未来の自分に宛てた手紙―その4

未来の自分に宛てた手紙―その4

バカみたい。

クリントの忠告を聞けばよかった。あの現場にいるべきだった。すべてが変わってしまったあの時、あたしたちは何をしてた？

――命令に従って…

サンフラシスコから遠く離れた場所で、たくさんの命が犠牲になるのをただ見てた。これはあたしたち全員の責任。アベンジャーズはバラバラになっちゃった。でも、罪悪感を抱いて悔やんでればいいわけじゃない。みんなから連絡がなくなって何週間も経ってる。頼れるのはもうフューリーとヒルだけ。でも今回は傍観してるつもりはない。アベンジャーズが今どこにいるかなんて知らないけど、探しにすらこないってことはそういうことでしょ。もうあの人たちの助けなんていらない。今度は自分たちの手だけでやる。

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