
- 各種パラメーター
所属国 年代 駆動方式 馬力 最高速度 定員 寿命 色の変更 ロシア 1884~1934 蒸気機関 421hp 45km/h ーー名 12年 ◯
ゲーム内説明
- 左右対称のデザインが特徴的な蒸気機関車。狭いカーブや傾斜があるなど、複雑な経路を進むのに最適です。
概要
兎にも角にも見た目のインパクトが有る蒸気機関車です。速度的には最初期の機関車と大差なく、利点の一つである後退速度も、このゲームではもともと前進も後退も速度が変わらないため使う利点はあまりありません。ですがその構造上、牽引力は同世代に比べてかなり優秀です。
史実

- フェアリー機関車は、見た目の通り、機関車を前後にくっつけたものです。
- この機関車の目的は、「無駄な車輪をなくすこと」です。従来の機関車は駆動輪の他にボイラーを支えるなどの役割でしかない車輪の2種類がありました。スコットランドのエンジニア、ロバート・フランシス・フェアリーは、この支えにしかなっていない車輪を無駄だと考え、その車輪も駆動輪にすることを目指しました。また蒸気機関車特有の問題として機関車には“前後”があり、逆方向へ進む場合は、ターンテーブルもしくはY字が必要でした。
- これら2つの問題を克服するためにフェアリーが出した結論は、両端に機関車をつけることでした。全ての車軸が駆動し、牽引力が倍増しました。また運転台も2つあるため逆方向への運転もやりやすくなりました。
- ロシアではタンボフーサラトフ間や、トランスコーカサス鉄道などで使用されました。後者は電化される1934年まで使用が続けられました。
- このタイプの車両の欠点は燃料となる薪石炭石油などを置く場所が少なかったことと、蒸気機関に必要不可欠な水タンクの容量も少なかったことでした。見た目から分かる通り、既にギチギチに設備が機関車には搭載されており、その構造上、後ろにタンク貨車を増結することも難しかったのです。また、初期の車両は蒸気管から蒸気が漏れてエネルギーロスを頻繁に発生させることも問題となりました。さらに、ボイラー室が車体の中央を貫いており、運転台が前後にあるにもかかわらず、その間の移動は非常に不便だったようです。
- 現在では全てのフェアリー機関車は第一線を引退し、観光目的での使用や博物館へ収蔵されたりしています。ですが、その車輪全てを駆動輪にするという発送は、今現在のほぼ全ての電気・ディーゼル機関車に受け継がれています。
- 余談ですが、「ポケットモンスターソード&シールド」に登場する「マタドガス(ガラルのすがた)」は、このフェアリー機関車がモチーフとなったため、タイプに“フェアリー”が混じっているようです。