてこその力だろ?

いいか、ご所望のヴィブラニウムを手に入れる唯一の方法は、ブラックパンサーとその取り巻きどもをひざまずかせ、恐怖に震えあがらせることだけだ。あんたには人員も技術もある。足りないのは唯一、俺だ。

大規模な侵略になる。地球上の全ヴィブラニウムを支配したいんだろ?わざわざ競争相手に持たせてどうするんだ。もっとも、それだけの大金を積めるライバルもそうはいまいがな。

いいか、俺に軍をよこせ。そうすればヴィブラニウムはあんたの物だ。

いい返事を期待してるぞ。

クロウ


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