13月シリーズ

Last-modified: 2023-11-24 (金) 11:28:48

塔の世界でも伝説的な武器。通称13月シリーズ。
名匠アシュル・エドワール作の13本からなる始動武器。
由来は、ザハードが塔の外に住んでいた場所では、暦が13月まであったため。

詳細

13月の武器すべてに独自の人格が宿っており、始動時にその姿を現す。
持ち主は、塔の王ザハードであり、彼が自分の娘のなかでも、
卓越した美貌と才能を持つザハードの姫にだけ与えるとされる。
武器の人格に認められ、始動できれば更なる力をふるう事ができる。
(逆に第一部の夜や、アナク(娘)では十全な力を引き出せなかった)
13月シリーズ以上に強力な武器はあれど、“象徴”という意味でこれほど存在感のある武器はない。
(塔の武器はAランクから上が超レアアイテム扱いとなり、名のあるランカーでも手が届かない存在)
しかし、13月シリーズのなかでも「金の11月」だけはSランクの強さを誇る武器であり、
アリエ家の家主が持つS+ランク武器「聖剣ホワイトオール」を除けば、塔最強の武器の一つである。
ハングル表記は13월 시리즈、英訳では、Thirteen Month Series。

銀の1月

詳細不明。海外名はSilver January、銀色一月。
所有者:アン・ザハード

白の2月

詳細不明。海外名は、White Feburary、白色二月。
エン・ザハードが元の所有者を殺して手に入れたとされている。
''所有者':ユーラシア・エン・ザハード

黒の3月

nolink

形状:持ち手から先端まで漆黒のニードル。
ランク:Bランク。始動できればAランク。
所有者真田ユリ・ザハード
使用者真田ユリ・ザハード二十五日の夜アナク・ザハード→真田ユリ・ザハード→二十五日の夜
シビスを感電させ、放電のようなボールを出したところから電気系の能力を使うと思われる。
ザハードの姫に下賜される武器であるが、本体は女に興味がない、大のイケメン好きの女性型人格である。
そのため、ザハードの姫でも起動できず、シビスは「好みじゃない」と拒絶して始動できなかった。
本体は、赤いドレスに長い金髪の女性。
夜を気に入って、一度だけ力を貸した。
第二部242話で、真田ユリ・ザハードがヘル・ゾーの不死性を破るために緑の4月と同時に起動させた。
久しぶりに登場した本体は、緑の4月とガラム・ザハードが持つ2つの13月シリーズの気配を感じ「例の日」が近づいている事を直感した。
第二部328話で、危機に陥った夜を助けるため、再びユリから夜へと譲渡された。
海外名は、Black March。

緑の4月

nolink

形状:緑色のフック型の武器。
ランク:Bランク(推測)
所有者真田ユリ・ザハード
使用者:アナク・ザハード(母)→アナク・ザハード真田ユリ・ザハード
始動させると、長さと大きさを自由に調節する事ができる。
しかし選別者のアナク・ザハードが振るった程度ではランカーのユガにも太刀打ちできなかった。
本体は緑色の短髪と瞳をした少女。
第二部242話で、真田ユリ・ザハードがヘル・ゾーの不死性を破るために黒の3月と同時に起動させた。
黒の3月とガラム・ザハードが持つ2つの13月シリーズの気配を感じ「例の日」が近づいている事を直感した。
海外名は、초록 사월、Green April。

黄の5月

形状不明。
マスチェニーの槍術をみるに、黄の五月は、槍の形をした武器と推測されている。
所有者クン・マスチェニー・ザハード
海外名は、Yellow May。

光の6月

赤の10月とならんで剣の形をした武器。
所有者であるアルフィド・ザハードは6月を下賜されてから、ほどなく行方知れずとなった。
所有者:アルフィド・ザハード
海外名は、Luminous June。

藍の7月

形状不明。ユラム・ザハードを殺し、ガラム・ザハードが所有者となった。
所有者:ユラム・ザハード→ガラム・ザハード
海外名は、Indigo July。

青の8月

形状不明。ユラム・ザハードを殺し、ガラム・ザハードが所有者となった。
所有者:ユラム・ザハード→ガラム・ザハード
海外名は、Blue August。

闇の9月

詳細不明。
所有者:不明
海外名は、Dark September。

赤の10月

光の6月とならんで剣の形をした武器。
所有者:アリエ・ハイペリオン・ザハード
海外名は、Red October。

金の11月

形状:不明。
ランク:Sランク
所有者アドリ・ザハード
形状不明。13月シリーズ唯一のSランク武器。
13月のなかで最も強い。
海外名は、Golden November。

無色の12月

形状不明。
所有者であるエン・ザハードが暴走したため、封印されている。
この武器を持ったからエンが暴走したのかは、未だ不明。
所有者ユーラシア・エン・ザハード
海外名は、Colorless December。

虹の13月

下賜された事がない13月シリーズ。その形はインベントリを象っているとされる。
13月シリーズの誕生と指輪の存在を考えると、このインベントリに1~12月の武器と指輪を収める事で真の姿になるのではないかと推測される。
所有者ザハード
海外名は、Rainbow Undecimber。
13月という英語はないため、マイナーだがラテン語の作名法に従って作られたundecimberという単語が使われている。





 ※ここから先は、本編のネタバレがあります 


13月シリーズの誕生

塔の135Fへ通じるドアの鍵を作ったザハードは、鍵の半分をアシュル・エドワールという
腕の良い鍛冶師に渡し、13の武器に作り替えた。
その武器をザハードの姫のなかでも優秀な13人に渡し、
13月シリーズを巡って姫たちが争い、鍵の半分が揃わないように仕向けた。

13月の呪い

13月シリーズには姫同士を戦わせ憎しみ合わせるよう仕向ける呪いがかけられており、
武器本体に宿る自我ある女性たちも、真の主があらわれる「例の日」までその役目を遂行しようとしている。
また、13月シリーズを2本以上同時に始動した姫は狂ってしまうと言われている。

黒の3月と緑の4月の同時始動

私たちは、盟約から生まれた13個の鍵
真の主が現れて、一つになるその日まで
血と呪いの運命を紡いでいくことを約束する
これは呪われた力
私たちは、その日を待ちわび
悲しみの舞を舞うだろう
青々たる緑の四月
燦爛たる闇の三月
舞いなさい 派手に

13月の秘密

ザハードの故郷では1年が13月あったからとも言い伝えられているが、
もともとはザハードと12人の仲間が持つために作られたものが13月シリーズと推測されている。
しかし、ザハードと12人の仲間は、塔を登る途中で、仲たがいを起こし分裂する。
134Fを頂上とし王国を築くザハードに反発し、塔の本当の頂上を目指すよう促す2人は離反し、
ザハードと、残りの10人との戦いに敗れ記録から抹消される。
残された13月シリーズは、ザハードの姫という新しい枠組みのためにその能力を振るう事となる。

13月の武器の元々の用途を考えると、12の武器+王子たちの指輪2つを
イベントリの形をした虹の13月に収納すると、本来の135Fの鍵が完成するのではないかと思われる。