KTクオリティとは近鉄だからできるKQクオリティの近鉄版
一例
1.柔軟な車両運用を得意とする近鉄独自のカオス編成
- ブツ6やブツ8は当たり前、ひどい時にはブツ10が来る
- 朝の10両快速急行はほとんどが4+2+4と2+2+6、4+6の10両はほとんどない
- まれに3+3+4で10両を作ることも(なんでや!阪神関係ないやろ!※阪神乗り入れ非対応な意味で)
- 2両のシリーズ21が8000系列にサンドされる
- お古と新車が併結しても特急料金は同じ、一番ひどいのは南大阪線
- 志摩線系統では名古屋行と難波行で特急の号車が逆になる
- 制御方式が違うのに平気で増結できる(8000系*1+9820系*2ができる)
2.形式の付け方がおかしい複雑すぎる
- 詳しくはここ
- これだけ形式が複雑すぎても2200系だけ永久欠番になっている
- 2200系は過去に「日本一の電車」と称されるほどの傑作電車だったのでそれに敬意を示しているのかも
- これだけ形式が複雑すぎても2200系だけ永久欠番になっている
3.JRもビックリの古い車両を末永く大切に使いましょう計画
- 近鉄に限らず他の関西私鉄にも言えるが東京オリンピックを2回迎える車両が存在している
もしかしたら大阪万博も2回迎えるんじゃないかな
4.近鉄特急の代表格、アーバンライナーとひのとりのライバルは特急南紀でも快速みえでもなく東海道新幹線
- 奈良と三重は「近鉄王国」と言われるほどJRに圧勝している
- 名阪間の所要時間が特急こだまより近鉄特急の方が早かった時代もある、新幹線開業後は客がみな新幹線にシフトしたため2両編成で運転していた時期もあった
- そのため単行運転可能な両運転台車の開発計画がされたほど、1両で運転する最悪のケースを想定していたのか?
- 1970年代から国鉄の運賃値上げ等で新幹線より安い近鉄特急に客が戻ってきて次第に昭和30年代のピーク時を上回った
- アーバンライナーは20年モノだが未だに衰えない加速力
- 21000系はブレーキが追い付いていないだけで本気出せば200km/h出せるらしい(某電車でレースする同人誌内の話ではない)
- 2012年3月まで名阪甲特急の名古屋8時から16時発車の列車と難波11時から18時発車の列車は鶴橋名古屋間ノンストップ、昔は全列車ノンストップだったが・・・
5.駅名が異なるのに同一駅扱いの大和八木と八木西口
- 同一駅扱い(大和八木駅の構内)になっているため大和八木発着または経由の乗車券があれば八木西口にも乗降できる
- ちなみに大和八木と八木西口は400mしか離れてない
- 八木西口ができたのは昔は大阪から構内にある短絡線を通って橿原神宮へ直通する列車があって
大和八木が通過扱いになるのを防ぐために作ったのだと思う、 - なんか八木西口廃止になるそうな
6.平城京跡を突っ切る奈良線
- 遺跡が発掘される前に線路を敷いたのが原因
- 2021年に別ルートが決定したが着工2040年完成2060年とかなりの長期計画になる
7.関西随一のカオス配線、大和西大寺駅
- 奈良線、京都橿原線、西大寺車庫からの出庫といろんな方面から列車がやってくるのでポイントの数が尋常じゃないことに
- 立体交差化で京急蒲田や阪急淡路、名鉄知立に次ぐ要塞となる可能性がある
8.関西一の増解結のプロ
- 近鉄では花園駅列車暴走追突事故を受け連結する際は他の車両と行き来できるように貫通扉同士を幌で繋いでいる
- 連結の速さでは京急に敵うものはいないが幌をつなぐなどしている近鉄も増解結の速さはプロ級
9.近鉄伝統の鮮魚列車
- 2020年ダイヤ改正で独立した運行は廃止されたが2423Fを改造して急行や快速急行に併結する形で存続
10.名古屋線標準軌化の際に行った仮設の渡り線を通して列車を工場に入れる大道芸
- この時中京圏を伊勢湾台風が襲い近鉄は復旧作業と標準軌化を同時に行った
- これは後に「禍を転じて福となる」という伝説の名言を生み出し列車の台車を変える際に営業線の上に仮設の渡り線を作って工場に入れる大道芸をやってのけた
11.奈良線瓢箪山石切間、大阪線大和朝倉榛原間と青山峠にある長距離急勾配
- 瓢箪山石切間は最大35.7‰、大和朝倉榛原間は最大33‰とかなりの急勾配
それを近鉄は平然と登っていく8000系「ちょっと山登りしてくる」
12.近鉄にもある逝っとけダイヤ
- 結構遅れだすと発車時間が前後して先発次発案内がされもっとひどくなると駅の案内表示器が匙を投げて無表示になる
- 途中駅に到着する前にこの駅で運転打ち切りになると思いきや駅に着いたとたん終着まで運転する(車掌キレ気味)
- 阪神淡路大震災発生1時間後に平常通り運転していたという嘘かホントかわからない逸話もある
目立った被害がなかった京阪ですら約3時間かかったのに
13.ゲリラ豪雨・台風は基本無視
- 近年夏に多いゲリラ豪雨だがこの程度では近鉄は止まらないし速度も落とさない
- しかし霧には弱く山間部はダイヤが乱れやすい
- ついに線路が冠水していても走らせるという暴挙をやってのけました
- しかし霧には弱く山間部はダイヤが乱れやすい
- 台風はたとえ暴風域に入っていようが普通に運転する
- 「運転を見合わせる可能性がある」と放送されるが実際になったケースは少ない
- ちなみにたびたび国土交通省から指導が入るらしい
- 「運転を見合わせる可能性がある」と放送されるが実際になったケースは少ない
14.少しの遅れは当たり前
- 2~3分程度の遅れでは駅でのアナウンスもない
- 5分くらいになってようやく案内するレベル
15.2つの異なる規格に対応する変態車両の開発計画
- けいはんな線が乗り入れているOsaka metro中央線が夢洲に延伸することを受け東生駒生駒間に連絡線を作り奈良から夢洲まで乗り入れる架線集電と第三軌条両方に対応する特急電車の開発を計画しておりすでに海外メーカーに発注しているんだとか
- あと山陽電鉄への乗り入れも計画しているらしい、未だ実現していないが
- 近鉄の山陽乗り入れが実現しないのは山陽電鉄の橋梁が近鉄車の重さに耐えられないから、あと走らせても新快速に抜かれる
16.増発やスピードアップではなく減便や特急停車駅追加が多いのでダイヤ改正ではなく「ダイヤ変更」
- 利用者は近鉄の経営が火の車なのは知っているので諦めている
17.2010年代一般形の新車が0という暴挙を成し遂げてしまった
- 実は特急型もしまかぜを除けば16600系が4両落成しただけ
18.16年ぶりに新車が入る!と思ったら奈良線だけだったりそれと引き換えに運賃の大幅値上げ・・・
- 平均17%もの値上げ、分かりやすく言うと大阪難波~奈良が570円から680円になる(一方JRはJR難波~奈良が570円なのでJRに客が流れる可能性アリ)
- この高さに奈良県知事が激怒、阪急の2.5倍だとさすがの奈良県も痺れを切らしたか・・・
- 名阪特急ひのとりも特急料金込みで5000円近くなる・・・新幹線との差がどんどん縮まっていくよ~
- 名鉄みたいに路線ごとの運賃区分を採用できないだろうか
- A区分(阪急並みの低運賃)が奈良線でB区分(現在の近鉄の運賃)が大阪線・けいはんな線・京都線・名古屋線・山田線・南大阪線でC区分(値上げ後の近鉄の運賃)がそれ以外
- 南海を上回り関西大手私鉄、下手すると大手私鉄で最も高い運賃になる可能性が
19.名古屋線は別名「近鉄版廣島支社」
- 大阪線や奈良線からのお下がりだらけ、シリーズ21なんて「なにそれ美味しいの」状態
- それでも5200系だけは優先的に回してもらえた
- 急行は6両なのに普通は2両
- 磯山など物理的にホーム延伸が不可能な駅もあるので普通列車4両化はほぼ無理
20.2022年現在他の私鉄では絶滅危惧or消滅のパタパタ式発車案内が現役の駅がちらほら
- 関東大手私鉄では2022年2月に京急川崎駅を最後に消滅、関西大手私鉄でも阪神・京阪で消滅し阪急・南海も絶滅危惧
- 大阪難波や大和西大寺など大ターミナルではLCDに変わっているがちょっと大きい駅だと未だに現役(大久保など)