NPCとクリーチャー

Last-modified: 2020-08-14 (金) 07:24:50

注意:このページはサンプルシナリオの内容が含まれています。ゲームマスター以外は読まないようにしてください。

以下は、ミステリー中に出会ったNPCとクリーチャーの説明です。

エミリア"エミおばさん"フランク[エリン・フランク]

「パティ、ジャニス、ビリー*1と一緒に、あの子を弔うわ。一緒に歌って、あの子を称えない?」

 

 エミは60年代後半にアメリカに移住し、太く短く生きた女性でした。彼女は数年後、ドラッグの問題から逃れるためにスウェーデンに戻りました。彼女は才能のあるミュージシャンで、より有名なアーティストのレコーディングに自分の声を「貸す」ことで生計を立てています。エミおばさんの妹はマークを出産中に亡くなり、父親のほうは赤ん坊の世話をするには悲しみ、怒りすぎていました。したがって、エミはマークにとって、母と父の両方になりました。彼女は隠遁生活を好むヒッピーの理想に従ってマークを育てました、そして彼の孤独と、二人の心が離れることについて非常に心配しています。エミリアは、腰の長さまでの赤い髪を木製のペイントブラシを使って頭の上に留め、自分で作ったカラフルな服を着ており、並びの悪く変色した歯を持ち、優しそうな顔をしています。

シャーマン

「乗車の開始時に、人間の男性を女性の左側に配置するというのが、長期かつ複雑な交尾の儀式の最初のステップであるというのは正しい観察かな?」

 

 シャーマンは「流れ者」をロシアからスウェーデンに導き、彼らを自分の子供たちのように世話をしています。シャーマンは、流れ者たちの人生の夢は実らないということ、そして彼らの肉体劣化につれて広がる有毒物の放出のため、流れ者たちはより危険になることに気づきました。しかしながら、彼は自然の生活について強い好奇心を持ち続けており、機会があれば無限の質問をします。彼はマークの死に対して悲しみに打ちひしがれており、ティーンズと友達になりたいと思っています。シャーマンは背が高く、頭の後ろを羽で飾りっています。肩にプロモーション用のジュラシックパークブランケットを巻いています。

リヴ・ヒーメルセッド[ディスティニー・スカイ]*2 / ナターシャ・リントフ

「医師として、私は一般の人々よりも、倫理と道徳について多くを知っています。そして強調しておきたいのは、私自身も、私の行動も、これらの出来事には何ら、全くもって、関係あるとは見なさないで頂きたいということです。」

 

 80年代、リヴの外科医および科学者としてのキャリアは明るく見え、達成できることに限界はありませんでした。しかし、何年も経つにつれ、彼女は自分の実験の正当性を疑い始めました。彼女は迷い、困惑し、セルフヘルプ・ブックとニューエイジのスピリチュアリティによって、自分の心の穴を  そして他人の心の穴も  埋めようと試みました。エリザベスの帰還の兆しに気付き始めたとき、彼女は、エリザベスを失望させないためにも、再び実験に取り組み始めました。リヴはマークの死に打ちひしがれていますが、決して自分のせいだと受け入れはしません。リヴは背が低く、太った女性で、短いブロンドの髪に大きな眼鏡をかけています。彼女は鼻がかった声をしており、彼女は自分があの大学とその大学で学んだ有名な外科医であることを、出会ったすべての人に確実に指摘します。

ジェーン

「私の赤ちゃんを傷つけないで!」

 

 流れ者ジェーンは、ロシアでのAI大虐殺の際に友人すべてを失い、生きている実感のため、生命を創造したいと夢見ました。彼女はトーテム族を結成し、リヴとの協力を開始しました。彼女は、機械の胎児はおぞましいものであることを理解するようになっていますが、それを殺すという考えには耐えられません。彼女は目、腕、および多くの内部部品を寄付しました。切り落とされたチューブが胸から突き出ており、オイルやその他の液体が床に漏れています。彼女の声はきしむような音で、ロシアのアクセントが強めです。彼女は牛追い棒で武装しており、首周りにチェーンでリブの部屋の鍵を下げています。ジェーンは特殊能力値【金属の体(筋力)】2を持っています。

流れ者たち

 流れ者はロシアの大虐殺から逃げ出したAIロボットのグループです。シャーマンは彼らをメーラレン諸島へ導き、迫害が再び起こるのを恐れて、部族が人類に関わらないようにしました。流れ者たちは自然の生活を崇拝し、森に落ちているものや人間が捨てたガラクタで身を飾っています(羽、毛皮、魚の頭、毛布、古い靴など)。彼らは、街路灯や、樹木、崖などに、模様を描いたり彫りつけたりします  動物、人間、誕生、死を描いた原始的なものです。彼らはロシア語のアクセントを話し、ロシア語とスウェーデン語の組み合わせ、およびカウボーイ小説から学んだいくつかを名前に使用しています。彼らは全員【金属の体(筋力)】2を持っています。

トーテム族

 トーテム族は、リヴが機械の胎児を創り出すのを助けるため、KAB-IIIに移ることにしました。彼らは生命の自然の輪に加わることを強く夢見ていましたが、だまされていることに気づきます。彼らは自分たちの一部を胎児のために犠牲にし、そのために足を引きずったり、盲目にしたり、話せなくなったり、AIの一部を失ったりしました。もはやジェーンを助けなられないロボットは、悲しみや後悔には無関心です。一族の落書きは、機械と融合する動物が、グロテスクに醜く描かれています。彼らは強力な放電を発する牛追い棒で武装しており、気絶したり死ぬ場合があります。彼らは全員【金属の体(筋力)】2を持っています。


*1 おそらくパティ・スミス、ジャニス・ジョプリン、ビリー・ホリデイ。3人とも女性歌手
*2 要は「天空橋清子」のような名前で、明らかに自称である