家族への手紙

家族への手紙

拝啓、ペルトゥス様。

A-Dayで奥様とご子息が行方不明になったとのお手紙をいただき、心からお見舞いを申し上げます。アドバンスド・アイデア・メカニクスの敬愛なる契約業者様に対しまして、僭越ながらご質問にお答えしたく思います。

いい報せをお伝えできればよいのですが、愛するご家族が災害より救出されたという記録はございません。ご存知の通り、サンフランシスコでの救出作業および復興作業は、事件から5年が経った今も続いております。生きて見つかるでしょうなどと、軽々しくお約束することはできませんが、愛するご家族に何が起こったかを明らかにするため、AIMは尽力しております。

なお、小切手を同封いたしました。ご経験されたことに到底見合うものではありませんが、ご自分とご家族の皆様のためにお役立てください。この困難な時の一助になれば幸いです。大切なパートナーとして、またAIMファミリーの一員として、今後もアドバンスド・アイデア・メカニクスと共にお仕事をしていただければと思います。

敬具

ライル・ゲッツ博士

研究主任

アドバンスド・アイデア・メカニクス

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