重荷を負って
親愛なるペギー
アベンジャーズが大きくなるにつれ、僕はともに成長しようと奮闘し、最高の自分を目指してきた。だが、今は彼らの期待に応えられない気がしている。
アベンジャーズだけじゃない。SHIELDの生き残りもいる。彼らは、マリア・ヒルのおかげで灰の中から立ち上がった。インヒューマンたちやピムのレジスタンスもいる。僕たちは言わば、同志だ。全員が僕を見ている。
昔からトニーは、僕のことを「模範」だと言ってくれた。でもそれは全然違う。僕は努力した!それでも、世間が求めるような人間にはなれない。なれる者などいない。
でも、彼らの鏡にならなれる。彼らの最高の姿を映し出す鏡に。それが重要なんだ。僕は、一人ひとりの内に秘めた可能性を映し出しただけだ。
昨晩、寝ないで考えていた。僕はまだその鏡になれるだろうかと。朝になると、ナットが僕の目をまっすぐ見て、腕にパンチしてきた。いつものように、にやっと笑いながら。
彼女は僕を信じてくれている。みんなもそうだ。僕は決してみんなを失望させない。
スティーブ