天使の国

Last-modified: 2024-04-12 (金) 11:43:17

天使の国
シンゼリール

概要

国民が崇拝している「女神様」の統治する国。
天使が住まわっていて、天使と堕天使の区別化がされている。 

【名前】
長めで語呂が良さげ。

女神様・スロゥリティ

「女神様」の名は、リーナシンゼール。
彼女は長年「女神様」として国を統治していたが、近年、突然姿を消してしまった。
そんな現在でも、天使の国にはスロゥリティという存在が全く浸透しておらず、
「スロゥリティ」という言葉を知っているのは極小数である。

しかしこの国にも、例外なくスロゥリティは生まれている。のだが。
当のスロゥリティであるイネフェースは、天使達の信仰的常識から外れていてもリーナを尊敬しており、
現状に大きな不満が無いが為、表舞台に立つことがまず無く…
この国は変わりようが“なかった”。

天使

天使は人間とは違い、特殊能力を使うことが出来る。
ルェグェィシウより少し複雑で、特に人に関与する特殊能力を持ちやすい。
所謂エルフ耳。
寿命約100年の人間と比べ、天使は最低でも約300年(仮)、長ければ2000年を超える程寿命が長い。
また、天使は基本白く美しい翼を持っており、体内に収納出来る。
その翼で飛べることも多いが、飛べない者も多くいる。

堕天

天使は主に精神的な原因で“堕天”することがある。
詳細としては、
「気楽の感情が欠落した状態で、(それを主な原因とした)逃亡-諦め-妥協など、ネガティヴ方向に行った時」、
もしくは
「イネス/リーナの反感を買う、または堕天させる意思を向けられた時」、
「反旗を翻すなど『反逆の罪』*を犯した時」…
このような時に“堕天”する。 

条件さえ当て嵌まれば誰も彼も堕天するという訳ではないのだが、重要なのは
「堕天とは何か異質なものなどではなく、誰にも起こり得ることである」ということ。

*…十戒の一つ


【堕天の瞬間】
“変な音”(堕ちる音)と、一瞬の痺れを感じた後、気絶や混乱等で自分から目が離れる。
どんどん翼は黒く変化していき、当人は何れ目を覚ます。

堕天使

堕天した天使は「堕天使」と区別されるだけあって、天使とは訳が違う。
天使は堕天することで、様々な変化を催す。 

【堕天使の特徴】

  • 特殊能力が使えなくなる
     稀に、使えなくなるのではなく、効力などが“弱る”場合があるが
      9割以上の天使は全く使えなくなる。
  • 翼が黒くなる
     天使の持つ翼は黒く変化する。
      単に色だけで見れば薄めの黒になるだけだが、
      基本的に“白い翼”を中心点として、天使は美しいと見られる為、
      堕天使はあまり美しいと思われることはない。
  • 翼が仕舞えなくなる
     殆どの場合、天使であれば翼を体内に収納出来る。
      だが堕天使となると、その8割ほどが翼を仕舞えなくなる。
      堕天使達曰く、仕舞うことが技術的にとても難しくなった、苦手になった、とのこと。
  • 翼で飛べなくなる
     天使の頃、翼で飛べていた者も見境無く、堕天すると必ず飛べなくなる。
      前より自由が効かない翼が余計重く感じ、羽搏けない。風に乗れないとのこと。

十戒

“女神”と“天使”の間で結ばれた、絶対遵守、3の契りと7の罪。
国民はこれらを十戒(じっかい)と呼び、殆どの者は遵守している。
もしそれらを犯してしまった場合、天誅(てんちゅう)が下るとされている。


【一つ 懇意(こんい)の契り】
全ての人と共にあること。
【二つ 反逆の罪】
平和の中、人道を外れた行動による下剋上を禁ずる。
【三つ ()すが罪】
相手の拒む、思想の押し付けを禁ずる。
【四つ 個の契り】
個を持ち、全ての人の思想を尊重し、相違を否定しないこと。
【五つ 生死の契り】
意思を持つ生物として、生死を弁別し、それらを左右する思想も尊重すること。