《エネミー》/【ネクロノミコン】

Last-modified: 2023-05-24 (水) 19:19:27

1st~3rdおよびFに登場する本型エネミーの1種。
元ネタ解説は《ギア・バッジ》の項目に詳しい為そちらを参照のこと。
本型一般エネミーの最上位種に当たり、一般エネミーとして登場する際は同族の中でも最強クラスにあたる。
例外は18禁のアレくらいのもの。尤もあちらはボスとして設定されているが。
どの作品においてもごく低確率で同名のギアスキルをドロップする*1のが特徴。


1st

デ・レ・メタリカに出現する期間限定エネミーとして登場。
出現テーブルはタルギュム3体+ネクロノミコン1体で固定。
不気味な緑色の装丁に加え、本のページ部分には大きな一つ目が描かれているなど、「いにしえの暗き神々を記した*2」に見合うデザインとなっている。


通常上級魔法のみを使用する同僚に対して、????の四属性古代魔法に加え「発禁呪文???」を使用してくる強敵。
これらは消費MPが0の扱いなので、MP切れを起こすこともない。SORこそ30と低いが、技定数が高い為早めの無力化を目指したい。
聖属性以外は半減されてしまう上にMGRも300と高いので、ザックの物理攻撃でさっさと仕留めてしまうと良い。


しかし前述の通りごく低確率で左手装備をドロップする為、それを狙う為の下準備に生かしておくと被害がかさみやすい。
出現した際は取り巻きの殲滅はザックに任せ、セシリアは迅速に無力化に入るべきだろう。

2nd

セミファイナルダンジョンである背塔螺旋?周辺のアウトフィールドに出現する一般エネミーとして登場。
該当箇所へシナリオ上に訪れるのは終盤だが、実は内海中心部やや北東・ロストガーデン?がある孤島が同じエンカウントテーブルの為、早期遭遇も可能である。
但し他に出現するエネミーも多種に亘る上、どれも一癖二癖ある相手ばかりなので、早期入手の際は注意が必要。
出現テーブルは常にウォジャノーイ1体、ネクロノミコン2体。
緑がかった黒色の装丁に金縁、ページを開くと中から悪魔らしき影が現れて特殊能力を使用する。


無属性全体魔力3倍ダメージの「発禁呪文???」、光属性全体魔力4倍ダメージの「無修正呪文???」、火属性全体魔力3倍ダメージ+混乱の「大大災害 大大混乱」、全体睡眠の「純文学」を使用するが、実のところSOR120とそう高くない為、単体ではあまり脅威になりえない。
しかし処理に手間取って状態異常を食らうとウォジャノーイから手痛い反撃をもらったり、パーティが睡眠・混乱に陥りピンチになる事も考えられる。
耐性も全属性吸収になっている為コンバインで開幕処理もしにくい。ミーディアムは事前に調整しておこう。


今作のラッキーシュートはチャパパンガハイ・コンバインを撃つことになる。
ミーディアム自体は眠れる火山?クリア後から取りに行けるが、ラッキーシュートを使えるようにするにはさらにレイポイント・ウィングをクリアせねばならない。
だが序盤でギアを入手できれば通常プレイ・縛りプレイ問わず役立つ事も確かな為悩ましい所。
マラソンを行う際は心が折れない程度にしよう。

3rd

ABYSSのエクストラダンジョン部分であるB61F~B100Fに登場する。
潜る事自体はABYSSを訪れた初回から可能ではあるが、まず11F~30Fに出現するモンスターはそれまでの比でなく強力であり、かつ今作では得られる効果自体も早期入手による恩恵が少ない為、入手に挑むのは終盤を推奨する。
出現テーブルは同種6体の同時出現のみ。
下記に記すが、条件が揃っていない場合は全滅の危険性もあるエンカウントである。
「人皮で装丁され、暗黒の神々と接触する秘術が記された禁忌の魔導書*3」との触れ込みであり、飾り気のない黒ずんだ表紙、背表紙と四隅に金の箔押しがされているのが外見的特徴。


使用スキルは闇属性単体魔力4倍ダメージ「発禁呪文!?」と光属性単体魔力4倍ダメージの「無修正呪文!?」のみだが、恐るべきはその威力。
SOR999から放たれるその一撃はまともに喰らえば一発あたり約3800ダメージ程度。
RESも559とかなり高速である為、先手を取られてそのまま壊滅寸前という状況もありうるものとなっている。
しかしこれらの魔法はどちらもリフレクトで反射可能な為、確実に先手を取れるならエクステンション+リフレクトで完封が可能である。
もちろん闇属性耐性光属性耐性を4段階起動しておいても十分。
なお属性耐性はどれも等倍。MGRも999だが、自前の魔法が高威力の為反射であれば容易に上回る事ができる。


但しドロップ狙いの場合は話が変わってくる。
前述した通りMGR999である為、1stのドゥームズデイよろしく「ラッキーシュートによるダメージがまともに入らない」という事態が発生するのだ。
フィブルマインドが25%の確率で通るものの、更にそこから宝箱による運試しが発生する(入手の前提としてリムーブトラップもほぼ必須)。
3rdの仕様上ドロップアイテム2種が設定されており、当たり枠のネクロノミコン(1/11)とハズレ枠のミニキャロット(10/11)による抽選が行われるのだ。
盗む場合と異なり、こちらのハズレ枠は該当アイテムを99個所持していたとしても抽選外になる事がない為、シリーズの中でも最も運が要求されるものとなっている。
他のギアを目当てにマラソンしているとぽろっと落ちてきたりする。物欲センサー恐るべし。

  • 今作ではエネミーが一度に6体と大量に出現する上に遭遇率も悪くない。
    威力の激低なラッキーシュートで頑張って倒した方が入手確率は高くなるが、ジャスティーンアタックなどで普通に倒していくだけでもドロップ入手出来たりもする。何せ1%といっても、DQシリーズの1/256とかよりずっとマシなのだから。

F

デ・レ・メタリカ写本ルートのFLOOR3限定のレアエネミーとして登場。
出現テーブルは本種1体のみで、外見上の特徴は3rdのものに準ずる。
入場手段?の都合上、戦えるのは原本ルートのクリア後から……だが、後述するように早期に挑むには相応の準備が必要。


行動パターンは闇/光属性の魔力3倍グループ攻撃となった「発禁呪文!?」と「無修正呪文!?」に加えて単体対象のディスペルを使用するようになった。
やはりリフレクトで反射可能だが、反応500という数字はセシリアで抜く事は困難。ついでに闇属性活性も備えた為、「発禁呪文!?」では自滅しなくなっている。
当然のように魔力も999であり、最大HPが低くなりがちな今作において3000近いダメージはそのまま致命傷となりうる。
属性耐性も3rdのように容易な起動ができる訳ではない為、正攻法で戦う場合はかなりの強敵。
速攻で倒そうにも今作のこいつのHPは10000。防御・抵抗は低く火属性弱点も増えたがそれでも1ターンで始末するには相応の戦力が必要。
最も楽なのはジェーンによるあたしに続いて☆で先手を取ってガトリングレイドを叩き込む事だろう。
この手段を使えばたいていの敵は楽に倒せるとか言ってはいけない。


今作におけるネクロノミコンのドロップ率は1/64*4
ドロップテーブルにハズレ枠が無いので、3rdよりは少ない戦闘回数で入手できるだろう。
抵抗も230とだいぶ低く抑えられており、セシリアのレベルがよほど低くなければラッキーシュートでもちゃんとトドメを刺せる。

また、盗めるアイテムもちいさな花デュプリケイターレベルアップルと豪華なラインナップとなっている。
安定したマラソンを行う為にも、物語終盤でジェーンが仲間になってから挑戦する方が良いだろう。


*1 1st~3rdでは1%、Fでは約1.5%
*2 「公式ガイドブック」P194より
*3 「コンプリートガイド」P508より
*4 アイテムドロップが起きるか→どのアイテムをドロップするかの2段階の判定を両方成功すると入手。2つの判定の成功率はいずれも12.5%=1/8。