《エネミー》/【ザイクルスとゼットリム】

Last-modified: 2023-10-14 (土) 13:42:43
渦潮兄弟怪獣
ザイクルス
&ゼットリム
 

ザイクルスゼットリムは、ワイルドアームズ2ndにて、隠しボスの一角を務める「渦潮兄弟怪獣」である。


2nd

ポンポコ山の入り口正面にある封印柱に封印されており、その封印をマリアベルジャイアンリサイタルで解くことで彼らと戦う事ができる。彼らは双子の兄弟であり、見分け方は色が赤い方がザイクルスであり、黒い方がゼットリムである。ちなみに設定ミスなのか、後述する元ネタと異なりザイクルスが兄であり、ゼットリムが弟であるとともに体重もザイクルスの方が1000トン重い。
ずんぐりむっくりした体型をしており、腕部はさながらペンギンのようであるが、その実鋭利なブレードである。また、頭部には三又の立派なツノが屹立している。


隠しボスの例に漏れず、優秀な隠し装備を持っており、彼らを撃破する事でマリアベルの最強頭部防具リミテッドゴーグル(防御力:36)が手に入る。特にマリアベルは頭部防具がこれの他には初期装備のゴーグルフード?(防御力:10)しかないので、他の隠しボスとの戦いで重宝するだろう。

ところで、彼ら兄弟の目は某機動戦士で言うところのゴーグル状なのだが、もしかして…?

ステータス

※特に断りがない場合はザイクルス / ゼットリムの順で記載
レベル:43 (共通)
HP:60000 / 50000
獲得経験値:50000 獲得ギャラ:75000
ATP: 500 / 400 DFP: 999 / 750 SOR: 400 / 500
MGR: 750 / 999 RES: 900 /100 PRY: 0 (共通)

属性耐性:弱点=
盗めるアイテム:ミニキャロット (共通)
落とすアイテム:リミテッドゴーグル


比較するとザイクルスの方が攻撃力や防御力が高く、ゼットリムの方が魔力関係のステータスが高い。また、ザイクルスが非常に素早い反面ゼットリムは鈍重だが、後述する技の関係上、これが彼らを非常に厄介たらしめている。

戦い方

戦闘では水属性の単体攻撃『激流一刀?』、各『40000トン?』(ザイクルス)・『39000トン?』(ゼットリム)ある体重による押しつぶし、水属性の全体攻撃『ギラススピン』や無属性の全体攻撃『レッドギラス?』(ザイクルス)・『ブラックギラス?』(ゼットリム)をランダムで繰り出してくる。幸い攻撃の半分ほどは水属性なので、ヴァレリアシャトーみずのリングを購入して耐性を付けておきたい。

彼らの最大の特徴にして最も厄介な特性は「連携攻撃」である。兄のザイクルスが『レッドギラス』もしくは『ギラススピン』を使用した場合、弟のゼットリムもRESを無視して直後に『ブラックギラス』『ギラススピン』を使用する。約3000のダメージを一度に喰らってしまう上に、最悪の場合前ターンの終わりにブラックギラス→次のターンのはじめにレッドギラス→ブラックギラスのコンボ(約5000ダメージ)もあり得る。

  • おそらく低レベル縛りにおける鬼門。通常低レベルによる隠しボス撃破では『セラフィムゴート』を用いることで強力な攻撃をやり過ごし、敵に少しずつダメージを与える持久戦が有効なのだが、ザイクルス&ゼットリムの場合セラフィムゴートで蘇生した直後に全体攻撃を喰らうおそれがある(例:レッドギラス→蘇生→ブラックギラスで全滅)。このため、「ずっとセラフィムのターン」という戦法が通じず、ダメージを半減できる属性攻撃や比較的ダメージの低い40000・39000トンが来る事を祈る運ゲーを強いられる事となる。その顔は何だ!その瞳は何だ!!その涙は何だッ!!!

3連続攻撃はもちろんのこと、2連続攻撃でも前衛・後衛組問わず危険なため、回復を挟みつつHPの低いゼットリムに集中攻撃を加え倒しておく事で連携を止めておきたい。そうすれば後は800~1700ダメージ程度の攻撃しか来ないので、苦もなく倒せる筈である。

視聴覚資料

低レベル撃破の一例。運ゲー待ったなし。

余談

元ネタは1974年に放映された円谷プロダクションの『ウルトラマンレオ』第1話・第2話に登場する「兄弟怪獣」レッドギラスブラックギラス。原作ではいきなりウルトラセブンの脚を折り、合体技ギラススピンでウルトラマンレオを苦しめるも、スピンにはスピンという謎理論の下修行を経て再戦したレオのきりもみキックによって倒された。序盤からいきなり過去作主人公を再起不能にし、島を津波で沈めたショッキングなシーンの数々と、敗北と修行を経て敵に勝つというプロセスは『ウルトラマンレオ』のその後の方向性を決定づけた。

本作でザイクルスとゼットリムが繰り出して来る技は、

  • 激流一刀→レッドギラス/ブラックギラスが頭部のツノから放つ光線によって引き起こされる津波
  • 40000トン/39000トン→ブラックギラス/レッドギラスの体重
  • レッドギラス/ブラックギラス→説明不要
  • ギラススピン→レッドギラス/ブラックギラスによる合体技

といった風に全てレッドギラスとブラックギラスに関連するものばかりであり、外見も頭部のツノや腕部のブレード、恐竜のような脚などレッドギラスとブラックギラスのオマージュである。ちなみに、本作に登場するババルウ?も、元ネタは同じく『ウルトラマンレオ』に登場するババルウ星人である。