12:テキストメッセージのやり取り
送信者:ジャージーっ子
ジャージーっ子
5月2日(土)午後4:23
ミズ・マーベル:ねえったら。
ミズ・マーベル:表情が見えないのは仕方ないとして、やけに静かじゃん。
ミズ・マーベル:心配になるよ。
スパイダーマン:ごめん。
スパイダーマン:スマイスのことを考えててさ。逃がしたなんて信じられない。
ミズ・マーベル:ねえ、あたしはひよっこのペーペーだけど、これだけは知ってる。悪者は最初は必ず逃げるものだって。
ミズ・マーベル:お約束!
スパイダーマン:そうだね。ただ…スマイスの分まで責められて、マークが気の毒だ。
ミズ・マーベル:うーん…でもロボット作りを手伝ってたんでしょ?AIMに無理強いされたわけじゃなくて。何してるかわかってたはずだよ。
スパイダーマン:彼がAIMと手を組んだのは、リズを守るためだった。
スパイダーマン:わからなくもないんだ。動機っていうか。
ミズ・マーベル:…そっか。ね、マークはさ、マッドサイエンティストや悪者なんかとつるんでないで、リズと話したほうがいいんじゃない?
ミズ・マーベル:希望を聞いたりとか。
スパイダーマン:それは…そのとおりだ…
スパイダーマン:けど、AIMは手強い相手だ。
スパイダーマン:リズを守るには、それしか手がなかったのかも。
ミズ・マーベル:方法はいくらでもあるよ。
スパイダーマン:そういう選択、僕はしたくないな。
ミズ・マーベル:選択ならしたでしょ。
ミズ・マーベル:だから今、ここにいる。