ドイツ/フランス RankII 軽戦車 AMX-13-M24
概要
2024年のハロウィンイベント【STRANGE THINGS】にて実装された車両。
名前の通り、フランス軽戦車のAMX-13 (FL11)の車体にアメリカ系戦車のM24の砲塔を搭載した車両である。
ゲーム内の表示ではドイツ車両となっているが、史実ではフランス陸軍やフランス植民地だったアルジェリアなどに配備された。
車両情報(v2.7)
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 42.9 |
| 俯角/仰角(°) | -8/15 |
| リロード速度(秒) (スキルMAX) | 6.5 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 一軸 / 25 |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 20 / 15 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 38 / 25 / 25 |
| 重量(t) | 13.9 |
| エンジン出力(hp) | 270 |
| 3,300rpm | |
| 最高速度(km/h) | 67/-7 |
| 視界(%) | 78 |
| 乗員数(人) | 4 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 75 mm M6 cannon | 1 | 37 |
| 機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun | 1 | 1000 |
| 機銃 | 7.62 mm M1919A4 machine gun | 1 | 1800 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 75 mm M6 | M72 | AP | 6.3 | - | 619 | 91 | 88 | 78 | 67 | 57 | 49 |
| M48 | HE | 6.3 | 666 | 463 | 10 | ||||||
| M61 | APCBC | 6.79 | 63.7 | 618 | 104 | 102 | 93 | 84 | 75 | 68 | |
小隊車両
解説
特徴
【火力】
M24と同じ3種の砲弾と煙幕弾が使用可能であるが、炸薬入りで貫通力も高いM61弾(APCBC)がメインとなるだろう。
M72(AP)は貫通力が低く、仮帽も被帽も付いていないため、距離減衰が大きく跳弾も発生しやすいため間違えて使用しないように気を付けよう。
M48(HE)は対空砲やオープントップを相手に使用する場合は十分な威力を持つ。しかし、後述の理由から本車両では不要な場面が多いかもしれない。
M24の砲塔をそのまま付けているためM2ブローニングを使用可能だ。対空砲や軽装甲車両に対してばら撒けば主砲を使わずとも撃破が可能である。
また、AMX13(FL11)と比較して仰俯角が広くなっており(-8/13→-10/15)、装填手が追加された事で約1秒短くなっている。
そちらを使用した事のある人が乗ると使いやすく感じるかもしれない。
【防御】
砲塔正面32㎜、車体正面20㎜とランクⅡの中でも紙装甲の部類である。
乗員4名のうち3名が狭い砲塔にすし詰めなため、砲塔に被弾すると行動不能に陥いるだけでなく、炸薬入りの砲弾であれば砲塔の直下の弾薬庫が誘爆してしまう。
機動力を生かして走り回っていると車体後部に被弾しやすく、普通の戦車ならエンジンを壊されるだけで済む事もあるが、本車はそのまま撃破される事も珍しくない。
一方で車体正面上部は鋭い傾斜が掛かっているため跳弾を誘発しやすく、車体正面から見て左側のエンジンルームが貫通した砲弾から乗員を守ってくれる事がある。
イギリス戦車に多い無炸薬の高貫通AP弾などは車体を串刺しにされるため過信は禁物である。
【機動性】
前進67km/h、後進-7km/hとやや後進が物足りない。
撃ちに出る時はすぐ下がり切れるように気を付けよう。
史実
▲1960年台初頭にアルジェリアで撮影された写真。正面の二台の砲塔側面には「ラマルク」と「ラガリソニエール」と書かれている。
1956年、フランス陸軍とDEFA(フランスの軍需産業)は老朽化したM24を近代化する手ごろな方法を模索していた。その中の一つに、最近正式採用したAMX-13の車体を換装する計画があった。この計画は正式に「AMX-US」の名がつけられたが一般的に知られている名は「AMX-13 Chaffee」などである。
この車両はごく少数が生産され、アルジェリアなどの植民地を警備する任務を課せられたフランス軍部隊に配備されていた。前線から撤退した後は操縦手の訓練車両などに転身したようである。
第二次世界大戦後、フランスの装甲部隊ではアメリカ製のM4シャーマンやパーシング、チャーフィーなどが主に配備されていた。フランスはマーシャルプランとMDAAの一環でこれらの車両を受け取り、1949年に拡張されたMDAAのおかげでM48パットンIIなどの新車両も受け取ることができた。最終的にフランスは1250両のチャーフィーを配備、運用することになる。
フランス軍は1954年から1962年のアルジェリア戦争と1946年から1954年の第一次インドシナ戦争の両方でM24を配備した。どちらの戦争でもかなり役立ったが後に完全にAMX-13に置き換えられることになる。
この車両を解説する前にこの戦車の逆バージョン、M24車体にAMX-13砲塔のバージョンを解説する必要がある。これも上記の老朽化したM24を近代化する計画で生まれた産物である。内容としてはM24の車体にAMX-13のFL.10揺動砲塔を載せるというもので、試作車は1956年に完成した。これは非常に安価で改造の手間も少ないため実用性があったが問題なのは主砲のCN 75-50で、この砲から発射される榴弾が信頼性の低いものでまた非常に感度が高く榴弾装填時には装填手が非常にピリピリしなくてはならないという事態が発生する可能性があった。また、車高が高くなるために重心も高くなり、それに伴い安定性も悪くなるので、この結果これの逆バージョンの制作が決定され、こちらが試作されるという流れになったのである。
1957年までにAMX-13の砲塔をM24に換装する作業が始まった。これは前車より安全性が高く、そもそも投入する任務がそれほど強力な砲を装備する必要のないもののため有用とみなされた。また、AMX-13の車体はM24より小型であるため、輸送も楽になり、全体的に前車より優っているのである。M24砲塔は特に大した変更は加えずそのまま流用された。タレットリングは拡張などすれば大丈夫だったが、しかしAMX-13の車体にM24砲塔を載せるのはM24のバスケットの高さを考えて少し無理があったため、車体と砲塔の間に八角系の台を噛ませ、車高を確保した。これにより車体底部とバスケットの間にゆとりが生まれた。「襟」と言うとかなりしっくりくるのではないだろうか。AMXの車体も「襟」を除いて変更されなかった。
1959年12月から1960年1月の間に試験が行われた。結果は非常に好評でアンバランスな見た目の割には人気があったようだ。フランス軍に対して百五十両の発注が寄越された。
AMX-USはアルジェリア独立戦争などで、短期間配備されいくつかは戦闘で失われた。オランに拠点を置く第9騎兵連隊などでも使用された。アルジェリアでの紛争の後、車両はフランスに帰国した。この後、この車両はほとんどが武装解除され、操縦手訓練車両として使用された。これらは1980年に全てが退役し、その後は単に廃棄されたり、射撃目標に転用されたものもあった。
これは蛇足かもしれないがAMX-13の日本語版wikipedia(英wikiにも)にはAMX-USはAMX-13の暫定初期型と記述があるが、これは間違いであると思われる。
小ネタ
本家War ThunderではAMX-13 (FL11)は全てのモードで格上、M24はリアリスティックバトルのみ格上の扱いとなっている。
それに対してmobile版では上記2両の格上扱いとなっている。
外部リンク
【War Thunder Mobile公式サイトのハロウィンイベント告知ページ】
https://wtmobile.com/news/halloween-2024-strange-things
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