【学習】

Last-modified: 2025-10-16 (木) 02:08:09

概要

【技】【術】【修得】システムの一つで、「戦闘である系統の技・術を使った時、その戦闘の勝利時に同系統の新たな技・術を一定確率で覚える」というもの。
主に【閃き】システムを当てはめると不都合が出る、パッシブスキルを含む武器種の技系統や効果が多岐に渡る術系統の修得システムとして採用される。
ここではサガ3DSやRS2Rなど、作中で「学習」と呼ばれないものの実質的に学習に類する修得システムを採用している作品についても紹介する。

サガ3DS

新しい技を覚えました
技選択時に下側に表示されるものほど
強力ですが消費回数が増えていきます
技を使うと連携が発生する場合があります
1つの武器で3個まで
技を覚えることができます
ただし、種族によって得意、不得意な武器
があり得意な武器しか技は覚えません
得意武器は、バトル中の武器選択で黄色で表示され
ステータスの上画面でも見ることができます


各武器種の技と【魔法辞典】【魔法】が該当。
本作では学習が【リアルタイム成長】の一環として組み込まれているため、戦闘終了を待たず行動直後に技の学習判定が発生し、学習に成功した場合はその戦闘から使用可能になる。
学習が発生する条件は以下の二つ。

  • 使用する武器の武器種が、現在の自分の【種族】に対応した【得意武器】であること
  • 使用する武器種の【熟練度】が、覚えたい技に設定された要求熟練度以上であること

 
必ずしも下位の技から順番に覚えるとは限らず、熟練度を満たす技が複数あればランダムで覚える。
熟練度こそ使用した回数で上がっていくが、技の閃きは熟練度を満たしていれば完全ランダムで、一発で覚えることもあれば回数を使いきってなお覚えないことも。
ただしモンスターの得意武器である特殊能力やアイテムに関しては、新しい技を覚えることは一切ない。
【リモコン】に関しても特定のイベントを進めることで技が追加される仕組みなので、戦闘中には覚えない。
 
他の成長と同じく、学習した戦闘で全滅すると忘れてしまうが、逃げた場合は持ち帰れる。当て逃げも戦術のうち。


消費2の技はどれも熟練度1がボーダーラインである。
そのため、熟練度が1ポイントでもあれば、さまざまな同種の武器や魔法辞典を使って消費2の技を覚えていくテクニックがある。
1つの装備で覚えた技が、別の装備でも使えるパターンは多い。
 
例えば、【回復魔法】の魔法辞典カテゴリでは、下位武器の【回復の魔法辞典】と上位武器の【ちゆの魔法辞典】の二つがあるが、中級全体回復魔法の【ケアルラ】はどちらの辞典でも扱える。
ここで、前者におけるケアルラは学習に必要な熟練度が6のコスト3技だが、後者においては学習に必要な熟練度が1のコスト2技となっており、回復魔法熟練度1以上の【エスパー】になって治癒の魔法辞典を持てばそれだけで学習条件を満たせる。
そして一度学習に成功すれば、熟練度が足りないまま回復の魔法辞典に持ち替えたとしても(あちらのコスト3技として)問題なくケアルラを使用できる。これに着目したテクニックが【ケアルラ速攻修得】である。
 
逆に、高価な装備品の消費4技は揃って熟練度14がボーダーラインであり、熟練度がないと使いこなせないものばかり。

RS2R

本作では原作RS2と異なり、新規の術は【術法研究所】で編み出すのではなく、同系統の術を唱えた戦闘の勝利時に確率で覚えるシステムとなった。
修得条件を満たしている場合には、質よりも量で稼ぐ形を取り、短時間で戦える敵を狙って覚える必要がある。
ゲーム上は術も「閃き」で覚えるとされ、用語としては統一されているものの、技の閃きとは違い戦闘途中に新たな術を閃くわけではなくあくまで勝利後に覚えるため、事実上はシリーズ他作品における学習と同じシステムである。
そのため、用語上は「学習」が「閃き」に内包・統合されたと見ることもできる。

SF1

【銃技】と各種術系統が該当。
術の学習については【資質】が必要であり、特に店売りされない【上位術】はごく一部の【初期習得術】として習得済のキャラクターを除いては、資質を得て学習する以外の修得方法がない。
システムとして該当するのは【陽術】【陰術】【秘術】【印術】【魔術】【妖術】【心術】
抜け道として、資質さえあれば【術具】による学習により【反術両立】させる方法がある。

また、使い手が限定される【時術】【空術】【幻術】【邪術】については仮に資質があっても内部的に各術の学習難度が未設定のため、学習システムが適用されない。
通常プレイで意識することはないが、後者2系統は【不思議なデータディスク】で一部確認可能。
一方で、通常プレイでは無関係なものの、何故か内部的に【命術】は学習システムが適用されるようになっている。

SF2

各種【合成術】が該当。その術が含む【アニマ】を使うことで学習が発生する。
ただし、これについてはキャラクター毎に「指定された種類のアニマを使った時、アニマの種類毎に設定された難易度で、その合成術を学習する可能性がある」というフラグが設定されている。
加えて敵のレベルが学習難易度に対して十分高い必要があるため、術者・敵・使用アニマの3点が合成術の学習条件に合致していなければ絶対に学習できない。

SSG

装備した杖とフラックスを吸わせた術に対応して新しい術を覚える。
1系統4種ずつ存在し、スキルレベル条件が設定されている。
下位(0)、中位(1)、上位(8)、最上位(18)の順。

SSG(緋色の野望)

術修得時に各キャラクターにボイスが追加された。
設定上術に精通している人物の場合は封じていた術を「思い出す」と表現したり、逆に前衛系のキャラクターに覚えさせると「なぜ自分に術を?」といった反応を返されることもある。
中には思想信条の問題で覚えたばかりの術を「いらぬ!」と断言する人も。

SEB

五行レベルが1以上あり、戦闘中にその五行術を使用した場合、同じ系統の新たな術を覚える可能性がある。
基本的には術レベルと知力が高ければ覚えやすく、既に同じ系統の術を覚えていると新たな術を覚えにくくなる。
1つも覚えていなければ装備固有術を使えば起点にすることが可能。
ただし装備固有術と同じ術を覚えるには、一旦その装備を外してその術を使えない状態にしておかなければならない。
 
なお、【金行術】だけはこのシステムでは一切覚えられない。
唯一金行術を習得できる【アメイヤ アシュリン】もイベントによる習得なので、上記の習得方法は適用されない。

RSU

【スタイル】ごとに習得できる術が決まっている。
未習得の術がある状態でバトル中に【通常攻撃】か術を使用していれば、バトル勝利時に一定確率で学習する。