TAM 2IP

Last-modified: 2025-07-11 (金) 17:35:44

ドイツ/アルゼンチン RankVIII 軽戦車 Tanque Argentino Mediano 2IP

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概要

イベント【NEW GENERATION】にて実装されたオファー限定車両。
WTMobile初のアルゼンチン国籍の軽戦車で、軽戦車でありながら最大貫徹力408mmのDM33とリバースギアボックス、そして複合スクリーンを備えている。

車両情報(v2.5.0)

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)48.6
俯角/仰角(°)-7/18
リロード速度(秒)
(スキルMAX)
6.7
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
32 / 15 / 11
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
30 / 25 / 15
重量(t)33.0
エンジン出力(hp)720
2,400rpm
最高速度(km/h)±82
視界(%)84
乗員数(人)4

武装

名称搭載数弾薬数
主砲105 mm FMK.4 Modelo 1L cannon150
機銃7.62 mm FN MAG 60-40 machine gun14000

弾薬*1

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名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m
105 mm
FMK.4 Molelo 1L
DM12HEATFS10.51.271174400
DM512HESH11.24.31732127
DM23APFSDS4.2-1455337335330322314
DM33APFSDS3.79-1455408405398389379

装甲*2

分類場所位置対運動弾対化学弾
複合スクリーン車体正面と側面43~78mm188~330mm
複合スクリーン砲塔48~106mm177mm
フラットアーマー砲塔後部-100mm
分類場所位置材料装甲厚
外部装甲車体側面構造用鋼4mm
内部装甲エンジンと搭乗員の間均質圧延鋼装甲5mm

所有能力

分類場所説明
発煙弾発射機砲塔向けた方向に煙幕を展開する
所持数8個 消費2個

搭乗員機能*3

砲手代行装填手代行操縦手代行
車長

小隊ツリー

解説

特徴

 

【火力】
名前こそ違うが、砲弾などは105mm L7A3とほぼ同じである。
最大貫徹力408mmのDM33が使用できる事で格上戦でも戦えるようになっている。搭載可能な砲弾数は50発だが、21発以下に減らすことにより、車体から弾薬がなくなり被弾時の弾薬庫誘爆率を抑えられるだろう。なお、仰俯角が-7/18°なので、傾斜地での射撃が少しやりにくい。

 

【防御】
TAM 2IPの装甲は非常に薄く、車体正面上部の傾斜角が74°の11mm均質圧延鋼装甲、側面は15mmあるだけで、砲塔の30mmが1番分厚いという始末。しかしここ2IPにはIron Wall追加複合装甲として複合スクリーンが装備されている。複合スクリーンは車体・砲塔後部と車体下部を除く全周に施されているが、車体の運動エネルギー弾耐性は90mmしかなく、35mm以下のAPDSは弾けるもののAPFSDSでは25mmにすら貫徹されてしまう。また、操縦手ハッチには複合スクリーンは追加されておらず、ここはAMXの20mm機関砲にすら貫徹されてしまう大きな弱点となっている。
側面にも複合スクリーンが追加されているものの全体的に不足していて、12.7mmを超えるものであれば簡単に貫徹されてしまう。
砲塔も車体同様薄いのかと思えばそうではなく、Strf 9040BのAPFSDSを防ぐ事ができる。
時折、たまたま射撃でターレットリングを貫通される事がある。
TAM 2IPを正面から見ると、左側に車長とその後ろに砲手の真後ろが配置され、右側に装填手とその真後ろに装填手が配置されている。
砲手と車長はトランスミッションとエンジンによって保護され、運動/科学エネルギー弾の破片を吸収し搭乗員を保護する。しかし貫徹力が600mmを超えるATGMなどの破片は吸収しきる事が出来ず、最悪過圧が発生して搭乗員全滅でやられる事がある。

 

【機動性】
軽量なこともあり機動性は良好。リバースギアボックスを積んていて後退も前進と同じ速度が出るので撤退時には重宝する。
悪路や坂道には少々弱いものの、平地であれば快速MBTにも追従していける。

 

史実

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TAM戦車は1974年にアルゼンチン政府から出された要望に沿って、旧西ドイツのティッセン・ヘンシェル社(現ラインメタル・ラントジステーム社)がアルゼンチン陸軍向けに開発した戦闘重量30tクラスのMBTである。
「TAM」とは”Tanque Argentino Mediano”の略で、スペイン語で「アルゼンチンの中戦車」という意味である。
重量と開発コストを低く抑える目的から、ティッセン・ヘンシェル社は当時西ドイツ陸軍への配備が進められていたマルダー歩兵戦闘車の車体とコンポーネントを流用して開発を行った。

TAM戦車の最初の2両の試作車は1976年と翌77年に西ドイツで完成してアルゼンチンに送られたが、同国内のメーカーTAMSE社ではその後も陸軍の要求仕様に応じた開発を続け、西ドイツ製の試作車に対して1,450カ所もの仕様変更が加えられることでようやく生産型が完成した。
TAM戦車の車体の製作と最終組み立てはブエノス・アイレスの工場で、砲塔の生産と主砲およびFCS(射撃統制システム)の取り付けはリオ・テルセロの工場で行われた。

アルゼンチン陸軍の計画はこのTAM戦車200両余りと、TAM戦車と同系列の車体を持つVCTP歩兵戦闘車約300両の合わせて512両をもって陸軍の主力AFVを近代化しようとするものだったが、生産と配備は同国の財政事情の厳しさから思ったほどにはなかなか進まず、結局1994年8月までに両車とその派生型を合わせて約400両が完成した時点で生産計画はひとまず終了した。

TAM戦車の車体は圧延防弾鋼板の全溶接構造でベースとなったマルダー歩兵戦闘車とほぼ同一であるが、エンジン排気口は右側面に移動し後部の車体形状が改められ、兵員の乗降用ハッチの代わりに給弾用ハッチが設けられ、構造重量の増加に対処して各部の強度が高められている。
この車体の防御力は、榴弾の至近爆発で生じる破片と口径20mm程度の徹甲弾に対して有効だという。
車体前部右側には機関室、前部左側には操縦室があり、フロント・ドライブ方式が採用されている。

ラジエイターは車体後部にあり、上面にはグリルが開いている。
砲塔も車体と同じく圧延防弾鋼板の全溶接構造で全周旋回が可能であり、マルダー歩兵戦闘車の兵員室に相当する部分を戦闘室としてその上部に搭載されている。
砲塔内の配置は右前方に砲手、その後方に車長、左側に装填手となっており、車長用ハッチには8基のペリスコープ、装填手用ハッチには旋回式のペリスコープ1基が備えられている。

照準装置は砲手用のTZF光学照準機と車長が操作する映像照合式測遠機、ならびに車長用TRP-2A非安定型パノラマ式照準機で構成され、主砲の俯仰角は-7~+18度となっている。
装填手席に近い砲塔の左側面には、給弾用のハッチが設けられている。
主砲には当初イギリスの王立造兵廠製の105mmライフル砲L7A1が採用されたが、現在はドイツのラインメタル社製の105mm滑腔砲Rh105-30の国産型であるFM K.4 Modelo 1Lに変更されている。

弾種はAPDS(装弾筒付徹甲弾)、APFSDS(装弾筒付翼安定徹甲弾)、HEAT(対戦車榴弾)、HE(榴弾)、HESH(粘着榴弾)、WP(白燐弾)が用意されており、砲塔後部のバスルに20発、車体に30発の合計50発の105mm砲弾が搭載される。
副武装としては主砲同軸および車長用キューポラにベルギーのFN社製の7.62mm機関銃FN-MAGが各1挺ずつ、砲塔後部左右に発煙弾発射機が各4基ずつ装備されている。

7.62mm機関銃弾の搭載数は、6,000発となっている。
パワーパックはドイツのMTU社製のMB833Ka-500 V型6気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力720hp)と、レンク社製のHSWL194遊星歯車式自動変速機(前進4段/後進4段)の組み合わせになっており、車体前部右側の機関室に収められている。

TAM戦車はこの仕様で戦闘重量31tと軽量コンパクトにまとめられており、およそ24hp/tの出力/重量比を得て72km/hという高い路上最大速度を実現している。
TAM戦車は西側の戦後第2世代MBTレベルの戦闘力と戦後第3世代MBTレベルの機動力を備えているが、装甲防御力は機関砲の直撃に耐える程度で戦車砲には全く対抗できないため、この防御力の弱さが大きな弱点となっている。

小ネタ

加筆求む

外部リンク

youtube

 

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インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • これ乗ってる人上級者ってイメージが謎にある -- 2025-01-11 (土) 23:52:07
  • それな -- 2025-02-22 (土) 12:42:35
  • 迷彩めっちゃ中華戦車に見えるの僕だけ? -- 2025-04-27 (日) 20:23:23

*1 爆薬量はTNT換算
*2 対120mm DM53&DM12A1
*3 気絶した搭乗員の役割を代わりに行える