野盗に気をつけろ その4
話者 | セリフ | 備考 |
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- | 週刊アドベンチャラー 連載コラム 野盗に気を付けろ その4(最終回) | |
- | 夜の道で道に迷ったわたしは 野盗の棲み家に足を踏み入れ ボスと思われる女と その娘に出会う。 | |
一歩間違えば命を落とす事態であったが ボスの気まぐれにより 安全な下り道を 教えられ わたしは無事に 目的の村へと 辿り着くことが出来たのだった。 | ||
それから何年くらい 経ったころ だろうか── | ||
大規模な 討伐隊が組織され あの山から野盗団が姿を消した という噂を わたしが耳にしたのは。 | ||
その後 野盗団はどうなったのか。 隣国へと 逃げ延びたとの 噂もあれば ひとり残らず 全滅したとの噂もある。 | ||
そして あのとき出会った 野盗のボスと少女は どのような運命を辿ったのか……。 今でも野盗として生きているのか それとも……。 | ||
……いや。 それは わたしが考えても 仕方のないことなのだろう。 わたしには 真実を知る術はないのだから。 | ||
さて この連載の締めくくりとして わたしは キミたちにこの言葉を贈りたい。 『野盗は危険だ 気を付けろ』 | ||
わたしが 野盗と出くわして命が助かったのは 本当に幸運であり このようなことは ほぼありえないと思ったほうがいい。 慢心を持って冒険に挑めば 必ず痛い目を見る。 | ||
この話が 初心者冒険者のキミや 冒険者を目指すキミに 役立ったのならば なによりだ。 |