非公認ゲームとはハードメーカーの公認を受けずに発売されたゲームで特定のゲームハードのみで動作する
ハードメーカー非公認ということで一部ソフトはプレミアがついており高値で取引されているものも
ファミリーコンピュータ・NES
- Action 52(1991年発売)
タイトル通り52個のゲームが収録されたミニゲーム集
発売当時の値段は199ドル、当時のレートで換算すると25000円越えとかなりのぼったくり価格
本作には「CheetahManⅡ」の元になった「CheetahMan」が収録されている、BGMだけは好評で有名
- SOMARI(1994年発売)
主人公がマリオになった「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」でパチモン界隈では有名作
FCのスペックの都合上色やサウンドがおかしくなっているがパチモン系では出来の良いほうでちゃんと最後まで遊べる
現在では有名になりすぎて逆に入手困難になっている
- Super Mario World(1995年発売)
スーパーファミコンで発売された「スーパーマリオワールド」を勝手に移植したもの
ステージは原作準拠だがジャンプの挙動はSOMARIベースになっている
- CheetahManⅡ(1997年発売)
Action 52で収録された「CheetahMan」の続編
1992年に開発されるが発売前にメーカーが倒産しお蔵入りに、1997年にメーカーの倉庫跡から本作のカートリッジ1500本が発見され非公式に発売された
1500本という希少価値からか価格は70ドルと高価、前作同様BGMは好評な模様
ニコニコ動画に投稿されたプレイ動画で一躍有名になった
- 8ビットリズムランド(2019年発売)
2019年に発売されたファミコンの音ゲー
収録曲は20曲で作曲陣は小沢純子・中潟憲雄・増子津可燦などの豪華メンバーが揃っている
- クイズ☆正解は1年後presents あつしの名探偵(2023年夏発売)
TBS系列で年末に放送されるバラエティ番組「クイズ☆正解は1年後」の企画で令和の時代に生まれたファミコンソフト
企画は「ファミコンで動作するオリジナルのROMカセットを中古店に密かに流通させてクリア報告をする人が何人いるのか予想する」というもので
2023年夏に実際に10本流通し2023年12月30日の放送でネタバラシ、2023年12月31日にNintendoSwitchのDL専用ソフトとして配信開始された
タイトルから分かるとおり「さんまの名探偵」のパロディで極悪な難易度からクリア報告をした人は一人もいなかった*1
スーパーファミコン・SNES
- SM調教師瞳 vol.1(1994年9月26日発売)※R-18ソフト
非公認ゲームの中では屈指の知名度を誇る作品である瞳シリーズ第一作
ゲームラボなど雑誌の広告・秋葉原のアングラ系ゲームショップ・パチの景品など流通経路は独特なものだった
本作はクソゲー過ぎて大量に在庫が残った「ジーコ サッカー」のROMを書き換えて発売されたもの、ついたあだ名は「ジーコ」「ジーコ サッカー」
これは余談だが1992年に憂木瞳というAV女優がデビューしている、もしかするとタイトルの由来はこの人かもしれない
- りばーす★きっず(1997年1月12日発売)※R-18ソフト
コミックマーケットで発売された任天堂非公認のゲーム
形状が下駄のような形のカセットで動かすには正規のスーパーファミコンソフトが必要(互換機の場合は単品でも起動できる)
脱衣オセロゲームで対戦相手は「みりか」、対戦前に大学生と幼稚園(!?)の二つの姿を選ぶことが出来る(パッケージやメニュー画面には中学生の姿もいるのだが対戦することはできない)
1998年にオークラ出版から発売された「裏ゲーム読本」に本作のROMイメージ・ソースコード・開発ツールが収録されたCDが開発者公認で付録でついてきた
メガドライブ・GENESIS
- Action 52(1993年発売)
ファミコンの項目で紹介したAction 52のメガドライブ版、収録ゲームも変更されておりパズルゲームが追加されている
本作でも「CheetahMan」は収録されているが16ビット機になったのにも関わらずなぜか劣化している、唯一の評価点だったBGMも変わってしまった
- CRAZYBUS(2004年発売)
バスを1台選んで左右に動かしAボタンでクラクションを鳴らす、内容はそれだけのゲー無
実在するベネズエラのバスが収録されているが1枚絵以外のグラフィックは出来が悪くBGMに至ってはランダムで1音ずつ自動で生成されているのでプレイヤーの脳と耳に大ダメージを与えかねない(これがホントのキチガイレコード)
実はこのゲームはテスト用に公開されたオープンソースのプログラムでそれを誰かが勝手にパッケージ化して発売した
- Felix the Cat(2010年代はじめ頃発売?)
海外で人気のキャラクターで日本では10円ガムのパッケージに描かれているキャラクターでお馴染みの「フィリックス・ザ・キャット」のゲーム
ハドソンから同名のゲームがファミコンで発売されたが内容は別物、日本でも発売予定があったが中止になった
コンティニュー画面でНет(ロシア語でNoを表す)を選択すると非常にグロテスクなフィリックス・ザ・キャットが表示される、プレイ動画が動画投稿サイトに上がっているが心臓が弱い方やフィリックスのファンは見ないことをお勧めする
- Pocket Monster 2(2001年頃発売?)
ポケットモンスター赤・緑の続編として開発された作品でジャンルはRPGではなくアクションゲーム
このゲームは武器扱いのモンスターボールを使うとフリーズする、ステージ4でダメージを受けると激しい処理落ちが起きてクラッシュするなど動作自体不安定
ラスボスはドガース、動きは単純だが48回踏まないと倒せない。バランスなんてあったものじゃない
- ディヴァインシーリング(1992年発売)※R-18ソフト
脱衣要素を加えた縦スクロールのシューティングゲーム、ステージをクリアすると女性の服が脱がされていく
ゲーム自体はボムなし、当たり判定が曖昧、一部の雑魚が固い、1万点ごとにパワーアップと1UPなどゲームバランスが不安定
PCエンジン
- ボディコンクエストⅡ ~救世主~(1993年発売)※R-18ソフト
ファミコンディスクシステムで発売された「ボディコンクエストⅠ」の続編、媒体はカードROM
タイトルから察することが出来る通り「ドラゴンクエスト」のパロディ、前作では敵に体当たりする戦闘方式だが今作ではコマンドRPGになった
- CD麻雀 美少女中心派(1993年7月30日発売)※R-18ソフト
PCエンジンDUOシリーズ用のソフト、媒体はCD-ROM
ゲーム内容はイカサマありの二人対戦脱衣麻雀、アニメーションはPCエンジンの作品でもトップクラスで当時のアーケード脱衣麻雀に匹敵するレベル
その一方声優の演技力はかなりひどい、プレイヤーからは「学芸会レベル」と評されたほど
- しあわせうさぎ 濡れた美少女ー初めてなのに・・・(1993年10月14日発売)※R-18ソフト
PCエンジンでのオリジナルエロゲ、本作の発売後も2などのシリーズ作品も発売された
ハードメーカー非公認なので一般の店では取り扱うことが出来ず秋葉原や大阪日本橋の一部のゲームショップや通販で購入できた
ハッカ―インターナショナルがすでにPCエンジンで非公認のエロゲを発売していたが「性行為や性器露出などの表現は行わない」としていたハッカーとは異なりより過激なものになっている
ジャンルはADVだが選択肢総当たりでクリアできる
- ハイレグファンタジー(1994年9月15日発売)※R-18ソフト
DUOシリーズの本体専用ソフト、タイトルから察せる通り「ファイナルファンタジー」のパロディだが内容はエロゲユーザー向けに極振りしているのでかなりお下品
セーブデータのメモリ領域を全て使う仕様で他のゲームのセーブデータがあっても確認なしで上書きするトラップがある。消したくない場合はプレイ前にセーブデータ保存ユニット「天の声」に移しておく必要がある
ドリームキャスト
- ブレイカーズ(2017年5月発売)
ビスコ公式ライセンスを入手して海外で発売、ネオジオCD版がベースになっている
ただしセガのライセンスは受けていないインディーズソフト扱いでGD-ROMを使用していないのでMIL-CD対応の初期型でしか起動できない
NintendoDS
- ハーフエルフ触手凌辱DS(発売中止)※R-18ソフト
DS初のエロゲとして一部界隈で話題になった作品、コミケ74での発売に向けて秋葉原でメイドにチラシ配りをさせるなど積極的に宣伝活動が行われた
しかし起動にはマジコンが必要という代物でマジコンと同梱発売すると発表(コミケで市販品を発売することは禁止されている)
さらに本作の開発元であるTeamDSXの住所がマジコンの販売業者と同じということが判明し規約違反である企業の一般参加とみなされ出店取り消しとなりこのゲームは陽の目を見ることがなく幻に終わった