FUG

塔の3大勢力の一つであるグループ。
塔の王ザハードの殺害を悲願とし、塔の犯罪を牛耳る親玉的な組織。
構成員は、スレイヤーと呼ばれる指導者たちを「神」と崇め、
彼らがザハードと十家門を滅ぼしてくれると信じている、宗教団体のような構造。
当然、ザハード側からも脅威とされており、ザハードの姫や十家門の者が、FUGに与する事は禁じられている。
月下翼松とも良好な間柄ではないが、FUGと月下翼松両方に属するランカーもいるらしい。
真の目的は、ザハード殺害の先にあるらしいが、今はまだ謎に包まれている。

スレイヤー

FUGの指導者11人を指す名称。
塔でも一握りしかないハイランカーだけで構成されている。
FUGに所属する信徒たちはスレイヤーのためなら死を辞さないほど、彼らに忠実である。
11席ある議席のうち7つが埋まり、4つが空白と言われている。
スレイヤーは出現と活動時期に応じて、以下の3世代に分類される。
塔の王ザハードと、同じ時代に生まれたグレイス・ミルチア・ルスレック。
それ以降の、FUGが完全に闇の勢力になり、再びその名を刻んだ第2世代のホワイトやベイロード・ヤマ。
最後にカラカを含む、現在活動している現代のスレイヤーである。

スレイヤー候補

FUG内で、将来スレイヤーになれる可能性が高い有望な人材をのこと。
スレイヤー候補になれば、FUGがあらゆるサポートをしてくれるが、FUG自体が団結した組織ではなく、
さまざまな派閥や内紛が日常的にあり、他のスレイヤーや元老側の勢力がスレイヤー候補を殺しにくることもある。

元老院

元老と呼ばれる最高位幹部たち。
スレイヤー達より謎に包まれてるといわれている。
名前だけは当初からあがっていたが、第三部から元老院として動き出す。

その他の構成員

構成員の大多数の共通点は、赤と黒の色をどこかに備えていることである。（服装、武器、身体部位を含む）

ヤマの群れ

第三部より登場する、ベイロード・ヤマとヤマが率いる組織。
外の世界には干渉せず、それがFUGの有事でも動かない団体。
ヤマの母艦「ケージ」を中心に、強さが全てという弱肉強食世界を構築している。
スポーツや格闘技、スポーツ賭博などで稼いでおり、ヤマはFUGの中でも指折りの金持ちと言われている。
母艦にも商業エリアがあり、ヤマの商売上手さが伺える
ヤマの母艦にいる人種は「人間」「獣人」そしてヤマとその兄弟達の力を受け継いだ「犬族」の三種。
なかでも犬族は、ケージの支配層として君臨しており、ヤマの群れの幹部は一人を除いて皆犬族である。

• 軍犬 二足歩行のドーベルマンやブルドックのような外見。魂が存在せず、ヤマが操っている。
• 闘犬 犬族の中でもヤマに選ばれた戦士。「血の結合」を用いて強力な戦闘力を有する。
• 狂犬 ヤマが選別者として送り込んだ三人の闘犬。バラカブとブエサール・エリオット、あと一人は不明。
• 星屑 犬族の子供のこと。
• 捨て犬 ヤマの支配を拒み逃げた犬族。発見されると捨て犬保護施設に送られる。

三牙祭

10年に一度、幹部たちが序列を争って競う公開スポーツ。
選ばれた星屑が、牙をその日の0時まで守り抜き、無事ヤマに返す。
幹部は、牙を守る側と奪う側に分かれて攻防を繰り広げる。

ヤマの群れメンバー

FUGの歴史

ザハードが十家主と塔を登り、塔の王となった創世記。
塔は、ザハードを王と認める賛成派と、反対派になって勢力争いを繰り広げていた。
その当時、一番の反対派として活動していたのがFUGである。
ザハード王に反対する勢力を吸収し、ザハード達に対抗するべく各国各勢力が
優秀なランカーをFUGのもとへ着かせ、彼らをチームとして運用した。

「隠された花園」

FUGのもとに集められたランカーで構成されたチーム。
平和と共存の城壁にそのうちの2人が封印されているという。

余談

• 原作者がブログで、夜が最も憎む団体と記述している。（リンク先ハングル）