1:テキストメッセージ
宛先:リズ
リズ
6月12日(月)午後1:25
ピーター:やあ、リズ。
ピーター:もしもし?
ピーター:電波の届かない地下にいるか、それとも僕のことを嫌いになったか。地下のほうだといいな…
6月13日(火)午後7:11
ピーター:電話くれる?会って話せないかな?
リズ:いやよ。
ピーター:無視よりマシだ。
ピーター:せめて謝らせてほしい。
ピーター:退社面談でAIMに何を言われたか知らないけど、僕は「君は関係ない」って言ったんだ。信じてもらえなかった。
ピーター:本当にごめん、リズ。
ピーター:君がインターンシップに賭けてたのはわかってる。
リズ:わかってない。
リズ:わかってたら、AIMのサーバーから情報を抜き取ったりするわけない。いったい何を考えてるの?
ピーター:ふざけてやったわけじゃないんだ――
ピーター:今回は。
ピーター:これ以上、君を困らせたくない。
ピーター:でも、探りを入れたのには理由があるんだ。本当さ。
ピーター:AIMがまともな企業だとは、僕は思えない。いろんな点でね。チャットも監視されてるかも。コーヒーでも飲みながら話さない?
リズ:いいから放っておいて、ピーター。お願い。