フランス Rank III 中戦車 M4A4 (SA50)
概要
フランス陸軍ランクⅢ中戦車で、所謂「M50スーパーシャーマン」。
本車はランクⅣのAMX-13(ランクⅥ)が装備する75mm砲を装備しており、格上車両が相手でも対抗可能な火力を有している。
機体情報(v1.17.1.14)
必要経費
| 車両購入費(GE) | 4,150 |
|---|
報酬・修理
| SL倍率 | 3.9 |
|---|---|
| RP倍率 | 7.6 |
| 修理費用 | 4 |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 34.3 |
| 俯角/仰角(°) | -10/25 |
| リロード速度(秒) (スキルMAX) | 7.5 |
| スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し / - |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 63 / 38 / 38 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 76 / 51 / 51 |
| 重量(t) | 34.3 |
| エンジン出力(hp) | 400 |
| 2,400rpm | |
| 最高速度(km/h) | 44/-5 |
| 視界(%) | 121 |
| 乗員数(人) | 5 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 75 mm SA50 L/57 cannon | 1 | 62 |
| 機銃 | 7.62 mm M1919A4 machine gun | 1 | 3000 |
弾薬*1
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| 前車両 | - |
|---|---|
| 次車両 | M4A3E2(FR) |
解説
特徴
【火力】
本車が装備するSA50 L/57砲はパンターの砲を参考にしただけあって貫通力は非常に優秀である。
その最大貫徹力は開発弾のAPCBCで驚異の202mmで、格上に対しても十分過ぎる程の火力を持つ。
しかし、炸薬が無いため活躍するには弾薬庫などの弱点をしっかり撃ち抜く技量が求められるだろう。
また、装填速度は7.5秒であり、90ミリクラスの主砲と同程度の遅さとなっている。一撃で倒せないと味方に撃破を取られたり、反撃を受ける事に繋がる。
【防御】
ランク3ではシャーマンの装甲は頼りにならないため、被弾しない動きを心掛ける必要がある。
(車体、砲塔はM4A4型のもので同ランクの★M4A2や格上のM4A3 (76) Wに比べて若干正面装甲の傾斜が強くなっているが、装甲厚は10ミリほど薄い)。
また、側面や背面は38ミリしか無いため、対空砲でも警戒する必要がある。
【機動性】
基本的にはシャーマンそのものだが、どちらかといえばSherman IC Fireflyに近い機動性を持つ。
貫徹力の高い長砲身の砲を搭載した分重量が増加しており、本家のシャーマンシリーズに慣れていると少し鈍重に感じるかもしれない。機動性を活かした立ち回りというよりは後方支援に徹した方が良いだろう。
【総評】
砲塔を持った駆逐戦車と考えて使った方が良い。
貫通力の高さは同ランク内でも飛びぬけているため、真正面から撃ち合うよりも遠距離から狙撃する運用に適している。
しかし、mobile版ではほとんどのマップが狭い上に遮蔽物が多く、近距離での戦闘を強いられる事が多い。マップによっては敵の側面を取るような動きを求められるため、狙撃する事に固執すると活躍出来ないだろう。
史実
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Wikipedia(M50スーパーシャーマン(HVSS))
1956年頃、当時のアラブ諸国の主力戦車がT-34-85になりつつあったのに対抗してイスラエル軍ではこれまで配備していた75mmシャーマンのアップグレード化と76mmシャーマンの導入を試みた。
その際、旧75mm砲のシャーマンのアップグレードとしてフランスのAMX-13に搭載されていた75mm砲の搭載を検討、(この際AMX-13自体の導入も検討されていたが自動装填装置の信頼性等の問題から一度見送られた。しかし後に結局導入された)こうして本国製75mm砲搭載シャーマンにAMX-13の75mm砲を積んだものはM50 スーパーシャーマンと呼ばれた。ちなみにAMX-13の砲が自動装填式であったのに対しこちらは手動装填式となっている。
このM50 スーパーシャーマンは第二次中東戦争においてエジプト軍のAMX-13砲塔搭載型シャーマンと交戦しており、レバノン内戦以降は南レバノン軍などに供給された。
また、本車両は現在もイスラエルのラトルン博物館に所蔵されているので興味がある方は見に行ってみてはどうだろうか。
ラトルン博物館公式サイト M50
WT公式TwitterによるM4A4(SA50)開発開始66周年のツイート
小ネタ
主にイスラエル軍によって運用されたシャーマンの呼び名であり、魔改造されたものだけが必ずしもこの呼び名というわけではない。
- M1 スーパーシャーマン
アラブ諸国のT-34-85に対抗する為フランスから導入した76mm砲搭載シャーマン。アメリカツリーのM4A1(76)WやM4A2(76)Wと同じタイプであり、元々イスラエル軍にあった75mm砲搭載シャーマンと区別をつける為にスーパーシャーマンという名前が与えられた。「M1」というのは搭載砲がM1 76mm戦車砲であったことにちなんでいる。
(これに伴ってイスラエル軍ではシャーマンを呼ぶとき車輛の形式は無関係にM3 75mm砲を搭載したものを「シャーマンM3」、M4 105mm榴弾砲を搭載したものを「シャーマンM4」として区別した。)
- M50 スーパーシャーマン
AMX-13と同じ長砲身75mmを搭載した本車輛。ベースの車体ごとに違いがあり、資料によってはガソリンエンジン搭載タイプをM50 Mk.1、ディーゼルエンジン搭載タイプをM50 Mk.2として区別しているものもある。
ちなみに、この車輌は中東戦争にてエジプト軍のM4A1(FL.10)と交戦した記録がある。
- M51 スーパーシャーマン
恐らく最も有名であろう魔改造シャーマンであり1960年頃、アラブ諸国が導入を進めたISシリーズやT-55への対抗としてフランスがAMX-30用に開発した105mm砲を76mm搭載型シャーマンに搭載したタイプ。砲の先端に巨大なマズルブレーキを搭載したり、砲塔後部の延長により76mm砲塔への搭載を可能にしている。
1967年の第三次中東戦争では既に導入の始まっていたセンチュリオンやM48パットンと遜色無い能力を発揮し、エジプト軍機甲部隊相手に圧倒的な戦果をあげた。
外部リンク
●DMM公式
M4A4 (SA50) :砂漠の戦士
コメント
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- 貫徹力しか取り柄がない -- chicken 2025-07-30 (水) 21:07:17
- 言うてそれだけで戦えるから弱くはない -- 2025-07-31 (木) 06:02:45
