各フロア

Last-modified: 2023-07-13 (木) 21:21:23

選別者たちが登る内塔は、134Fまで多彩なフロアに彩られている。

1F

通称、ヘドンの階。
塔で唯一、選別者を選ぶ権能のある管理者ヘドンが支配するフロアであり、「非選別者」が塔に向かうとき最初に訪れる層である。
ここに入ってきた非選別者はヘドンの主催の通過試験を受けるが、非選別者限定の非常に難しい試験が出てくるようだ。
さじ加減はヘドンの思うままらしい。
試験に合格すると、次の階に上がっていくことになる。

2F

2F.PNG
通称、試験の階。別名エヴァンケルの地獄。
ハイランカーであるエヴァンケルが以前の支配者を殺して奪ったフロアであり、
すべての選別者は、ここから始めて塔を登っていくことになる。
ここではいくつかの試験の後、自分に適したポジションに割り当てられ
試験監督者の指導の下、個人、チーム別の試験を実施し、
試験に合格した選別者は、引き続き塔を登る権限が与えられる。
落第者は、元の自分が住んでいたところに戻ることになる。
管理人は魚っぽいやつ、支配者がエヴァンケル、総監督官がユハン。

20F

20階の試験を合格すれば、中間地域を自由に出入りできて、希望すれば中間区域に住むことさえ可能になります。
20階まで登った後は中間区域や外塔に移っても優位な社会的地位を築くことができるようになっています。
しかし、20階は「天国に通じる狭き門」と呼ばれていて、試験に通過するとE級選別者として認められて優遇されますが、
試験が厳しいうえに再試験には膨大な受験料がかかるため諦める選別者も多いです。

21F

ビオレたちが試験を受けるために来たフロア。
塔内警戒区域には海があり、21階の人々に神のように扱われている「チゲナ」という巨大な神海魚が生息している。
21Fを支配しているのは蓮家。

25F

クンチームが滞在していたフロア。

28F

王野成が試験のためにきたフロア。「アルレンの手」と呼ばれる遺跡があった。

29F

クンと王野のチームが滞在し、30F試験のための特訓をした。

30F

工房の本店があるフロア。工房傘下の層だからかあちこちに工房で作られた様々なレベルの「パトロール」が周回している。
風景も非常に美しく、海をはさんだセピア島の港湾都市の夜景は、30階の中間地域でも美しい場所とされている。
(工房の浮遊船"アルキメデス"の内側にある「どんぐり工房」では、マドラコの資金支援の下に何か秘密の実験が行われている。)
5年に一度、工房が主催し、選別者達が参加するアイテム争奪戦、通称「工房戦」が開催されE級選別者たちを集めている。
月下翼松の秘密のリゾート地も存在している。

35F

フロア内のすべての列車の終着地であり、35階から43階まで一気に登ることができる地獄列車の出発駅であるトレインシティがあるフロア。
地獄列車の乗り場は列車が出発する日まで堅くロックされており、乗り場への入口を「ミロティックガーディアン」が守っているので、
地獄列車に無賃乗車する行為は絶対に不可能となっている。

地獄列車

正式名称は「D級特急列車」文字通り、D級選別者だけが搭乗することができる列車である。
作中では、通称の地獄列車と呼ばれ、E級やC級、もしくはそれ以上の選別者の乗車は基本的に不可能である。
35階の「トレインシティ」から出発し塔の試験を受けなくても、44階の最終駅まで一気に上がることが可能である。
そして、この列車で終着点まで行くと隠された層に到達し、報酬を得ることができるという噂がある。
ザハードと十家主も塔に登るおり、地獄列車に乗ったという。
彼らは「地獄列車に乗った後に、自分たちの間で何か変わった」と言い、彼らが歩いた道をレボリューションロードと称するようになる。
この地獄列車を題材にしたエピソードは、2020年内では塔の中で最も長いエピソードになる。
開始が2014年7月27日第二部111話プロローグからであり、2018年12月30日第二部337話で完結した。
つまり連載期間4年5ヶ月、連載話数220話である。

チケット

列車に乗るためには、「エクスプレスチケット(Express Ticket)」、通称「チケット」が必要だが、
このチケットは、フリーパスのような存在なので、どこかの駅で降りても列車に戻ってくることができる。
チケットは、合計100枚のみ存在し、券売という概念が別に存在しない。
つまり、チケットを得ようとするなら、基本的にはすでに持っている誰かから奪わなければならない。
地獄列車に乗るD級選別者は、他のD級選別者からチケットを奪った後、他のD級選別者に奪われないために戦っていかなければならない。
ちなみにD級選別者の中で、このチケットを最後まで守っていく者は一年に5人にもされない。
さらに、チケットとは別に「乗車券」が存在するが、乗車券を持てば地獄列車に乗れるが、列車の試験を受けることはできない。
出発地点は、35階のトレインシティだが、必ずトレインシティで乗車しないといけないわけではなく、
35F以降の各フロアの駅で自由に乗り降りすることができる。
しかし、実際にはチケットを持つ事さえ難しいばかりか、塔の試験とは比べ物にならないほど列車の試験は難しい。
そのせいか、終着駅まで乗る者は、ほとんど存在しない。この極悪な難易度と生存率がこの列車が地獄列車と呼ばれる理由である。
初めて地獄列車に乗ったならば、「革命の道」という入口をはじめとしたレボリューションロードを歩くことができる。
その後は前述した「列車の試験」をクリアしなければならない。
当然ことごとく命をかけて歩まなければならないほど厳しいものである。
ただし、この他にも列車内には数多のリスクが散在し、各種トラップや、列車内部を巡回するガーディアンまでもが搭乗者の命を狙って襲い掛かる。

36F

海の幸が豊富らしい。浮遊船レストランでクンが寿司を食べるシーンがある。

37F

地獄列車の中間駅がある。

39F

ネームハント駅があるフロア。
ネームハントの由来は、一度名前を奪われると再び他人の名前を奪うまで、自分の名前を奪った人の奴隷として生きねばならない制度があるため。
一度奴隷になった者は、駅を離れることができないからだ。
ネームハント駅の支配者はカイザーといい「カイザーの名前を盗って来い」という言葉は、十家門が面倒な選別者を処理するときに使う言い回し。
しかし、この駅は十家門が作り出した産物であるため、誤って十家門出身者がこの駅で名前を奪われた場合には、
その家から駅側に大金を送り、解放してもらうという。
駅の支配者カイザーは、千年もの間、この駅に君臨してきたD級選別者である。

40F

「きのこ農園」と呼ばれる駅があり、デイヴィッド・ホックニーが長い間、隠居生活を送っていた。

43F

非選別者エンリュウが管理人を殺害したフロア。
死んだ管理人の遺体がフロア全体を覆いてしまったため人が住むことができないところになってしまった。
試験は実施されない通称「死の階」
管理人の遺体の下には、サウスシティーとノースシティーという二つの都市がある。
しかし、死のフロア内部に入るためには、門番を通過する必要があり、そこでは自分の魂を捧げなければならない。

胆石村

死の階にある赤い魔女道案内達の隠れ家
2部240話(340話)にて登場

隠された層

D級急行列車をクリアした者が入る事ができるフロア。
ただし、塔のどこにも属していない仮想の層。
隠されたフロアの内部には、今まで地獄列車をクリアした選別者たちのデータが残っているとされる。

44F

十家門の一つであるクン家の支配するフロア。
地獄列車の終着駅であり、選別者のユートピアである「メガドームシティ」が存在する。
支配者:クン・ロイヤル・エリオット

49F

第三部1話でエヴァン・エドロックとシビスチームが蓮雲を探して訪れたフロア。
砂嵐が激しく気温の冷たい不毛の地域でもある。

50F

ランカー管理局の支店があるフロア。

52F

ベイロード・ヤマの捨て犬保護施設と、
十家門の一つであるとロ・ポ・ビア家の拠点の一つである「巣」がある。

平和と共存の城壁

その昔ザハード王と、ザハード王反対勢力との戦争に終止符をうつために建てられた城壁がある。
FUGをはじめ、ザハード王反対派は休戦の証として、その城壁に戦争で活躍した英雄たちを封じ込めた。

77F

月下翼松の本拠地があるフロア。
元は十家門の一つである「アリエ家」の支配層だったが、ウレック・マジノへ支配権が譲渡された経緯がある。
かなりの部分が緑豊かな森林に覆われている。
支配者:白蓮

80F

FUGのリーダーミルチアの出身フロアである。

91F

十家門の一つである「アリエ家」の支配層。

97F

十家門の一つである「アリエ家」の支配層。
FUGのスレイヤーであるカラカの隠れ家がある。

100F

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十家門の一つである「アリエ家」の本拠地。
支配者:アリエ・ホーン

123F

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中間地域にレフェリスタ・ザハードの別荘がある。

132F

ザハード軍の総司令官であるアドリ・ザハードの出身フロア。

134F

ザハードが支配する最上階フロア。

135F

作中で未だに誰も到達していないフロア。

SIUによると、134階まで上がってハイランカーになった者は、自動的に135階に挑戦する権利が与えられる。
しかし、135層がまだ攻略されていない理由は、ハイランカーが135階へ行く方法を知らないからである。
夜とラヘルが塔の扉を開けて入ってきたように134層と135層との間にも、そのようなドアがあるという。
このドアを開くには「135階の鍵」が必要で、この鍵はザハードが隠し持っているため、現在では135階に上がること自体が不可能である。

135Fの管理人は、とても気性が荒くザハード達でも攻略できないとされた。