このページではえちぜん鉄道(旧京福電鉄福井地区)の形式をまとめています
えちぜん鉄道現有形式
Mc5001形
- 京福電鉄時代に製造された車両
- 京福電鉄時代はモハ5000形だった
- 車両は資金難だったのでバス用の部品や阪神5261形・豊橋鉄道1900系の廃車発生品を使用している
- 元は2両いた
- 京福電鉄時代は5001が青ベースの塗装に恐竜のイラストをあしらったもので「ダイナソートレイン」という愛称がついた
- 5002はクリーム色をベースに裾部や貫通扉・側窓に青ラインを巻いて(0系新幹線に近い)車端部に黄色いストライプを施した塗装になった
- 恐竜エキスポふくい2000では2両繋いだり特急や急行で運転されたこともあった
- 5002は2001年の正面衝突事故で大破し廃車された
- 5001のみえちぜん鉄道に継承され塗装もえちぜん鉄道標準塗装になった
- 2006年に福井大学によるリチウムイオン電池の走行試験が行われた
- 2014年にこの形式以外の京福電鉄継承車が全滅したので京福電鉄継承車では唯一の生き残りになる
- せめて30年は生き残ってほしい・・・
Mc6001形・Mc6101形
- 元愛知環状鉄道100形・200形・300形
- 300形は両運転台で100・200形は片運転台
- 100・200形は1両にするために200形の運転台を100形へ移植し200形は解体された
- 現在のえちぜん鉄道の主力
- Mc6001形は基本2両で使われるがたまに分割して単行で走ることがある一方Mc6101形は基本単行で運転され朝夕は2両で走る
- 違いは交流電源とエアコンユニット
- 譲渡時愛知環状鉄道は直流1500Vだったがえちぜん鉄道は直流600Vなので従来のMT46形では出力不足になりMT54形へ換装された
そのため爆音?
Mc7000形
- 元国鉄119系
- 119系のうちワンマン運転対応の5300番台12両が譲渡され大阪車輛工業で改造
- 改造の際運転台ブロックを交換し低運転台化
- トイレが撤去されえちぜん鉄道は600Vなのでモーターを直流MT55A形から交流MB-5148-A形へ変更
- 制御装置も抵抗制御から三菱製VVVFインバーターMAP-084-60VD252形へ変更となった
- 2両編成でMc7001-Tc7002のユニット構成
- 制御車はえちぜん鉄道初
L形
- 「キーボ」という愛称がある
- 相性の由来はみんなに愛される友達になれるように、黄色い坊や・希望という意味が込められている
- F1000形「FUKURAM」と組み合わせて「希望が膨らむ」となる
- 丸い目をした可愛い見た目の電車
- 塗装はやさしい黄色で街中で走っていても目立つ
- 1日3往復の運転なので見ることができたらラッキー
- えちぜん鉄道では初、京福電鉄含めても数十年ぶりの完全オリジナル車両
- FUKURAMは3両編成だがこの車両は2両編成なので輸送力に差が発生している
- 2020年に自動車と衝突する事故が発生
- 鷲塚針原寄の前面が大破したが廃車にならず修復され復帰した
Mc8000系
- 静岡鉄道1000形を譲渡し恐竜電車用に登場
- 恐竜博物館のリニューアルに合わせて運転開始
ML521形
- 除雪用に使われる電気機関車、京福電鉄時代はデキ521形だった
- 2024年3月8日に新型ラッセル車導入に伴い車両基地から廃車陸送された
過去の車両
モハ241形(241~244)
- 元叡山電車デナ11形である初代ホクハ31形の車体新造車
- 1989年に244が廃車され241~243も1991年に廃車された
モハ251形・ホデハ251形(251~254)
- 1957年に発生した福井口車庫の火災でホデハ15・17とホデハ221が焼失しホデハ103が被災を免れたため台車や機器を流用してできた形式
- ホデハ15がホデハ251→モハ251→モハ253
ホデハ222がホデハ252→モハ252
ホデハ103がホデハ253→モハ253→モハ251
ホデハ17がホデハ254→モハ254へ改番された - 2000年の正面衝突事故でモハ251が大破し廃車
- 残りの3両も上の事故後使用が停止されえちぜん鉄道に継承されることなく廃車された
モハ261形(261~263)
- 元京王デハ2400形、1976年に引退し廃車
モハ271形(271~273)
- 元相鉄モハ1000形、272は1973年、他の2両は1987年引退で廃車された
モハ281形(281~284)
- 元東急デハ3300形、1986年に引退し廃車
モハ3001形(3001~3008)
- 元南海11001形、えちぜん鉄道転換まで残っていたが転換後は一度も走ることなく廃車された
ホデハ301(301~304)
- 元東急デハ3250形、東急からの払い下げ車両
- 引退時期は不明
ホクハ31形(31~33)
- 元阪神861形、引退時期不明
ホサハ62形(61・62)
- 国鉄63系電車の払い下げ、引退時期不明
モハ1101形・モハ1001形・Mc1101形
- 京福電鉄の自社発注車両
- 構造は名鉄3800系に類似している
- 1980年にモハ1003が廃車、モハ1002は1981年に事故で大破しモハ1001と共に1981年廃車
- 廃車後足回りに阪神5101形の車体を載せモハ1101形へ生まれ変わった
- 1988年にワンマン運転化改造、1998年に豊橋鉄道1900系の廃車発生品を流用して新性能化がされた
- モハ1101は2000年の正面衝突事故で大破し廃車された
- えちぜん鉄道移管後はMc1101形へ改番
- 2014年にMc7000形へ置き換えられ引退した
モハ2201形・Mc2201形
- 阪神3301形が譲渡されて登場、赤胴車が他の私鉄に譲渡されたのはこれが唯一
- 足回りは国鉄101系の廃車発生品を流用
- 電制を撤去し電動発電機を搭載したことで単行でも冷房が使えるようになった
- 2001年の正面衝突事故で2201形が大破し廃車
- 2005年に2202と2203が廃車され残る2204も2014年に廃車された
モハ2101形・Mc2101形
- 元南海1201形、京福電鉄時代に車体が交換された
- 阪神5231形の車体へ交換しモハ2101形へ改番
- 2101・2102は2005年、2107・2110は2006年、2105・2106は2007年に廃車
- その後は大きな変化がなかったが2013年にMc7000系へ置き換えられ1月に2114・2115が廃車、2月に2108・2109が廃車された
- また2112・2113が廃車され最後まで残った2111と2116が2014年1月に引退、これによりえちぜん鉄道から吊りかけ駆動車が消滅した
- その後は大きな変化がなかったが2013年にMc7000系へ置き換えられ1月に2114・2115が廃車、2月に2108・2109が廃車された
ML6形
- 車両入替用の電気機関車で京福時代はデキ6形、えちぜん鉄道移管後車籍のない機械扱いとなり2011年からは勝山駅で保存されている