Meet the Medic

Last-modified: 2020-06-18 (木) 03:40:09

Meet the Medic
&flash(http://www.youtube.com/v/36lSzUMBJnc?rel=0,560x340);

Meet the Medic Video Transcript

[風の音と鳥のさえずりが聞こえる]
[大きな爆発音が静寂を打ち破る。腕を負傷し、車椅子に乗ったDemomanと包帯を巻いたScoutが岩を飛び越え、爆発から逃れる]
Scout: 「走れ!隻眼野郎!止まるなよ!」
[逃走を続ける2人。Demomanは必死に車椅子を走らせる、BLU Soldierの放ったロケット弾がすぐ後ろに着弾する]
Scout: 「いいぞ、その調子だ!あと少しで--」
[ロケットの爆風がScoutを巻き込み、地面へと叩きつけられるScout。なんとか立ち上がろうとするも痛みに倒れこんでしまう]
[3発のロケット弾がScout目掛けて飛来する。振り返り、ロケットを視認するScout]
Scout: 「うわ!ちょっと待っ...」
[ロケットの直撃をくらい吹き飛ばされるScout。カメラに向かって一直線に飛んでくる]
Scout: 「わぁぁぁーーーー!!」

[病院の窓ガラスに顔面を強打するScout。ガラスにヒビが入り、前歯を一本失ってしまう]
Scout: [ほとんど聞き取れないほど小さな声で] 「ベディッグ(Medic)...」
[Scoutが助けを求めると同時に画面内に鳩が現れ、鳴き声をあげる]


[Meet the Medicのタイトル画面]
[カメラは窓の外で崩れ落ちるScoutからズームアウトし、建物の内部を写し始める。
画面外でHeavyとMedicの笑い声が聞こえ、カメラはHeavyと彼を手術中のMedicを写す。
手術室の内部は様々な医療機器が所狭しと置かれている。
中央にはMedicご自慢の『Quick Fix』(Medigun)が置かれており、ビームを受けるHeavyの体は開腹されて、Medicに自分の心臓を取り出されている]
[Heavyの笑い声]
Medic:「まぁまぁ、待ってください、ここからが面白いんです」
Medic:「そして患者が目を覚ますと、彼の体中の骨が無くなっていたんです。
医者は姿を眩ませた後で、連絡がつかなくなっていたんですって!」
[笑い声を上げる2人]
Medic:「はぁ、ま、ともかく、これが私が医師免許を失った理由です。フフ…」
[驚くHeavy。直後Heavyの体から鳩が顔を出す。鳩は鳴き声を上げつつ、Heavyの内蔵をついばむ動きを見せる]
Medic:「アルキメデス!コラ!
[手を振り払って、アルキメデス(鳩の名前)を追い払うMedic]
Medic:「そこは不潔ですよ!おっと」
[Heavyを見つつ]
Medic:「鳥がってことです。ハハハ!」
[(笑ってごまかし)テーブルから『Uber』の刻印が入った奇妙なデバイスを手に取るMedic]
Medic:「さて、大抵の心臓はこの電圧には耐えられないのですが…」
[Heavyの心臓に装置を取り付けるMedic]
Medic:「しかし君のなら大丈夫だと―――」
[Medigunのビームを心臓に照射するMedic。心臓は破裂し、デバイスからはじけ飛んで、
とまっているアルキメデスに直撃し、彼を吹き飛ばす。聞こえてくるガラスの割れる音]
Heavy:「なんだ、今の音?」
Medic:「医学の進歩の旋律です、我が友よ」
[デバイスから肉片を剥がし、冷蔵庫を開けるMedic。
中には幾つかのビール、サンドウィッチ、灰皿、小型バッテリーに繋がれたBlue Spyの頭部が置かれている。
Medicは『Mega Baboon』というラベルの貼られた心臓に手を伸ばす]
Medic: 「コイツなら完璧だ」
Spy's Head: 「殺せ」
Medic: 「今度な」
[冷蔵庫を閉じるMedic]
Medic: 「どこまでいきましたっけ?」
[心臓を見つめるMedic]
Medic: 「あーそうでした。始めましょうか?」
[新しい心臓にデバイスを取り付けビームを照射するMedic。心臓の鼓動が次第に速くなる]
Medic:「さぁ、こい・・・こい・・・」
[さらに鼓動を速める心臓]
Medic:「アハハハ!ハハハハハハ!!」(狂ったような笑い声)
Heavy:「あ、アハハ…」(引きつった顔で)
[興味深そうに眺めるアルキメデス、それを見てドン引きする他の鳩たち]
[デバイスのメーターが完全に振り切れ、落ち着いた心臓がUber光で輝く]
Medic:「ホウ、こいつは良さそうだ」
[Heavyの体内へ心臓を落とす、Medic]
Medic: 「上出来だぞ」
Heavy: 「俺はこの状況で起きてていいのか?」
Medic: 「あ~、ハハ、ダメですな」
Medic: 「まぁ、意識があるのなら、胸郭を広げといてください」
[Heavyの体に腕を突っ込み、心臓を押しこむMedic]
Medic:「こりゃちょっと・・・きついからな・・・」
[Heavyの心臓を押しこむことに成功するMedic]
Heavy: 「ウワァァァ!!」
[肋骨のかけらを掴み上げるHeavy。2人の顔が一瞬引きつる。
MedicはHeavyの手から素早く肋骨のかけらを奪い取る]
Medic: 「(Heavyが悲鳴を上げたことに対して)赤ん坊じゃないんだから、我慢なさい。大丈夫、肋骨は生えてきますよ」
[肋骨をぞんざいに投げ捨て、Quick Fixにとまっている鳩にささやくMedic]
Medic: (そんなワケないけど)
[Quick FixのMedigunをHeavyの胸部に向けビームを照射するMedic。
Heavyの体は急速に回復し、やがて傷口が完全に塞がってしまう]
Heavy: 「(深く息を吸い込んで) で、これからどうするんだ?」
[Heavyが起き上がるの助けつつ]
Medic: 「これから?フフフ…」
[カメラがMedicへとズームする]
Medic: 「臨床試験の時間です」

[戦闘準備を行うMedicのカットシーン。
赤十字の医療マークが描かれたドアが開き、光の中から鳩と共にMedicが歩き出してくる。
背後からHeavyも現れ戦場へと駈け出して行く]

[病院の前は多くのBLU Soldier達に占拠されており、REDチームは砲撃の雨を受けている。
DemomanはMedicの下へと車椅子を走らせる]
Demoman: 「Medic!」
[砲弾を受け、車椅子から転げ落ちるDemoman。
Medicはメガネをかけ直すと、Medigunの引き金を引き、DemomanへのHealを開始する。
Healを受けたDemomanは包帯を外し、Sticky Launcherを拾い上げるとMedicへ首肯を返し、戦場へと駆け戻る]

[顔がボロボロになったScoutをHealするMedic。傷が引いていき、欠けた歯も再生する]
Scout: 「よっしゃあ!」
[ScoutはHeavyの横を駆け抜けて行き、BLU Soldierを殴り倒す]

[BLU Soldierの一軍がREDチームに止めを刺そうと走ってくる]
Heavy: 「ドクター!コレちゃんと効くんだろうな!?」
Medic: 「ハハハ、私にもさっぱりです!!!」
[MedigunのスイッチをonにするMedic。
『Ubercharge Ready』のランプが光り、Medigunのエネルギーが高まっていく。
Heavyは岩陰から飛び出し、Heavyの新しい心臓がカメラに映し出され、Heavyはuber状態へと変貌する。
砲弾を物ともせず、爆煙の中から歩き出してくるHeavy。
RED EngineerとRED Sniperは驚いた表情でHeavy達を見つめる」
Heavy: 「ハーッハッハッハ!俺は防弾だぜぇ!!」
[minigunでBLU Soldierをなぎ倒していくHeavy。死体の山を築きつつ2人は進み続ける。
死体の丘の頂上に立ったMedicを称えるように、日光が背中を照らし、鳩が飛び回る]


[TF2メインテーマ のエンディングのファンファーレが鳴り響く]

[手術室の外で順番待ちをしているRedチームの面々が映し出される。
ギターを弾くEngineer、写真を見つめるSpy、本を読みながらライターを弄ぶPyro、直立不動のSoldier、
酒を飲むDemoman、うたた寝をするSniper。
MedicとScoutの声が手術室内から聞こえてくる。]

Medic: 「ふーむ、これでよし、完璧です」
Scout: 「ヘヘ、ありがとよ、先生」
[Scoutが手術室から出てくる]
Scout: 「(自慢気に)ヘッヘッへ、どうよ皆?信じらんないだろうなぁ、どんだけ痛かったか」
[Scoutの胸からくぐもった鳩の鳴き声が聞こえ、驚いた表情を浮かべるScout]
Medic: 「アルキメデス?」

Notes

  • 動画内に出てくる冷蔵庫はMeet The Sandvichに登場した冷蔵庫と同じ型のものです。
    • よく見ると、下段のサンドウィッチは片方が食べられ、隣のビール瓶も倒れたままでした。ひょっとするとMeet The Sandvichの後の出来事なのかもしれません。
  • Medicが選ばなかった心臓には『ネス湖のハムスター』というラベルが貼られていました(もちろん元ネタはネス湖の怪物『ネッシー』です)
  • Spyの生首ネタは映画「Herbert West Reanimator」(邦題は『ZOMBIO 死霊のしたたり』)かもしれません。
    west.jpg
  • このビデオ内ではScoutは背中にバッグを背負っていません
  • 肋骨が生えるわきゃない とつぶやいていたMedic、しかしQuick-Fixで治療されるHeavyを見れば一目瞭然、しっかり生えています。
  • 0:54~0:56の間で一時停止すると、MedicとHeavyを見守るMiss Paulingを確認することができます。
    • Administratorの忠実なる助手である彼女が3Dシーンに描かれたのは今回が初めてです。
      Miss Pauling.png
  • 2:57 ~ 2:58で一時停止すると、同じ帽子と装備をしたSoldierが一人もおらず、全員が独自の装備をしていることがわかります。
  • 全てのクラスが同じビデオ内に出演したMeet theシリーズ初のビデオです。(生首・やられ役で全員が揃うMeet the soldierを除く)
  • ビデオ内ではQuick-Fixによって無敵化したHeavyですが、実際のゲーム中ではQuick-Fixは超高速回復効果で完全無敵ではありません。
    • アップデート告知ページによると、動画での"実験"に使われたQuick-FixはMedigun Prototype(つまり試作品)として、この後にショート故障してしまったために性能の調整を経て実装に至ったことが示唆されています。