凍結の国
エル・ミリセ
概要
炎天下な気温に対し、奇病により凍死する人が絶えない。
【名前】
「・」を「ー」と読み、使う。苗字ではない。
【思想】
国レベルの常識的な思想として、
「自分を含む人間は勿論、この世のものは全て実験/研究対象だ」という考えが存在する。
スロゥリティ
研究者のディエ・ルモ。
凛烈病
ディエ・ルモが発明した、
人の感覚器官、体温調節中枢を狂わせ、セットポイント*を低くする病気。
他にも、体温が低下しているのに対し、熱を逃がす働きをさせたり、
熱の産生を抑えさせたりと、凍死するような要因が揃っている。
治療法を知っているのはディエのみ。
*…脳にある体温調節中枢と言うところで、
体温を一定に保つ為に、身体に設定された体温のこと。
実験
ディエが国民全員を巻き込み、凍結の国で実験をするのは、
単なる興味や自慢、悪意ではなく、“復讐”として。
大切な妹、エイベ・ユを嘗ての研究者に殺されたディエは、“復讐”として研究者となり、
発明した凛烈病でこの国を滅ぼそうとしている。
彼は自分のことを「天才」と言うが、才能を積み上げ「本物」にしたのは彼の努力の賜物と言えるだろう。