力業「大江山颪」

解説

カードのコストを1下げるキャントリップ。
本家ドミニオンでは、街道(パッケージ:異郷)が同じ効果を持つ。
他にアクションカードを使用せず、カードを1枚しか購入しない場合は実質+1コインの効果にしかならず、キャントリップで1コインを生む他のカードに劣る。
キャントリップであることを活かしたコンボを組みたい。

利用法

アクションと手札を消費する騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」とは違い、他のアクションカードと容易にコンボを組むことが出来る。
ただしキャントリップとはいえアクションや手札を増やすわけではなく、無駄なカードが多いと思うように他のアクションカードに繋げることが出来ないため、お賽銭もしくは博麗神社/地霊カードを廃棄できるカードがあればそれを使って初期デッキを廃棄すると良いだろう。

有効な使い方

購入回数を増やしてカードを複数枚購入する

+1購入の付いたカードを使用してカードを複数枚購入すれば、実質購入したカードの枚数分だけ仮想コインを得ていることになる。*1
力業「大江山颪」を8枚使用すれば増やした購入がそのまま紅魔館(白玉楼・永遠亭)になってしまうため、+1購入の効果が得られるサプライでは一人に力業「大江山颪」を占有されないよう気を付けたい。

カードを獲得するアクションカードでより高コストのカードを獲得する

カードのコストを参照するアクションカードは、力業「大江山颪」の効果で下がった後のコストを参照する。
これを利用することで、次のように通常では獲得できない高コストのカードを集められるようになる。

• 力業「大江山颪」を1枚使用した後に大妖精/美しき緋の衣「永江衣玖」を使用し、力業「大江山颪」自身や5コストのカードを獲得する。
  • 力業「大江山颪」を2枚以上使用すれば風神の湖、4枚以上使用すれば紅魔館も獲得できる。
• 紅魔館を右隣のプレイヤーが直前に獲得した時、力業「大江山颪」を2枚使用した後に七色の人形使い「アリス・マーガトロイド」を使用し、紅魔館を獲得する。
• 幻想の結界チームで力業「大江山颪」を獲得し、力業「大江山颪」3枚を使用した後に幻想の結界チームを使って紅魔館を獲得する。
• ミニ八卦炉等の廃棄したカードのコスト+X以下のコストのカードを獲得する廃棄カードで0コストのお賽銭やマイナスカードを廃棄し、Xコストになった本来高コストのカードを獲得する。
• 禁呪の詠唱チームや「パゼストバイフェニックス」で本来廃棄置き場から回収出来ない7コスト以上のカードを獲得する。

カードを破壊するアタックカードでより高コストのカードを破壊する

「地獄極楽メルトダウン」で廃棄の対象になるカードは3コスト以上、「パゼストバイフェニックス」のアタック効果はさらに6コスト以下という制約が付いている。
このコスト帯には奉納米が含まれており、これらのアタックカードで奉納米を廃棄しても攻撃に成功したとは言い難い。*2
しかし力業「大江山颪」でカードのコストを下げることで廃棄の対象から奉納米を除外し、より高コストのカードだけを廃棄の対象とすることが出来る。

また力業「大江山颪」をX枚使った後に割と困ったちゃん「八雲紫」を使うと、0コストになったXコスト以下のカードをマイナスカードにすることが出来る。

注意すべきこと

複数回の使用

複数回使えば使った回数分だけコストが下がる騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」と違い、力業「大江山颪」は以下のようにプレイエリアにある枚数分だけしかカードのコストを下げられない。

• 「幻想風靡」で3回使ってもコストは1だけしか下がらない。
• 熱かい悩む神の火「霊烏路空」で2回使った後に廃棄してしまうと、プレイエリアに残っていないためコストは下がらない。

コストが下がることで弱くなる効果

力業「大江山颪」を使った後に悪魔の妹「フランドール・スカーレット」や九代目阿礼乙女「稗田阿求」を使うと、廃棄するカードのコストが下がっているため得られる仮想コインやドローが減ってしまう。
これらのカードと併用する場合、可能であれば力業「大江山颪」より先に出すようにしたい。*3

詳細なルール

カードのコストが下がる効果についてのルールは騒霊ヴァイオリニスト「ルナサ・プリズムリバー」を参照。
ただしカードのコストは力業「大江山颪」がプレイエリアに出ている枚数だけ下がる。

• カードのコストが下がる効果は力業「大江山颪」がプレイエリアにあることを条件とする。
  • 「幻想風靡」で3回使用してもコストは1しか下がらず、熱かい悩む神の火「霊烏路空」で2回使用して廃棄するとコストは下がらない。

関連カード

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