LineManager解説

Last-modified: 2022-07-24 (日) 12:06:01

機能概要

LineManagerは需要に応じて編成数を自動で増減させるMODです。
都市内のバス路線から駅へ乗客を集める場面などにおいて管理の手間を減らすことができます。

これはゲーム開始時の状態です。鉄道、循環バスとも1編成しかありません。
開始時の状態

しばらく時間を経過させるとLineManagerによって2編成目の鉄道が追加され、バスも増えます。
時間経過後の状態

MOD導入方法

  • Steam WorkshopのLineManagerのページサブスクライブボタンを押します
  • ゲーム開始時のオプションでLineManagerを有効化有効化ボタンします

注意:ここまでの操作でLineManagerが自動的に編成を増減するようになっています。単線区間が存在するなど編成を増やされて困る場合は対策(後述)をする必要があります。

一般情報

  • このMODは既に存在するセーブデータに追加したり、逆に削除したりすることが可能です。現在ゲーム中で起きている情報にのみ基づいて路線に編成を追加、削除します。
  • このMODはデフォルトでトラック/バス、トラム、航空機、船舶の路線に適用されます。さらに設定で列車にも適用することが可能です。
  • LineManagerが編成を追加するべきと判断した場合、すでにその路線で運用されている編成を複製します。どの編成を複製するのかを指定する方法はないため、路線内のすべての編成を同じ構成にすることをお勧めします。
  • LineManagerが編成を削除すべきと判断した場合、もっとも古い編成が削除されます。さらにLineManagerは各路線に最低1編成は残します。
  • デフォルトでは旅客線と貨物線の両方に適切なルールが適用されます。期待通りに動作しない場合は、以下の路線命名規則のセクションを参考にしてください。
  • ゲームの進行速度進行速度を1x以外に指定したときのLineManagerの動作は検証不十分です。何らかの不具合が起きる可能性が非常に高いです。自分が何をしようとしているのかを理解していて、プログラム(rules.luaを含む)を微調整したいのでなければ、これを避けることをお勧めします。

路線命名規則

路線名の一部に以下の文字列を含めることでLineManagerが編成の増減を判断するアルゴリズムを指定します。
文字列の位置は路線名の先頭、末尾、あるいはそれ以外のどこでも構いません。

文字列アルゴリズム
[P]旅客向けのアルゴリズムを適用します。(デフォルト)
[C]貨物向けのアルゴリズムを適用します。
[M]LineManagerを無効にして手動で管理します。
[R:<数値>]路線統計で表示される割合*1が数値を超えるように編成を増減します。[R:100]と指定した場合は割合が100以上になります。
[R:<数値1>:<数値2>]割合が数値1を超えるように、車両の平均容量に対する駅の過負荷が数値2になるように編成を増減します。*2
[PR]RusteyBucketが作成した旅客向けのアルゴリズムを適用します。本線に合流する支線のように、各駅で発生する旅客数が不均一な場合に向いた編成数を多めにキープするアルゴリズムです。

編成の追加削除を手動でコントロールする例
路線情報

メニュー

画面下部の[LM]ボタンボタンからLineManagerのメニューを開くことができます。

メニュー

LineManager enabled
MODの有効/無効を切り替えます。
Automatically reverse trains with no path
編成を追加するときに発着所の配置によっては、目的地までの経路が見つからないことがあります。これを解決するには編成を反転させるボタンを1回か2回押すことですが、MODで自動化することもできます*3
Use OS time based sampling
デフォルトではゲーム内時間で月が替わるときに情報の収集と編成の増減が行われます。ゲームの進行速度を変更、特に一時停止にした場合はこの項目にチェックを入れる必要があります。現実時間で約30秒ごとに更新が行われます。注意: ゲームの進行速度を1x以外に設定した場合の動作は実験的です。
PASSENGER/CARGO - ROAD/TRAM/RAIL/WATER/AIR
カテゴリ全体での自動編成管理の有効/無効を制御します。デフォルトではRAIL以外のすべてにチェックが入っています。
Show extended line info
ゲーム内コンソールで路線情報を表示します。

ヒント

  • 資金を節約するためゲームの序盤ではMODを有効にしないことをお勧めします。路線と編成が増えて設定に手間がかかるようになったらLineManagerを有効にします。
  • 路線ごとに編成を統一します。これによりLineManagerが追加する編成を予測可能になります。
  • 旅客と貨物を同一路線に設定しないでください。上手く動作しない可能性があります。
  • LineManagerが編成を管理している場合でも、手動で編成を追加/削除することは有効です。編成数が最適になるまでの時間を短縮することができます。
  • LineManagerが管理する路線で満載になるまで待つよう指定しないでください。これを用いるとデータ収集と計算が中断され、最適な結果が得られなくなる可能性があります。
  • 道路が渋滞するなどした場合、停留所に客がたまりLineManagerが路線バスを追加することでさらに渋滞が悪化することがあります。LineManagerを適用する路線では交通の流れに十分気を配る必要があります。

MODの機能

  • MODは資金の許す限りルールに従って(路線で既に使用されているタイプと同タイプの)編成を追加/削除します。
  • ルールが満たされると、各管理対象路線で編成が追加/削除されます。
  • 編成が削除されるときは、路線内で最も古い編成が選ばれます。
  • MODは路線ごとに最低1編成は残します。

MODが行わないこと

  • このMODは不十分な設計の交通網を改善することはしません。例えば各駅で発生する旅客が不均一な旅客路線がある場合は、自分で修正する必要があります。これを自動化することはできません。路線内の一部の駅で多数の客が待ち状態になっているにもかかわらず、LineManagerが編成を追加しない場合は路線設計が不十分な可能性があります。路線内の需要が均等になるように分割してください。
  • 効率を最適化するために、あるいは交通網を改善する代わりに、路線ルールを手動で設定する、もしくは手動[M]を指定してください。

リンク


*1 一年間の輸送量
*2 解説の著者はここを理解できませんでした
*3 これを有効にしておくと一瞬だけ警告が発生するようになる