物語纏め

Last-modified: 2024-03-18 (月) 22:45:21

※長文注意

規則の国とスィンルェ

規則の国では、スロゥリティの二の次にグリァナンスィウァが権力を持っている。
しかし何百年か前からグリァナンスィウァを公表しておらず、
同じ頃からスロゥリティも公表していない。
故に、本来ならスロゥリティとグリァナンスィウァで行うレィストアヌィーラも、
今はジェュシァスの権力者達が交代交代で行っている。 

スロゥリティであり、グリァナンスィウァであるスィンルェは、
主に「面倒」と言う理由で(規則は守っているが)常識を気にしなかったり、
自身の役目をサボっているので、周りの苦労が絶えない。

離由と刹羅

離由は偶然特殊能力を持って生まれました。
そして人々は「この子こそ“神”に相応しい」と思い、国を任せました。
当時は“スロゥリティ”なんて存在は定着していなかったのです。
そして人々は離由のために建物を作り、離由をそこに住まわせました。 

最初のうちは別に何も変わりはありませんでした。
好きな時間に起きて好きな時間に寝る………まぁ、退屈といえば退屈な日々でした。
ですがいつからでしょうか?多くの人々が建物へ来るようになりました。
人々は願い事をしました。ですが彼は神でもなんでもありません。
その願いを叶えることはできないのです。
人々が来るようになってから彼は建物からでることはなくなりました。 

………………ある時、とある小さな鬼が建物に来ました。
とても、弱っている鬼。
鬼は言いました。「自由がほしい」と。
その願いが離由に疑問を持たせました。
いえ…それよりもっと前から思っていたのかもしれません。
「何故、努力をしようとしないのだろう?」
「何故、実力があるのに使おうとしないのだろう?」
きっと、離由がいる故、盲目になっているのでしょう。 

離由は久々に外に出、鬼を待ちました。
…その鬼は、特殊能力を持っていたからです。
彼なら、自分の代わりになってくれるかもしれないと、そう思ったからです。
それから時間を経て、鬼と離由は仲良くなりました。 

そしてまた時間が経ち、鬼がいつも通り建物…………神社に行くと離由はいませんでした。
鬼が困惑していると、足音が聞こえ始めました。
「隠れなきゃ。」鬼は隠れようとしましたが間に合いません。
足音の主…………人間は言いました。
「あなたこそ、“スロゥリティ”に相応しい」と。
そしてその鬼の名は……………「刹羅」。 

離由はその後国を出て旅をします。何年も同じ場所にいて彼は飽きてしまったから。
…………自分では、何もできないから。

各国と主人公

“名前”について
「ん、ごめんね、覚えてないんだ。」
「それに“名乗る”ってさ………いや、やっぱやめとくよ。」
“本”について
「本は好きだよ。文字を追うことで新たな知識を得られるのがなんか楽しいんだ。」
「本の中でわからないものがあればそれについて書かれている本を探し、学ぶ。そういうのが好きなんだ。」
“規則”について
「規則があるからこそ秩序が保たれたり、僕らの安全が守られたりする。必要なものだと思うよ。」
「でも、“過度な規則”は僕たちにどういう影響を与えるんだろうね?」
“相方”について
「いいよねぇ相方。僕も誰かと一緒に旅をしたら楽しいかな?」
“諸行”について
「何事も変わっていく。本当にそうだと思う。」
「例えばこの世界だってもともとはこんなんじゃなかったんだろうし、長く生きてる離由さんだって…。」
“役者”について
「いくつもの役を切り替えられる人ってすごいと思うよ。」
「でも“役者になりすぎた人”はどうしても中身がない…空虚な人間に見えてしまうんだ。」
“奇病”について
「奇病は僕が見た本にはほとんど載っていないんだ。だからよく分からない。でもまぁ…少し興味はあるよ。」
“天体”について
「星空ってすごく綺麗だよね。そしてその空に見える星がすごく遠くにあるせいで何年も前の光がこの地で見える。」
「もしかしたら今見えている光はもうとっくにないのかもしれないね。」
“結晶”について
「なぜか“懐かしい”と感じてしまうんだ。でも全く思い出せない。すごく嫌な感じだよ。」
“天使”について
「何故かはしらないけどすごく優しいイメージがあるよ。」
「でも憶測や偏見だけで判断しちゃいけない…ってのは知っているからね。」
“信仰”について
「何事もそうだけど行き過ぎたなにかは良くないと思うんだ。“過度な信仰”なんて特にね………。」
「いや、もしかしたら信じてすらいないのかな。」
“時計”について
「時間を見ることができる便利な道具。」
「あと昔の友達に時間にうるさい人がいたような………気がするんだよね。」