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【忠臣セキシュウサイ】において、【チョントウ城】の天守閣を訪れ、【アト王】に面会した際に出現する【皇帝】の選択肢の一つ。つまり、本人の面前での発言である。
天守閣を訪れた際のイベントでアト王が皇帝の行いを一方的に批判し侮辱して最終的に帰るように言い放つ流れは原作版と同じ。
ただ、その直後、原作版では無言で城を後にしていたのに対し、本作ではアト王に帰るよう言われた際に選択肢が出現し、その内の一つがこれである(女性の場合は「アト王、いつか斬るわ!」)。
本作では3D化に伴いイベント演出が緻密になっているが、アト王はふんぞり返った態度で肘をつきながら扇子で自身を仰ぎながら対応するという無礼な態度を取る。
流石の皇帝もこの態度にむっとしたように前傾姿勢となり選択肢が出現する流れとなり、もう一方の「無礼な奴め! 帰る!」も同様だが、皇帝の苛立ちが露わになった選択肢といえよう。
チョントウ城を訪れる意図については直接的にイベントで触れられることもないが、近くに【ワグナス】がいる(というよりも、ヤウダ王国自体がワグナスと争っている)ことを踏まえて協力を要請するためだろう。
協力といいつつ、傘下に入れようと皇帝が考えていた可能性は否定できないが、いずれにせよ帝国側とすれば世界の安寧のために七英雄を排除しようと考えている中で、行いを侮辱、挑発されればいい気はしないのは確かであり、皇帝の苛立ちもごもっともなのは確かである。
……とはいえ、いくら相手がいきなり喧嘩を売ってくる愚か者、かつ自身は帝国最強の兵という状況下とはいえ、売り言葉に買い言葉で一国の主が他国の城内でその城主に対して殺害予告をするというのはあまりにも軽率な行動と言うほかなく、うっかりという言葉では済まされないとんでもない失言である。
場合によっては、帝国は帰属を拒否する国の城主は容赦なく切り捨てる、などと風潮され、バレンヌ帝国がヤウダ王国に宣戦布告したと判断されかねない。
もちろん、帝国の力があれば、ヤウダ王国を排除することもできるかもしれないが、城主を切り捨ててしまえば、帝国はもはや世界の平安のために戦うという大義名分を失ったといってしまってもよく、七英雄を超える巨悪と見做されるのも時間の問題であろう。
それほどまでに危険な発言といっていいのだが、ゲーム内では、アホ王もといアト王が気にも留めなかったためか、他の家臣も愛想を尽かしているためか当人を含めたヤウダ王国側の誰も、皇帝の発言に対して特段の反応は示さず、もう一つの選択肢である「無礼な奴め! 帰る!」を選んだ場合と同様に何事もなかったかのように皇帝は立ち去っていく。
男女で口調の違いこそあるが、選択肢としては男女問わず登場する。
【フリーファイター】や【格闘家】、【サイゴ族】など言われると本当に怖そうな面々だけでなく、【海女】や【踊り子】、【軍師】など絶対そんなこと言わないであろうキャラクターに言わせてしまうこともでき、もちろん【最終皇帝】でも発言できる。
なんなら本作では忠臣セキシュウサイをメルー制圧不要で進行できるため、【ジェラール】に言わせてしまうことも出来る。アバロンのダニ発言といいあの優しかったジェラールはどこへ行ってしまったのか。
もちろんといえばもちろんだが、【フリーメイジ】や格闘家など剣を使わないような面々でも発言する。
とはいえ、本作では【レオン】帝の時代から脈々と受け継がれている剣があるので、その剣を使えば誰でも斬りかかれそうではあるが。
全文
アト王が名乗るまでのアト王の発言は「ヤウダ国王」名義。
(ヤウダ国王)
ふん。
皇帝か。何しに来た!
人助けのようなふりをして、世界中のあちこちを
占領しているようだな。
だが、このアト王を騙すことはできんぞ!
(アト王)
帰れ、帰れ!!
(選択肢)
(皇帝・男)
無礼な奴め! 帰る!
アト王、いつか斬る!
(皇帝・女)
無礼な奴ね! 帰るわ!
アト王、いつか斬るわ!