臨時駅とは特定の期間のみ営業する駅の事
概要
スキー場の近くにあり冬季のみの営業だったり海水浴場の近くで夏期のみの営業だったりと期間限定で営業している駅
臨時駅の中でも年に1日も列車が止まらない駅は「通年休止駅」と呼ばれている
日本の臨時駅一覧
JR6社
JR北海道
- 原生花園駅(釧網本線)
小清水原生花園の最寄り駅で北浜~浜小清水の間に位置
5月1日から10月31日までの営業、だが一部の普通列車は営業期間内でも通過する - ラベンダー畑駅(富良野線)
ファーム富田の最寄り駅で西中~中富良野の間に位置
6月から10月下旬までの営業で通常は「富良野・美瑛トロッコ号」と「ふらの・びえい号」のみの停車だが毎年7月の海の日近辺の4日間程度は8時から18時は通過する普通列車も停車する
JR東日本
- 猪苗代湖畔駅(磐越西線)
猪苗代湖の最寄り駅で上戸~関都の間に位置
夏期のみの営業で春や休日にも停車する時期があったが2007年より休止駅になった - ガーラ湯沢駅(上越新幹線*1)
ガーラ湯沢スキー場の最寄り駅で越後湯沢駅の少し先に位置する
冬季のみの営業だがJR東日本がタイアップした映画「ジュブナイル」の関連イベントで夏期にも営業した時期があった
ガーラ湯沢~越後湯沢間は上越新幹線の車両が走っているが法律上は上越線の支線になっており在来線になっている - 偕楽園駅(常磐線)
偕楽園の最寄り駅で赤塚~水戸の間に位置
下りのみホームがあり上り列車は停車しない、偕楽園の梅まつりが行われる時期に営業し当該期間の土休日9時10分から15時30分の下りのみ停車する
また普通列車のほかに特急や快速も停車する - 秋田港駅(奥羽本線)
本来はJR貨物の駅だが2018年から4月~11月に秋田港に寄港するクルーズ船の乗客限定で旅客営業を行っている
そのため書類上はJR貨物の駅で一般の利用者は利用できずJR東日本の路線図や時刻表には載っていない - 鹿島サッカースタジアム駅(鹿島線・鹿島臨海鉄道)
元々は北鹿島駅という貨物駅だったが旅客設備を設置して開業し鹿島サッカースタジアムでサッカーの試合が開催される日のみ営業する
サッカーの試合日以外も信号場・貨物駅扱いとなっており路線・営業上共に境界駅となっていることから時刻表に臨時駅の表記はない
JR四国
- 津島ノ宮駅(予讃線)
毎年8月4日と5日に開かれる津嶋神社の祭礼日のみ営業
時刻表には営業時期しか記載されないがJR四国の駅数に入っている - 田井ノ浜駅(牟岐線)
この駅も時刻表には営業時期しか記載されないがJR四国の駅数に入っている
海水浴シーズンのみの営業だが2020年からは新型コロナウイルス感染拡大を受けて海水浴場の営業自粛にともない2019年を最後に営業していない
JR九州
- バルーンさが駅(長崎本線)
佐賀インターナショナルバルーンフェスタ開催日(毎年10月下旬~11月上旬)のみ営業
時刻表には営業時期のみ記載されるためJR九州の駅数に入っていない
私鉄
- 仁愛グランド前(えちぜん鉄道三国芦原線)
仁愛女子短期大学と仁愛女子高校の体育祭開催日のみ営業
駅は全て鋼製で屋根や駅名標が一切ない簡素な作りで赤茶けた手すりがあるだけ
年に一日数本しか停車しないかつ仁愛学園の関係者以外乗降できない、また通常時はホームに入れなくなっている
もともとこのホームは九頭竜川の橋梁架け替えの際中角駅の仮ホームとして設置されていたもの、また市販の地図や路線図には記載されていない - 京橋停留所(岡山電気軌道)
毎月第一日曜日に旭川河川敷で開かれる「備前岡山京橋朝市」が開催されておりそのうち5月と10月の朝市のみ営業する停留所
これ以外の朝市は隣の西大寺町停留所から徒歩アクセスすることになっている
ただし2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため朝市が開催されなく営業しなかった
この停留場も臨時駅扱いのため市販の地図や路線図には記載されていない - 宮島ボートレース場駅(広島電鉄宮島線)
宮島競艇場でボートレースが開催される日に営業、ボートレースは週5で開催されるため年間300日くらい営業する
臨時駅のため駅ナンバリングの対象外になっている - 清流みはらし駅(錦川鉄道錦川清流線)
錦川の清流を絶景ポイントから見ることができるように設置された駅
イベント列車のみ停車し駅へ通じる道路はなく秘境駅になっている
臨時駅ではないが近似する駅
- 広瀬川原駅(秩父鉄道秩父本線)
わくわく鉄道フェスタが開かれる際は当駅発着の臨時列車が運転される
駅構内には廃車になった車両や部品取り用の車両が留置されている - 田んぼアート駅(弘南鉄道弘南線)
- 津軽湯の沢駅(奥羽本線)
冬季は営業を休止する、田んぼアート駅は弥生の里で開かれる「冬の田んぼアート」開催時は乗降が可能
一部列車は通年津軽湯の沢駅を通過する
かつて存在した臨時駅
常設駅に昇格(カッコ内は昇格日)
JR
- 百合が原駅(札沼線・1987年4月1日)
- 瀬越駅(留萌本線・1987年4月1日、2016年12月5日廃止)
- 釧路湿原駅(釧網本線・1996年12月1日)
- 柏林台駅(根室本線・1987年4月1日)
- 大成駅(根室本線・1987年4月1日)
- 千畳式駅(五能線・1987年10月1日)
- 十二湖駅(五能線・1988年2月1日)
- 今川駅(羽越本線・1987年10月1日)
- 上越国際スキー場前駅(上越線・2003年4月1日)
- 岩原スキー場前駅(上越線・1987年4月1日)
- 北松戸駅(常磐線・1958年12月25日)
- Jヴィレッジ駅(常磐線・2020年3月14日)
- 行川アイランド駅(外房線・1987年4月1日)
- 東清川駅(久留里線・1987年4月1日)
- 三河大塚駅(東海道本線・1960年3月1日)
- 玄武洞駅(山陰本線・1918年4月21日)
- 日本へそ公園駅(加古川線・1987年12月23日)
- 婦中鵜坂駅(高山本線・2014年3月15日)
- 阿波富田駅(牟岐線・1987年4月1日)
- 鮎喰駅(徳島線・1987年4月1日)
- 西浦上駅(長崎本線・1987年4月1日)