カオス駅

Last-modified: 2023-04-04 (火) 21:20:46

カオス駅とは情報量が多すぎて訳が分からなくなっている駅のこと
主な要素は以下の通り

  • 1:種別が多すぎる
    • 普通・快速・急行・特急の他に区間快速や特別快速・準急・快速急行・快速特急など多くの種別がやってくる
  • 2:行先が多すぎる
    • 主要駅にやってくる列車の行先は多くなる傾向がある、中にはぱっと見で見当がつかない辺鄙なところまで行く列車も・・・
  • 3:配線が謎
    • 付近に車庫があったり直通列車が多いと分岐点が多くなる傾向がある
      ホームの数が少ないと理解不能な配線になる

主なカオス駅はこれらが有名↓

近鉄大和西大寺駅

京都方面・橿原神宮前方面・奈良方面・大阪難波方面の4方向から列車がやってくる駅で京都~奈良の列車もある
さらにこの駅の近くに西大寺車庫がある関係でこの駅止まりの列車があり同時進入は日常的に起こる
分岐点の数はこの駅だけで28個と日本で一番多い
高架化や立体交差化の話が持ち上がっているが近鉄のジャンクションを止めるわけにはいかないのと駅前が狭いことで実現には至っていない

JR天王寺駅

特にカオスなのは15~18番乗り場、阪和線からは関空紀州路快速・直通快速・特急はるか・特急くろしお、大和路線からは大和路快速・区間快速・快速が乗り入れる
行先もJR難波・大阪・新大阪・京都・関西空港・和歌山・御坊・海南・湯浅・白浜・新宮・奈良・加茂・王寺・高田・柏原・五条と非常に多い
さらに12番乗り場には天王寺を出た瞬間関空紀州路快速や大和路快速へ正体を現す偽普通があり知らずに乗ってしまうと関西空港・和歌山・奈良へ飛ばされる
挙句の果てにダイヤが乱れた場合12両の関空紀州路快速というわけ分からない放送まで流れ始める、過去には天王寺で天王寺まで止まらない天王寺行という理解不能な放送が流れた

名鉄名古屋駅

日本一カオスな駅と言っても過言ではない、ホームは3面2線とかなり狭く少しでも長さを取るためS字状にカーブしている
名古屋本線の岐阜・豊橋方面の他に津島方面・犬山方面・常滑・中部国際空港方面の列車も乗り入れるためあらゆる列車がこの駅に集中してしまい終日ダンゴ運転
そのため常滑線の普通は2駅隣の金山発着がほとんどで名古屋に乗り入れる列車はかなり少ない
ホームが狭いのは名鉄がケチっているのではなく四方八方をJR・近鉄・地下鉄・地下街・バスターミナル・名鉄百貨店・近鉄パッセ・JRセントラルタワーズに囲まれており身動きが取れなくなっているから
種別と行先のパターンは上下合わせて84通りと他の私鉄のターミナル駅と比べて多い
追い打ちを掛けるように名鉄には種別変更・特別停車・特別通過という独自のカオスシステムがあり
案内も種別・行先・停車駅・両数の他に特別車の有無・空席案内・乗車位置・ドア数・特別停車・臨時停車・ドアカット・接続列車・待避列車・先着情報など内容が複雑すぎるので自動放送が導入できない(導入しようとしたがメーカーに断られた)という有様
仮に導入しても前の電車が完全に出てから次の電車が到着するまで1分程度しか空き時間がないので自動放送が追い付かない逆に最短2分間隔・全列車10両で導入できた御堂筋線すげぇ

阪急淡路駅

京都線と千里線が交差する駅で梅田~河原町と北千里~天下茶屋だけでなく梅田~北千里や天下茶屋~河原町の列車もやってくる
この駅を発車する列車は京都線・千里線合わせて昼間24本/h、夕ラッシュ時には30本/hと非常に多く出来る限り待ち時間を抑えようとするため同時発車は当たり前
電車が出たらすぐに次の電車が入ってくるという光景が一日中みられる、かつては1号線が存在していたが今は撤去され欠番
ホームは行先ごとに固定しているのではなくどこから来るかで使い分けられている、そのため特急が外側ホームから発車することもある
駅の敷地が狭いため分岐のカーブがかなりきつく線形もかなり悪い、30km/h以下の制限がかかっているところもちらほらありこの駅を通過する通勤特急も50km/hまで減速する
ただし天神橋筋六丁目・地下鉄堺筋線から来る列車は構造上2号線に入ることができないので3号線から発車する

そんな淡路駅だが2008年から高架化工事を開始、2階が改札とコンコース、3階が上りホーム、4階が下りホームになる
完成すると京都線と千里線は立体交差化されダイヤ上のネックは完全に解消される
付近を走るおおさか東線・東海道新幹線と交差する必要があるので高さは京急蒲田の24mを越える30mの高さになるんだとか

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