Meet the Spy
&flash(http://www.youtube.com/v/OR4N5OhcY9s?rel=0,560x340);
Meet the SPY Video Transcript
[けたたましく鳴り響く、ベル。サイレンが背後に流れている]
The Administrator「侵入者警報!REDのSPYが基地内に侵入!」
[巨大なセキュリティパネルが『侵入者警報』、『RED SPY』、『基地内に』の順に点灯する。
BLU Soldierがセキュリティパネルの前に立っているところが映し出される]
Soldier「REDのSPYが俺たちの基地に!?」
[BGM、Intruder Alertが流れ始め、ショットガンを手に慌てて2fortの階段を駆け下りるSoldier]
The Administrator「機密情報を死守せよ!」
Soldier「早急に防衛を固めねばならんな!」
[カメラが回転し、ロックの掛かったドアを開けようと悪戦苦闘しているScoutが画面に映る]
Scout「ワリィ、ちょっと手伝ってくんない?」
[Scoutを横に押しのけ暗証番号を入力しようとするSoldier]
Soldier「わかった、わかった、俺がやるから下がってろボウズ。111の、うーむ…1だ!」
Scout「急げよ、急げよ!」
[曲がり角から、ミニガン(サーシャ)を抱えたHeavyがSoldierとScoutに向かって突っ込んでくる]
Heavy「来るぞぉぉぉー!!」
[体当たりでドアを吹き飛ばすHeavy、叫び声を上げながら3人一緒に機密情報が保管されている部屋へとなだれ
込む。
Scoutは机まで転がり込み、機密情報が無事であることに気づく]
Scout(叫び声を上げつつも機密情報に気づくと)「オイ!まだ無事みたいだぜ!」
Heavy「そりゃよかった」
SPY「(咳払い)」
[カメラがBLU Sniperの死体を肩に抱えたBLU SPYへとズームする]
SPY「諸君?」
[Meet the SPYのタイトル画面]
[BLU Sniperの死体を机へと運ぶSPYにカメラが戻る]
SPY「どうやら機密情報は無事のようだな」
Soldier(まだフラつきながら)「ああ異常なしだ。ムム、フムム(頭を抑える)」
Scout「ご覧の通りってね!」
SPY「ところで、ここに来るまでにREDのSPYを始末した者は?」
[首を横に振る3人]
SPY「いないのか?では問題は残っているというワケだ」
[机にSniperの死体を降ろすSPY、Sniperの背中には血に染まったナイフが突き刺さっている]
Soldier「…ナイフだな」
[バタフライナイフを引き抜くScout]
Scout(おどけながら)「ワーオ大問題だな。
俺、今までにSPYを数え切れないくらいブッ倒してきたけどさ、あんな奴ら全然怖かねーよ。
後ろでコソコソしてるクズばっかさ、アンタみたいにな!」
[ナイフをSPYがするように取り回そうとするScout。刃が指に当たり取り落としてしまう]
Scout「イテ!気ぃ悪くしたかな?」
SPY「君の話を信じるとして、私をそんな3流共と一緒にされるのは心外だね」
[バタフライナイフを巧みに操り、刃をしまってからScoutに再び手渡すSPY]
SPY「そして今回の侵入者も…奴もまた1流のエージェントであるだろうな」
Scout「ちょ、ちょっと待ってくれよ。何?アンタ、RED SPYファンクラブでも開いてんのかい?」
Soldier&Heavy「(クスクスと笑う)」
SPY「違う!…それは君の母上だろうよ!」
[最重要機密と書かれたファイルを机に叩きつけるSPY。
RED SPYとScoutの母親が写った写真が何枚も散乱する]
Scout 「なっ......!?.......ァ....ィ......」
[信じられない事態にショックを受け口ごもるScout]
SPY「実際に、奴は今度は我々をフ○ックしにやって来たというワケだ。
よく聞きたまえよ少年。さもなければ、自分の母親のポルノ写真を突き付けられるよりも悲惨な事態が今日君の身に降りかかるぞ!」
[BGM、Right Behind Youが流れ始める]
[写真を熱心に見つめるSoldierとHeavy。Heavyが一枚の写真をSoldierに見せる]
Soldier「おおぅ…!」
Scout「見るんじゃねぇ!!そいつをよこせ!!!」
[必死に写真を回収しようとするScout。SPYは自分のタバコに火を付け、煙を吐き出す]
SPY「敵SPYはすでに我々の守りを突破した…」
[Hydroのトンネルの中を走るRED SPYが映し出される。
曲がり角で止まり、Lv3セントリーガンとEngineerの様子を伺うSPY。
サッパ-を床に滑らせ、セントリーガンを無効化、破壊する]
Engineer「セントリーガンが!」
[レンチを投げ捨てピストルを構えるEngineer。SPYは余裕の手つきでリボルバーを構えEngineerの頭を撃ち抜く。
死体となったEngineerが後ろにあったドアを押し開けると同時にSPYも室内へと踏み込み、画面外のターゲットに向かって発砲する]
SPY「我々の仲間がどうなってしまったのか想像出来るだろう!」
[Sniperがホコリっぽい屋根裏部屋から狙撃している回想シーン]
[Sniperの背後へ忍び寄るRED SPY、気づいたSniperもククリを手に応戦するが最終的には刺殺されてしまう]
[再びBLU SPY]
SPY「そして最悪なことに、奴は我々の内の誰にでも成りすますことができるのだ…」
[骨ノコギリを手にSPYと戦うMedicのシーン]
Medic「出て行け、この野郎ッ!」
[Medicの一撃を易々と受け止め、関節を極めるSPY。Medicの目の前でSPYがMedicへと変装する]
Medic「なんと.…」
[Medicが唖然としていると、SPYが首へ的確な一撃を叩き込み、Medicを倒す。
空中へ跳ね上げられたメガネを掴み、自ら掛けることによって彼の変装は完成する]
[BLUチームの機密情報室へカットバック。BLU SPYは冷静さを失っているように見える]
SPY「奴は既にこの部屋へと潜入しているかもしれない!奴はお前か?それとも私か?!もしかしたら奴は-」
[突然SPYの頭がはじけ飛ぶ。
カメラはショットガンを構えたSoldierと困惑した表情を浮かべるHeavy、パニックになったScoutを写す]
Scout「うわ、うわっ!!」
Heavy「うおぉ!」
Soldier「うろたえるな!(ショットガンの空薬莢を排出するSoldier)どう見たってコイツがREDSPYだろうが!見ていろ!すぐにRED SPYの死体に変わるぞ!」
[SPYの死体に近づくSoldierとHeavy。ショットガンでSPYの死体の足を突付くSoldier]
Soldier「すぐ変わるはずだ…見ろ!赤くなった!…いや、これは血か…」
[2人の後ろで周囲を確認していたScoutがゆっくりと2人に忍び寄る。
ポケットから素早くナイフを取り出し、いとも簡単に刃を出してみせる]
Heavy「ということは、問題はまだ残っているってわけか…」
Soldier「大問題だな…で、こいつの探してたSpyはどこにいやがるんだ?」
RED SPY「君らのすぐ後ろさ」
[TF2メインテーマのエンディングのファンファーレが鳴り響く]。曲に合わせてナイフが突き刺さる音とSoldierと
Heavyの悲鳴が聞こえてくる]
[BGM、Petite Chou-Fleurが流れ始める]
[散乱した写真の中から、1枚の写真を拾い上げ微笑むSPY]
RED SPY「ああ…愛しの君よ」
[BLUチームの機密情報を手に歩き去るSPY]
Notes
- このビデオは2009年5月7日に誤ってYouTube上で漏洩してしまいました。
これは担当者が公開設定を間違えたためで、この事態を受けTF2official blogではRobin WalkerがValve社員を次々と解雇していくシリーズが数日に渡って投稿されました。- 後にValveはこの流出騒動によって「Welcome to the internets」の実績を解除しました。
- 流出騒動を受け、実際に公表された公式バージョンではセキュリティパネルの内の一枚が「流出映像」に置き換えられています。(流出版ではこのパネルは「失われた思い出」でした)
- セキュリティパネルの正式名称は「Alarm-O-Tron 5000」です。
- Pyroの性別談義を受けてなのかセキュリティパネルには「RED Pyro」、「~は男性である」、「~女性である」、「~ロボットである」などが見受けられます。
- Meet theシリーズは基本的にキャラクターがインタビューを受ける形式で進行するのですが、このビデオはその形式に当てはまりません。
- ビデオ内でScoutはサンドマンを装備していますが、この時点ではSPYはアンロック武器を変装で偽装することは出来ませんでした。
- 暗証解除の数字キーは1ボタンだけにひどい手垢がついています。
暗証番号が1111なので他のボタンには触れられないためです。 - キャビネットの隣のコルクボードにMann社のCEO、Saxton Haleの写真が貼ってあります。
- 0:53の時点でナイフを振り回すScoutの後ろにHeavyの帽子フットボールヘルメットが置いてあるのがわかります。この映像が初のお目見えでした。
- Scoutの母親はSPYのアンロック武器、The Ambassadorに装飾として彫り込まれていることでも知られています。
- このビデオはクラスキャラクターの全裸が解禁された初の映像でした。まぁマスクはしてましたけど…
- このビデオではSPYがフランス人であることを受けて、フランスネタが大量に入っています。
- フランス的な音楽は流れますし、フランス語のセリフもあります。
- SPYがScoutの母親とモペット(ペダル付きの原動機付き自転車)に乗っている写真もあります。これはフランスで最も一般的な乗り物です。
- SPYは機密情報を片手で持っていますが、実際のゲーム中は背中に背負ます。
- SPYとSniperが戦った屋根裏部屋はMeet the SniperでSniperが狙撃を行っていた部屋と同じものかもしれません。
共通点として、どちらにも尿瓶、コーヒーポッド、No1 Sniperと書かれたマグカップが置かれています。- SPYとSniperが戦った屋根裏部屋に、Huntsmanらしき弓が置いてあります。
- 一瞬ですが、Sniperがライフルをおろして振り向こうとするシーンの窓の向こう側には、謎の影があります。
これが誰なのかはいまだわかりません。見たところ、三角帽子の魔術師のような格好ですが…。
なお、この影はSniperが頬をSPYに斬られて反撃しようとした際には消えています。よって建物などの影では無いのではないでしょうか。 - SPYとSniperの戦いによって最終的にSniperのモデルには頬に傷が付いたものになりました。(詳しくはSniperのトリビア項目を参照)
- BGM、Intruder Alert、Right Behind You、Petite Chou-Fleurの3曲は後のアップデートでゲームタイトル曲として実装されました。
- The Administratorはコミック版においてこの時にScoutがRED SPYの変装であることを知っていたことがわかりました。
- 彼女はこの情報をBLUチームに伝えたのですが、不幸なことにマイクのプラグが抜けていたため、BLUチームに情報が伝わらなかったのです。
- ちなみにこの段階ではEngineerやMedicは生きていました。彼女のミスがなければまた違った結末になっていたかもしれません。
- BLUsoldierがショットガンを取った銃掛けの上に、BLUsniperのスナイパーライフルがかけてありますが、この時点でBLUsniperが持っていたはずです。もしかすると、BLUsoldierがいった直後にBLUsniperが射撃部屋に行ったのかも知れません。