路線の作り方 (バス、トラム)
このゲームの輸送機関には大きく分けて、
バス
トラック
トラム
鉄道
船舶
航空機 がある。
そのうち、プレイを始めて最初に触れることになるのが
おそらくバスとトラックとトラムだと思う。
これらは小回りが利き、都市の隅々まで走り回れるので、近距離の輸送にとても便利。
このうちバスとトラムは旅客、トラックは貨物輸送になる。
まずはバス・トラックとトラムの路線を作ってみよう。
1.路線の作成
バス・トラックは道路、トラムは更に道路上の軌道が無いと走れない。
更に目的地である停留所も必要となる。
そんなわけでまずは適当に道路と停留所を準備しよう。

停留所を作ると、停留所の上にアイコンが出たのが分かる。
バス停ならバスのアイコン、トラック停車場ならトラックのアイコン、トラム停留所なら
バスとトラムのアイコンが表示されているはず。
停留所にはモジュール式とそうでないものがあり、仕様が少し異なる。
画像ではモジュール式を利用しているが、都市内に置くならコンパクトな非モジュール式でも構わない。
ただしトラック路線の貨物は積み込みはモジュール式の駅でしかできない。
| 名前 | 乗車・積込 | 下車・荷下ろし | 設置後の拡張 |
| バス/トラム停留所 | ○ | ○ | × |
| 荷下ろし停留所 | × | ○ | × |
| モジュール式バス/トラム停留所 | ○ | ○ | ○ |
| モジュール式トラック駅 | ○ | ○ | ○ |
注意点としてこのゲームでは旅客と貨物は同じ停留所に出来ない。
旅客なら旅客だけ、貨物なら貨物だけの停留所を回る路線を作る必要がある。
なお「モジュール式バス/トラム(トラック)駅」は複数の停留所を持つことが可能で、あとから追加で好きな方を追加できる。
モジュール式駅は停留所は長さを決められる。
最初のうちは停留所の長さを気にする必要はないが、
時代が下ると車両の高性能化や大型化で、
輸送需要が増えることで停留所が一杯になったり、
そもそも大型の車両が停留所で詰まり、デッドロックになったりする。
バス、トラック、トラムの全てでロングボディタイプの車両が後々出てくるので、
建物に囲まれて拡張できなくならないように、
主要駅にしたい場所などは先に20m以上で作っておいた方が良いかもしれない。
非モジュール式は詰まることは早々ないが、長い車両が街中で停車するということはそれだけ渋滞を誘発しやすくなる。
こちらも渋滞が気になるようならモジュール式に変更し、主要道路と切り離して乗り降りや荷下ろしを出来るようにしても良いだろう。
路線を通したい停留所がすべて道路で結ばれていることを確認したら、
下のメニューバーから矢印が交差しているマークを選択して、
路線マネージャーを開こう。

路線マネージャーを開くと、当然何の路線も無いので、
新規路線を作成しよう。
新しい路線を作成を選択すると、そのまま停留所を選択できるようになる。
(この時停留所が選択できなくなったら「駅をクリックして~」の矢印を
クリックすると選択できるようになる)

後は停まってほしい停留所のアイコンを停まってほしい順番にクリックすれば
路線を設定できる。

設定が完了したら、「路線〇〇」と自動で数字が振られている名前を分かりやすいように変えておく。
(New York Cityのバス路線ならNYC Bus、Tokyoの急行路線ならShinkansenなど。自分が分かればいい)
地味な作業だが、後々路線が増えるとどれがどれかわからなくなるので、面倒くさくても
やっておいた方がいい。後から設定するのは非常に骨が折れる。
必要なら色もある程度法則を持たせておくとマップ上から探すのが楽になる。

トラックやトラムについても同様に設定する。
(トラムの場合は軌道がしっかりつながっていないと路線が作れないので注意。
また、つながっているのに設定できない場合は架線が通っていない区間がある)
2.車両を走らせる
路線の設定ができたら、いよいよ車両を走らせよう。

路線の途中に、発車所(車庫)を建設しよう。
ただし、路線の途中である必要はなく、道路(軌道)でつながっていれば
どこに車庫を建設しても一応使える。(普通にプレイするなら(自動車は特に)出したら車庫には戻さないので、
効率が悪くなるといった機会は少ない)
建設したら、車庫の上に出たアイコンを選択しよう。
すると、その車庫で購入できる車両の一覧が表示される。


1850年スタートなら、購入できるのは
駅馬車か荷馬車になる。
これがそうだよ(大真面目)
蒸気自動車が発明されたのは1769年。
フランス軍の砲牽引車として開発されたのが最初で、
実は蒸気船や蒸気機関車より歴史は古い。
その後1827年ごろから「馬なし馬車」としてイギリスで運行が始まったのが
蒸気自動車の歴史なんですね。
つまり田舎の民間業者である我々にそんな貴重品はまだ無い!
しばらくは馬車で我慢しなさい。馬もかわいいもんだよ。
ところで馬車の排ガス多くない?
貨物の種類が人間のマークになっているのがバスで、それ以外がトラックと覚えておけばいい。
すべての貨物なら人間も積めそうなものだが、人間は貨物ではない。いいね?

目的の車両を購入したら、その車両にチェックを付けて、右上がりの矢印を選択、
走らせたい路線をクリックしよう。

正しく選択できていれば、車庫から待望の車両が出てくる。
車両はルートに従って移動し、停留所で停止して乗降や積込荷下を行う。
上記では何もない所に構築したが、都市内であれば乗客がバス駅に集まってくるだろう。
そして駅で乗り降りし、運賃が発生し利益が生まれる。
その様子を延々眺めててもいいし、さらなる拡張に進んでもいい。
さあ社長、広い大陸に駆けだそう!
バス・トラックは鉄道に比べて速度と輸送量に劣る。
排気ガスも、輸送量当たりではバス・トラックの方が多い。
今作では排気ガスによる公害の概念があるので、
大量のバス・トラックで旅客や貨物を都市内に輸送するような荒業は渋滞を誘発することもあり、公害のデメリットが大きい。
例えば、都市間旅客は鉄道、都市間鉄道の駅から郊外の旅客ハブまでをトラムで、
そこから街の隅々までをバスで、といった風に
輸送力の大きいものから順番に配送するようにすれば
排ガスを抑えられ、輸送需要の増大にも対応しやすくなる。
貨物についても同様、都市間は鉄道、駅から郊外の貨物ハブに集荷、そこから配送とすれば公害を抑えることができる。
特に、トラムは早めに電気トラムに転換していくと効果が大きくなる。