DUALSTOX

ゲーム内のスペック

ゲーム内説明

• Bombardier社によって作られた2階建ての電車で、傾斜補正装置を備えているため、カーブをより早く通過することができます。

概要

• Train Feverから続く、ヨーロッパ車両群の終盤に登場する高速列車です。過去2作では全乗り物中最後の登場でしたが、今作では2018年に登場したEurodualや、今作リリースの時点でまだ開発中のUrban eTruck等がより遅くに登場するため、最後の登場ではなくなりました。
• TGV等の高速列車と比較して、最高速度が低い分線路に要求される規格も緩いのが利点です。また、搭載速度は24.0倍とヨーロッパ車両群では最速で、1編成198人という大容量を満たせる都市間輸送があるのなら、積極的に使用して大量輸送を実現したいところです。編成の長さは159mなので、160mのプラットホームで運用が可能です。
• ただ、高い牽引力の割にパワーがかなり低く、最高速まで加速するには相応の距離を要します。乗客数を十分に乗せられるのであれば、最高速度が130km/h程度にしかならない運用でも十分に利益が出ますが、短距離路線でどうしても最高速での運用をしたいというのであれば、BR 103.1を補機につけてパワーを補強したほうがよいでしょう。大幅な費用増で赤字になるかもしれませんが…

史実

• DUALSTOXは、Train Feverがリリースされた2014年にはスイスで登場しているはずだった総ダブルデッカーの電車です。

• 2010年にスイス連邦鉄道(SBB)から発注され開発を開始したものの、さまざまな要因により運行開始は遅れに遅れ、2018年にようやく運行が開始されました。

• この「DUALSTOX」という名称は現実には使用されておらず、SBBは「FV-Dosto」、ボンバルディア社は「Twindexx Express」等の通称を用いています。SBBの形式は、IC用が「RABDe502」で"IC 200"と呼ばれています。IR/RE用は「RABe502」で、8両編成が"IR 200"、4両編成が"IR 100"と呼ばれています。

来歴

• DUALSTOX＝総ダブルデッカーの特急型列車は2009年に入札が行われ、ボンバルディア・トランスポーテーションが落札しました。そのため史実にある通り、2010年にスイス連邦鉄道からボンバルディア社に発注されました。

• 当初の計画では、IC用の1種類、IR/RE用の2種類、以上3種類で計59編成導入することになっていました。また、2013年に運行を開始する予定でした。

• しかし、2011年に試験車両で評価が行われた結果、仕様に問題があり、設計要件が変更されました。また、障がい者への対策が法律に違反しており不十分という理由で障がい者団体から訴訟を起こされました。他にも要因はありますが、これらの理由により、予定された運行開始日は何度も延期を繰り返し、最終的には2018年2月になって裁判所から1年間限定の許可が下りたため、ようやく運行を開始しました。

• 2020年時点では、3種類全てが運行に使用されていますが、訴訟が終わっていないことと、車両の不具合により、今後の運用計画は不明瞭なままになっています。

• 姉妹列車には、同じTwindexxプラットフォームを用いているドイツ鉄道の「Twindexx Vario」があります。こちらは2015年に運行を開始しています。

備考

• FV-DostoはIC用が8両編成、IR/RE用が8両編成または4両編成となっており、ゲームに実装されている6両編成は実際には存在しません。(組み替えて増減させることはできるようです)
• また、現実のFV-Dostoは8両編成なら出力7,500kW/牽引力482kN、4両編成なら出力3,750kW/牽引力241kNとなっています。ゲームにおけるDUALSTOXは、6両編成で出力3,800kW/牽引力560kNですので、現実の4両編成程度のパワーしかない一方で牽引力は8両編成より高いという不思議な仕様になってしまっています。

• ゲーム内説明にある「傾斜補正装置」はWAKOと呼ばれるボンバルディア社の技術で、最大2度の車体傾斜によりカーブをより高速に走行できる技術ですが、ゲーム内では再現する術がないため再現されていません。

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