未来の自分に宛てた手紙―その5

未来の自分に宛てた手紙―その5

日記？日誌？うーん、しっくりこないな。

あたしは「ある人」に宛ててこれを書いてたけど…その人はやっと来て、すぐいなくなっちゃった。何かになりたくて、一生懸命努力したし、色んなことを犠牲にした。そしてようやくなれたのに。まあ、なりかけた…だけど。無慈悲な現実の前に、思いの力なんて無力だった。

アベンジャーズはもういない。クリントもいない。AIMに捕まってて、あたしじゃ助け出せるかわからない。この嵐が過ぎ去って、みんなとチームを再結成することばかり考えてしまう。けどそれは幻想で、あたしには…それを叶える力もない…だから諦めないと。

今はフリーで仕事をやってる。クリントだったら目くじらを立てるような仕事だけど、贅沢言ってられないから。

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