アメリカ RankVII 自走式対空砲 M163 Vulcan Air Defense System / VADS
概要
M113装甲兵員輸送車に、20mmバルカン砲を装備した対空自走砲であり、単発火力は低いが発射レートは非常に高く、対空戦闘能力と機動力に優れている。装甲は無いようなものと思おう。
ちなみに、カタログ上では装填時間0秒となっている
機体情報(v1.21.3.27)
必要経費
| 必要研究値(RP) | *** |
|---|---|
| 車輌購入費(SL) | 331,000 |
| レベルMAX(GE) | *** |
| プレミアム化(GE) | 3,600 |
報酬・修理
| SL/RP倍率 | 2.1 |
|---|---|
| 修理費用 | 7 |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 75.0⇒107.1 |
| 俯角/仰角(°) | -5/80 |
| 速射速度(発/分) | 3,000 |
| リロード速度(秒) (変化無し) | 26.0⇒20.0 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 38 / 44 / 38 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 17 / 17 / 17 |
| 重量(t) | 11.2 |
| エンジン出力(hp) | 212 |
| 2,800rpm | |
| 最高速度(km/h) | 71/-16 |
| 視界(%) | 117 |
| 乗員数(人) | 4 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 20 mm M168 cannon | 1 | 2,200 |
弾薬*1
| 名称 | ベルト名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 20 mm M168 | 既定 | API-T/HEF-I/API-T | 0.1 | - | 1030 | 40 | 36 | 22 | 12 | 6 | 3 |
| HEI-T | HEF-I/API-T/HEF-I | 0.1 | 17.12 | 1030 | 40 | 36 | 22 | 12 | 6 | 3 | |
| API-T | AP-I/API-T/HEF-I/API-T | 0.1 | 12 | 1030 | 40 | 36 | 22 | 12 | 6 | 3 | |
弾種
| 名称 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| HEF-I | 0.1 | 12 | 1030 | 5 | 5 | 3 | 3 | 3 | 3 |
| AP-I | 0.1 | - | 1030 | 40 | 36 | 22 | 12 | 6 | 3 |
| API-T | 0.1 | - | 1030 | 40 | 36 | 22 | 12 | 6 | 3 |
| HEI-T | 0.1 | 17.12 | 1030 | 5 | 5 | 3 | 3 | 3 | 3 |
装甲*2
| 分類 | 場所 | 位置 | 材料 | 装甲厚 |
|---|---|---|---|---|
| 外部装甲 | 車体 | 正面 | アルミニウム合金5083 | 6mm |
| 側面 | 6mm | |||
| ラバースクリーン | 4mm |
所有能力
| 分類 | 場所 | 説明 |
|---|---|---|
| 水陸両用 | 車体 | 水上行動が可能 最高速度**/-**km/h |
研究ツリー
| 前車両 | Skink(US) |
|---|---|
| 次車両 | M3 Bradley |
| M247 |
解説
特徴
アメリカ軍が1960年代に開発した自走式対空砲。
現代でも戦闘機などに使用されているM61 20mmガトリング砲を搭載しており、40mm砲搭載のM42と比較すると地上戦には向かない車両だが、自走式対空砲の本分である対空戦闘に徹した車両と言える。
【火力】
射撃ボタンを押すとモーター音とともに砲身が回転を始め、砲弾が出る。その為、出会い頭などの急な発射には向かない。利点としては砲身が過熱しづらいため、連続発射に適している。しかし弾切れにもなりやすく、自軍拠点での補給を活用したい。対空戦闘では砲塔の旋回速度や発射速度は抜群で申し分ないが、対地上戦では貫徹力40mm程度と中戦車以上を相手にするのは厳しい。
【装甲】
軽量化を優先したアルミの装甲板で厚みもほとんどない。
中央部にオープントップ式の小型砲塔を持ち、砲塔にいるのは1人だけで、乗員は4人である。
車体レイアウトは特殊で、前方にエンジンと操縦席があり、左側後部にラジエーターと燃料タンクがある。砲弾は底部に格納されている。
【機動性】
それまでの軽戦車ベースの車体とは異なり、傑作APC(装甲兵員輸送車)のM113を改造した車両となるが加速や最高速度も良好で70km/hの高速を誇る・・・がスペック上の最大傾斜が17度までとなっている。後退速度も15km/h程度出てスムーズにバックできる。対空車両としては十分すぎる性能である。
史実
後継車となるはずだったM247自走対空砲が量産されずに計画が中止されてしまったため、実質的に本車がアメリカ陸軍最後の自走式対空砲となった。
兵員輸送車であるM113にVADSと呼ばれる対空機関砲システムをポン付けしただけの簡素なつくりで、探索レーダーは持たず、敵機追尾レーダーのみを搭載している。同じくM113の車体に近距離対空ミサイルを装備した、M730チャパラル地対空ミサイルシステムと合わせて野戦防空体制を構築するために開発された。
そんな本車だが、アメリカ軍独自の問題にぶち当たることとなった。そもそも対空戦車とは、制空権があまり確保されていない状況で地上部隊を敵機から守り抜く必要があるときに持ってこいなのである。ところがどっこい、アメリカ軍は"圧倒的な航空戦力で制空権を完全に確保し、その後に地上部隊を投入する"という戦術を採っている。つまり敵機が居ない状況下では、対空戦車は無用の長物となってしまい、何の戦力的価値もないのである。ならば制空権確保下でも攻撃を仕掛けてくる恐れのある低空目標(ヘリコプターや低空侵入してくる敵機)に対してはどうなのかといえば、対空戦車よりコストが遙かに安く、歩兵の携行が可能で1人で使用できるスティンガーミサイルや、軽車両に搭載できるアヴェンジャーシステムで十分対応可能であり、M163の対空戦闘の機会はほぼ無いと言っても過言ではなかった。
冷戦期の米軍の野戦防空体制(移動する地上部隊の防空)はソ連のそれと比較するとやや劣っており、特に主力となる対空車両が、M163とM730しか配備されていないことは非常に大きな問題として指摘されていたものの、それは杞憂に終わったのだった。
特に1989年のパナマ侵攻では、対空戦闘ではなく対地戦闘を主目的として送り込まれたほどで、もはや本車の主任務は対空戦闘では無くなっていたのである。そして1991年の湾岸戦争を最後に、その後は実戦投入されることも無く退役した。(因みに湾岸戦争において、皮肉にも本車は多くの地上目標を破壊している。)
なお、チリ・エクアドル・エジプト・イスラエル・ヨルダン・モロッコ・ポルトガル・タイ・チュニジア・韓国では未だに現役であり、韓国では車体を自国製のものに換装したものを使用している。また、イスラエルはもはやお家芸(?)ともいうべき魔改造を施し、4連装のスティンガーミサイルを装備させたものや、追加中空装甲を装備させたものを配備している。
小ネタ
外部リンク
コメント
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